TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

研究会笛デビュー

2014年07月02日 09時40分08秒 | お囃子


お囃子の研究会で笛デビューをすることになった。  
当日は結構緊張していた。早めに出かけて、隅田川のほとりで練習。


 稽古のときに昇殿が合わなかったので何度も。
さて、集合場所へ。その前に飲み物を買おうとおもったら、パス入れが見当たらない。 ICOCAカードやQUOカード、ポイントカードが2種類ほど入っていたが、どこかで 落としたらしい。
 総額3000円ほどの損害か・・・。集合時間が迫っていので探す時間も なかった。道ばたへ寄付したんだという気持ち。
 集合場所にある観音様にお参り。お賽銭200円を奮発して会場へ。
ここの会場は、以前兄弟子が笛デビューしたときに笛が鳴らなくなったというジンクスがある。 ビールなどアルコールはなるべく控えてしずかに出番を待つ。


 いよいよ本番。笛の調子も良くこのままいけばいいかと思ったのだが、
思い他会場の雰囲気が・・・。 いつもならお酒も入っておしゃべり、
おはなしが聞こえながらの演奏なのだが、妙に静かだった。
 緊張がますます高まり、屋台、昇殿の昇殿辺りで身体が震えて、口が渇きだし、
音がスカスカに なってきた。笛の位置を修正してもなかなか鳴らない。
笛が鳴らなくなると話し声が聞こえて来た。
 あーだめなんだな、と思うとますます緊張が高まった。
 四丁目に入る。お祭りでいつも吹いていたので、気分が楽になった。
試しに唇をなめてみたら 音が鳴って来た。少し落ち着きをとりもどしたようだ。
しかし・・・。下太鼓の玉(ソロ)のところを 飛ばして次へ行ってしまった。
 屋台に戻り、何度も唇をなめ、口の乾燥を防ぎながら笛の位置を修正し、何とか
音を出し続け、終わった。冷や汗をかいた。周りの人が慰めてくれた。
「初めてにしては良く出来た。」と言われたが、次からは失敗出来ないか・・・。

 終わったときに他社の方が来て、笛を見せてくれという。三本調子の笛だったが、
「この笛を若い人に見せたい。」という。この社では四本調子が普通だと以前聞いた
ことがある。 励まされた感じだった。
 隣の社の笛上手な方が、「どこでどうやって習ったんですか?」と聞いたので
「会長さんのテープを何度も聴いて覚えました。」といったら、嬉しそうに
「それがいいんですよ」 といってお酒をついでくれた。「音が出なくって」
といったら、「初めてにしては上出来、100点満点」 となぐさめてくれたので救われた。
笛の修行はまだまだこれからだ。
 

コメント
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