TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

1/7と循環小数 その2

2012年09月18日 00時57分52秒 | 数学


 教科書には

2/7 = 2÷7であるから、これを縦にわり算すると


ところで疑問点は
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1/7を小数で表したときの循環節142857について
142857×1 = 142857
142857×2 = 285714
142857×3 = 428571
142857×4 = 571428
142857×5 = 714285
142857×6 = 857142
142857×7 = 999999

のように142857の順が代わり、7倍では999999となる。これはなぜだろう。
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であった。

まずは 142857×7 = 999999の解説。

1/7を計算すると循環節142857が現れる。


この計算を利用する。1を7で割ると商が0.142857で余りが0.000001

となっているから、1割る7を1000000÷7でも数の表れ方は同じ。

1000000を7で割ると商が142857で余りが1となる。すなわち
こんなぐあいだ。


したがって、1000000から余り1を取り除いた残りの数999999は7の倍数となる。
これで
999999÷7=142857 が分かった!

つぎは
142857×2 = 285714
142857×3 = 428571
142857×4 = 571428
142857×5 = 714285
142857×6 = 857142
などの説明。


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