TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

行列式の勉強

2011年06月14日 08時58分22秒 | 数学
 線形数学の復習をしているところだが、予定の本を変えて「代数学と幾何学」滝澤精二著 広川書店 にした。「ゼロから学ぶ線形代数」はやさしく面白くかいてある。私は行列式の所で途中で脱線、大学時代に苦しめられた滝澤先生のこの本に戻った。「ゼロから学ぶ線形数学」の参考文献にもなっており、この際だから読んでみようという気になった。

 大学に入学して1年目、この本は教科書として「数学1」という科目に使われた。始めに行列式が定義され、複雑な式が並ぶので難解だった。記憶ではこの科目の単位を取れずにもう1年学び直したと思う。この教科書の練習問題や問題の所に解くことを順番に指名された学生の名前が残っていたのだが、私と同期の学生の名前が書いてある単元の他に、一つ下の後輩たちの名前が残っている単元を発見したからだ。

 そんなこんなで、この「数学1」には悩まされた。一般には大学では「線形代数」とか「線形数学」とかいう科目になっていたのだろう。この教科書には当時の私のメモが残されていた。どうやら私はノートを取らずにこの教科書の予習や復習をしていたらしい。
 最近ノートをとりながら数学書を読むことが増えて来たのでリベンジしたくなったのだ。以前もノートをとって数学書を読んでいたが、仕事に追われていつのまにか読まなくなることが多かった。空が合間、退職をして時間があるのでノートを取りながらじっくり読むことが出来る。
 線形数学を学び直すのは「ガロアの理論」で必要になるからというのも理由だが、大学での基礎科目の線形数学を十分に学んでなかったことが、いろいろな数学書を読む上での障害になっていることが分かったからだ。それと、昨年は高校数学の復習をしたので、今年はその続きの大学数学かなー、と思ったから。

 行列や行列式の話しは、数学の記号が難しく、なかなかアップができないが、画像にしてそのうちアップする予定。
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