イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

田辺湾釣行

2014年04月16日 | 釣り
場所:田辺湾 塔島
条件:大潮 6:05満潮
釣果:チヌ45センチ以下3匹 カワハギ2匹


今日はこの春最後のチヌ釣りだ。なんとか年なしを釣り上げたい。

今日も釣り客はたくさんだ。増税も高速代が上がってもここは関係ないようだ。



そう、経済的には相当厳しい状況になってしまった。
今日の費用は高速料金が往復で2,930円、ガソリン代がざっと3,300円、エサ代が約1,700円、渡船代が4,000円、合計11,900円あまり。
結構な額になってしまう。渡船代も一昨年だったか、一気に500円上がってしまったし・・。
これでもエサ代をそうとう節約しているのだ。刺しエサはオキアミしか使わない。若い頃は高速代を節約するために、行きは由良峠を越えて一般道を走ったものだったが一度楽をしてしまうとそうもいかない。体力的にもきつくなってきた。
唯一の救いは帰りに買うコーヒーの自販機の値段が変わっていなかったことくらいだ。




これだけの人がいても、紀州釣りをする人間は僕だけのようだ。この釣りも相当マイノリティになってしまった。
そのおかげで今日も塔島の一番のポイントに入ることができた。
大潮なので潮が早いのは覚悟していたが、流れる向きが一定しないしおおむね手前に押してくる流れだ。



こんな日はかなり厳しい。エサ取りは相当いるようだがなかなか本アタリがない。
最初のアタリは、午前8時半頃、潮の流れが緩んだときだった。2回目は午前10時を回った頃やはり潮の流れが緩んだとき。
流れのタイミングなのか、このときだけ底がうまい具合に取れていたのか、いつまでたってもこの塩梅がよくわからない。まあそれがこの釣りの面白いところではあるのだが・・。

それから先は悶々とした時間が流れていく。
底がうまく取れているのかどうか確信がもてないままだ。そんなときはいろいろなことが頭をよぎる。
新しい社長はまたリストラをするのだろうか。そのときに僕は生き残ることができるのだろうか。いざクビになったとき、こんな人間が働ける場所があるのだろうか・・・。
フェイスブックを見ていると、かつての同期は政治家に転身したようだ。大きな志をもっているのだろうが僕はここで釣竿を握っている。これでいいのだろうか・・・。
論語では「五十にして天命を知る。」とあるが、天命を知るどころか自分がどんな役にたっているのかさえわからなくなってくる。
釣りをするときはそれだけを考えたいところだが悩みは尽きない。

最後のアタリはラスト2投でやってきた。この時間も潮が緩んでいた。その前からすこしずづアタリが出ていた。ボラが掛かりサンノジが2匹。カワハギが1匹。
これが今日の最大45センチだった。
あと1時間続けることができればもう少し数を伸ばせたかもしれないが迎えの船がくる時刻になってしまった。

今日の磯はすごくゴミだらけだった。前の日の釣り人が残していったものだろうか、それともヒジキ漁にきた漁師がほうりっぱなしで帰ってしまったものだろうか。とにかくコンビニ弁当の残骸がいっぱいだ。



タバコの箱とコーヒーの飲み差しも落ちていたが後から渡礁してきたエギングチームのものだ。どうしてそのままにしておくのだろうか。スタイルだけは超一流のようだがそんなマナーだから君たちにはイカが乗ってくれないんだよ。

片付けを終わって少し時間があったのでゴミ拾いをしてみたが、ヌカダンゴを入れてきた米袋がいっぱいになってしまった。
世間の役には立てないが、磯の美化には少し貢献ができたのかもしれない。






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水軒沖釣行

2014年04月15日 | 釣り
場所:水軒沖
条件:大潮6:02満潮
釣果:グチ 3匹

昨日からの4連休、いきなり出勤の憂き目に遭い今日から3連休だ。明日は田辺に行きたいと思っているので今日は近場で我慢することにした。
天気が悪いと家でゆっくりできるのだが風と波がないとわかってしまうと相変わらず家に居ることができない。難儀なものだ。



沖の一文字を出たところでグチとコウイカを狙ってみた。
イカの仕掛けを1本、グチの仕掛けを2本。

20年以上前になるが、この3本の竿は当時、国内メーカーの竿の中では一番高価なバスロッドだった。



エバグリーンのコンバットスティックという。定価だと1本5万円以上する。その頃、バス釣りに凝りまくっていた僕は5本も買ってしまった。
使っていたリールもシマノの一番高いベイトリールだった。
なんともバブルな話だ。今では、今日は500円分のエサを買おうか、300円にしておこうかとゴカイの自販機の前で悩む毎日だ。
そんなスーパーエリートのバスロッドも今ではイカを釣ったりキスを釣ったり、本来のお役目からは比べるとものすごくしょぼい仕事をさせられている・・・。
なんとなく悲しいサラリーマンの物語ともオーバーラップしてしまう。

釣りについては水軒の沖をあちこち流してみたが、アタリは4回だけ。コウイカはまったくアタリがなく、午前9時で終了。
去年の秋はほとんどの魚がハリを飲み込んでいたが今日はすべて口元に掛かっているだけだった。
大潮の割りには活性が悪かったのだろうか。
この魚はいつまで釣れる魚かを知らないのだが、もう終わりに近いのかもしれない。


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加太沖釣行

2014年04月12日 | 釣り
場所:加太沖
条件:10:54干潮
潮流:8:36転流 11:30下り2.5ノット最強
釣果:真鯛40センチ以下2匹

今日の休みも天気がいい、おまけに今日は潮もいい。
毎回同じ釣りだがやっぱりこの釣りは面白い。


今日は転流時刻が午前8時半なので朝は少しゆっくりで午前5時半出発。
潮が変わる前に一度メバルを調査してみたくて港の近くの釣り具屋さんを覗くと、シラサエビを置いていない。こんな田舎の片隅にも効率というものがはびこってきているのか・・・。

田倉崎を越えるとものすごい船の数だ。見渡せるだけで200艘くらいは出ているのではないだろうか。



これはメバルどころではないぞ、釣れているのかもしれない。
僕も急いで戦列に加わった。
しかしやはり潮が動かないと魚は釣れないようだ。少しでも潮の動く場所を求めて中ノ瀬戸へと近づいてゆく。
相変わらず帝国軍の嫌がらせはなく、この1艘だけがプレッシャーを与えに来ただけだ。しかし、突進してきて急旋回で真横に船を着けて来るとは危険極まりない。だいたい他にも同盟軍の船はたくさん居るだろう。どうして僕に襲いかかるんだ。
どう見ても魚を釣りそうな腕前を持っている船頭には見えないだろうが。



最初のアタリは午前9時。今日も時間通りだ。しかしこれはエソ。どちらにしても潮が動き始めのか・・・。
次のアタリは午前9時半。小さいけれどもなんとかボウズを免れた。

この時間くらいから、どうもおかしいと感じ始めた。潮が下りのままだ。実は潮流表を見誤っていて、今日は上りの潮だと勘違いをしていた。
頭ではもうすぐ上りになると思いながら釣っていたのでおかしな感じがしていたのだ。もっと真剣に調べておかねばダメだ。

潮が下っていると確認したので潮上に上がって下りに面したかけ上がりを狙うことにした。これが功を奏したようだ。すぐにアタリが出た。午前10時。こんどは40センチ。
とはいえ、今日は潮流が2.5ノットというわりにはかなり弱い流れしかなかった。中ノ瀬戸も大きな流れがなく、潮流の中を泳ぐ魚の姿を余裕で観察することができるほどだ。



いつも魚が跳ねているのだが、いったい何なのだろうと思っていたら、これはボラだな。これではルアーを投げても無駄なはずだ。しかし、ボラというのはどこにでもいるものだ。

おまけに底の方はほとんど潮が流れていないようだった。

流れが弱いのでここに船が集まっていたのかもしれないが、下り潮とわかっていたら、コイヅキの方に行ったほうがよかったのかもしれない。

加太の釣り船の釣果を見ていると潮が流れなかったというコメントが出ているところがあった。
それでもハマチやメジロが混じって釣れていたようだ。
プロには勝てない・・・。



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加太沖釣行

2014年04月07日 | 釣り
場所:加太沖
条件:小潮 9:41満潮
潮流:10:08転流 12:32 上り0.8ノット最強
釣果:真鯛58センチ カスゴ2匹

今日は潮はいまいちだが天気はすこぶる良いようだ。この潮ではあまり自信はないのだがまあ、ダメもとで行ってみた。
転流時刻が10時を回ってからなので朝はゆっくり出発だ。午前8時を回ってから出港。

風はまったくなく、海面は鏡のようだ。

  

クルージングをしていても気持ちがいい。



ついでに出発前の隣の港の風景は桜と相まってきれいな景色だ。





この潮では限りなく中ノ瀬戸に近づかないとなかなか釣果にあずかれないだろうと思いながら田倉崎を回るとテッパンポイントから中ノ瀬戸にかけはほとんど船が出ていない。
ウワテのほうには帝国軍の船団ができていたがそれも北上するうちにどこかに隠れてしまった。

今日はおだんごクラブの会長さんと管理人さんも加太へ出撃されている。
おだんごクラブと言うよりはビニールクラブだ。ビニールクラブと言っても昔流行ったいかがわしい本を見る会ではない。ビニールで鯛を釣るのだ。
帝国軍と同盟軍に分かれているとはいえ、狙いは同じ。シモテに到着して管理人さんに電話をしてみると、すでに管理人さんは3匹、会長さんは5匹釣り上げておられるそうだ。それもここのすぐ近くで。
う~ん、僕は寝坊をしてしまったようだ。とはいえ、これからもまた潮が動き出す。まだチャンスはあるだろう。
おまけに管理人さんの情報では、もう引き上げの時間らしい。ということは、この海域には帝国軍がいないということだ。今日はここでじっくり狙おう。

潮が動き始めて30分の午前10時半。まったく予想通りにアタリがあった。それもかなり大きい。十分食い込ませたつもりだったがフッと軽くなってしまった。
仕掛けを確認してみるとハリが折れていた・・・。



なんということだ、仕掛けを使いまわしたのがいけなかったのか、50本175円(税込み)のハリは品質にばらつきがあるのか・・・。
普通は折れないだろう・・・。

続いてアタリがあるがハリには乗らない。



潮の流れが穏やかで波もないので見破られているのか・・・。


4回目のアタリでやっ魚を獲ることができた。大きい。58センチだ、その下にもう1匹付いていた。


時合は1時間ほどであった。その後は1回だけアタリがあってそれもバラシ。

偵察を兼ねて中ノ瀬戸を越えて回廊の北側の出てみた。



画像の場所は水深58メートル。こんなに陸地が近いのにこの深さだ。
やはり帝国領内は恐るべし。

この場所でもアタリが頻発したが、獲れたのは小さなカスゴ1匹だけ。
今日は記憶しているだけでも6回のバラシ。
もう少し確率を上げたいものだ。

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水軒沖釣行

2014年04月02日 | 釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 7:29満潮
釣果:コウイカ 1匹

休日は2日連続で釣りに行ったので、今日は安息日にしようと思っていたが風がなくて穏やかな天気だとわかってしまうと朝から家に居るとなぜか罪悪感にさいなまれてしまう。

とりあえず海に出るだけでいいと思ったので港のすぐ沖でコウイカを狙ってみることにした。
日曜日の朝の釣り番組で田ノ浦のコウイカ釣りの放送をしていたので水軒沖でも釣れるのではないかと考えた。
コウイカは冬にしかやったことがないのと、以前にも季節はずれに狙ってみたが、やっぱりそのときもダメだったので釣れる確証はなかったが今日はとりあえず海に出るだけでもいいのだ。

なるべく動きたくないので沖の一文字を出たところからスタート。


アタリはない。
少しずつ沖へ移動。新々波止から大分沖へ流されたところ、紀ノ川側から潮目が近づいてきたところでアタリ。
本当に釣れてしまった。やっぱりいるんだ。

しかし、アタリはこれだけ、潮が止まってしまった。

桜の季節だし、花見にも行きたいので午前8時に終了。

工事が続いていた港の出口の橋の補修が完成していた。
大きなゴムのブッシュが付いている。これは耐震工事のようなものだったのだろうか?





道すがら桜の散策。

帰りの道中のスポットは無人。



燃料補給を兼ねて出かけた和歌浦周辺も人はまばら。



人は少ないほうがいい。
今年は満開の桜を観ることができた。


増税から2日目、はじめて買い物をした。
釣りに出る前にいつも立ち寄る24時間営業スーパー、いつものウーロン茶は68円から70円になっていた。
ガソリンも値上がりしていた。

 

じわじわ生活を脅かしてゆくのだろう。


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加太沖釣行

2014年03月28日 | 釣り
場所:加太沖
条件:中潮10:42満潮
潮流:8:43転流 11:28下り2.3ノット最強
釣果:真鯛56センチ以下2匹 ハマチ1匹 ガシラ1匹

今日の潮の時合はかなり遅い。この季節は忙しく、タラノメも早く行かないと大きくなってしまうし、誰かに盗られるとこれまた悔しい。
♪誰かに盗られるくらいなら、いっそ枯らしてしまいたい~♪(石川さゆりの「天城越え」でどうぞ)
だから夜明けを待ってまずはタラノメ採りに出撃だ。

いつものポイントは今年も無傷でいてくれた。



1日では食べきれないくらいのタラノメを収穫。



家に帰って装備を取替え、港へいざ出陣。

午前9時までに加太沖に到着すればいいので楽なものだ。

すっかり夜は明け、海はすこぶる穏やか。

 



前回はボウズだったので今日はさまざまなリサーチと今までの検証から新しい仕掛けを準備していた。
僕のボスはほぼ毎日、朝礼でお経のようにPDCAが大切だとのたまわれている。お経なので、誰かの受け売りで唱えているだけだと思うが・・・。
僕も仕事でPDCAを回すことはないが、いざ魚釣りとなると、計画、実行、検証、修正はどんどんおこなえるのだ。
この情熱を仕事に振り向けることができればもっと出世をしていたかも知れないが、そんなことになるとくだらない会議やなにやかやで休みを奪われる。ボスを見ていると、こんなくだらないことをよくまじめ(かどうか知らないが・・)やっていられるものだと思う。
だから現状維持で十分だ。


今日は下り潮なのでいつものテッパンポイントから離れて、コイヅキ周辺からスタート。
今日の仕掛けは、下半分が新型、上半分は信頼性が高い従来のパターンにしている。

帝国軍が2艘出ていたのでそのそばでスタート。



流し始めてまもなくアタリ。
少し油断をしていたので残念ながらバラシ。これは従来のパターンに食ってきた。
しかし、久々に帝国軍にロックオンされこの海域から撤退を余儀なくされてしまった。

今日はこの海域でなんとか続けたいので少し離れ、以前に見つけていた漁礁回りで釣りを再開。
本当は向こうに見える帝国軍のそばでやりたいのだが・・・。



しかし、ここでもまもなくアタリが出た。
十分食い込んだだろうと、緩くなっていたドラグを締めたのが悪かった。またまたバラシ。
残念。しかし、この魚は新型の仕掛けのほうに食ってきていた。
少し自信が出てきた。いい感じだ。


潮がはっきり下りの感じになってきたので、コマサキに近い場所に移動。
潮流は複雑だ。場所によって船が流されていく方向が全然違う。
これが美味しい魚を育んでいるのだろう。



うまく場所が当たったようだ。
ハマチが食いついてきた。引き上げてみると、まだ下のほうに魚がついている。
下は真鯛だった。新型仕掛けで早くも1匹確保だ。これはうれしい。この春もこれで戦えそうだ。

午前10時半くらいだっただろうか、何度か同じ場所を往復しているうちに自己記録になる56センチが釣れた。

その後、ロスタイムに入る頃にアタリがあったが、強烈過ぎてリールを巻き続けることができず、あえなくバラシ。
今日はこれで終了。


今日は3月最後の休みなので、増税前に買えるものは買っておこうと、釣具屋さんとホームセンター、ガソリン、軽油を買いに行ってきた。
4月からは高速料金も上がり、燃料も上がるらしい。3%のアップも大変だ。
どんどん世知辛くなるが、なんとか魚釣りはつづけていきたものだ。




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田辺湾釣行

2014年03月24日 | 釣り
場所:田辺湾 塔島
条件:小潮 10:14満潮
釣果:チヌ47センチ以下5匹 ヘダイ47センチ カワハギ23センチ以下2匹 カンダイ37センチ1匹


3月中に1回はチヌ釣りに行きたいと考えていたので、今日の休みの前の日と次の休みの前の日は勤怠を早番にしてもらっていた。最後まで勤務すると帰宅が午後11時になってしまう。これでは体がきつすぎる。なんとも厄介なことになってしまったものだ。
今日はグッと気温が上がる予報なので迷わず田辺へ出撃だ。

去年は2回とも厳しい天気だったが今日はすこぶるいい天気だ。
きれいな朝日と物憂げに空を見るゴリラの岩のコンビネーションがいい感じだ。



水温もかなり上がってきているようで、きょうは釣れる気がムンムンする。
その気持ちが竿の先に伝わったか、1投目からアタリだ。
大きなカワハギがすれアタリで釣れてきた。魚の活性はかなりいいようだ。やっぱり期待が持てる。
すぐ後にまたアタリ。チヌではないがカンダイが釣れた。いい感じだ。

怒涛のアタリラッシュは午前7時半頃にやってきた。4連発でチヌが掛かった。
今日はいったい何匹釣れるんだと期待が高まったが、そのあとは潮が動かなくなってしまい、まったくアタリがなくなってしまった。
沖磯でこれだけ静かな状況はかなり珍しいのではないだろうか。



気持ちはいいが、アタリがないのが辛い。

次のアタリは午後12時、少し潮が動き始め、ボラが廻ってきていたのでまたボラかと思いきや、巨大なヘダイだ。これだけ大きなヘダイは珍しい。ヘダイ独特の模様も消えてしまっている。この磯の主の1匹ではないのだろうかというような威容だ。

せっかく潮が動き出したが沖のほうからうねりが入ってきた。紀州釣りではこんなうねりの状況は厳しい。差し餌が海底で安定しない。
納竿直前に今日最後のアタリ。うねりが若干収まってきたときだった。
再び時合かと思ったが、この1匹で終わってしまった。
どうも満ち潮に変わったときから沖から冷たい潮が入ってきたようだ。
これが後半まったくアタリが遠のいた原因かもしれない。


帰りの道中、何気なくラジオを聞いていると、センバツ和歌山代表智辯和歌山が試合中だった。延長12回、そうか、それでは僕の息子も甲子園に行っているのか・・。全然知らなかった。
延長15回、あえなくサヨナラ負け。この学校は高校三年生になるセンバツが最後の甲子園応援になる。息子の甲子園もこれが最後になってしまった。残念・・。
緊張した試合のおかげで帰りは眠くならずに済んだ。これで勝つか引き分け再試合になってくれていたら・・・。


磯の釣りの回数が減り、体力も衰え、かなり疲れているのだが、タラノメスポットが気になる。3日前はまだまだ芽は固い状態だったが、ここ2日の気温上昇でかなり大きくなっているのではないかと思うと疲れていてもタラノメを採りに行かなくてはならない。少し遠回りなるがポイントに寄り道してみた。
まだまだ小さい芽もあるが、食べごろになっている芽も出ていた。

チヌといい、タラノメといい、やっぱり今年の冬はかなり寒かったようで、本格的な春を迎えるにはもう少し時間がかかるようだ。


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加太沖釣行

2014年03月19日 | 釣り
場所:加太沖
条件:中潮 7:37満潮
潮流:5:40転流 8:42上り1.5ノット最強
釣果:ボウズ

加太へ向かうのも久しぶりになってしまった。
春は海が荒れる日が多いしワカメも採らなければならない。気がつけば3週間ぶりの釣行だ。
朝のうちは波が高い予報だが潮流に合わせると夜明け前には出港しなければならない。紀ノ川を越えるあたりまでは波は大したことはなかったが、田倉崎を越えると波が高くなってきた。
波高はかるく1メートルを超えているようだ。山に乗り上げるとその後はドスンと船首が海面に打ち付けられ、谷に落ちると今度は船首が海面すれすれまで沈み込む。これはかなり怖い。
うねりは大きくないので微速前進でポイントへ。

 

しかし今日は帝国軍がかなりの数出ている。それも僕のテッパンポイント付近だ。なにやら期待が持てそうだ。

期待は大きかったがまったくアタリがない。今日は新色のエサ板を試してみたのだがこれが悪かったのか、それとも昨日の雨が悪かったのか、はたまた高仕掛けで臨んだこと自体が悪かったのか・・・。
春の釣りは難しい。というか、全然わからないというのが実情だ。まだま試行錯誤が続きそうだ。

わが社のように船頭が多いと船は山に登ってしまうが、僕はひとりでも山に登ってゆく。
魚が釣れないのなら山でタラノメだ。港の近くの山に登ってタラノメ採りに行ってみた。渡船屋のおじさんも原チャリに高枝切りバサミをくくりつけているのを見て、「こいつはここに何をしに来ているのだ?」と思っているに違いないが、魚釣りでも山菜採りでも大切なポイントは人には教えないのだ。

山の入り口はすでに刈り取られてしまっていたが、奥のほうは手付かずで残されていた。
どうも僕のコンペティターのひとりは散歩の途中に大した装備もなしにやってくるらしい。去年は奥のほうもやられていたのでまだまだたくさんのコンペティターが蠢いているようだが、今年は僕の勝利だ。
こういうときは、会社で売上予算を達成したときより何十倍もうれしいものだ。なんとも困った性格だ・・・。



今日の夜は刺身はないが、タラノメの天ぷらをお腹いっぱい食べられそうだ。

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加太沖釣行

2014年02月26日 | 釣り
場所:加太沖
条件:中潮10:13干潮
潮流:8:46転流 11:18下り1.9ノット最強
釣果:マサバ42センチ以下4匹 ゴマサバ5匹

昨日、2月もあと4日で終わるというのに、来期の予算が決まっていない。月末までには3月の予算をサーバーにアップしなければならないのにこのありさまだ。このままでは休みが吹っ飛びそうだ。しかし、サバはまだ加太の沖に留まっているはずだと思うと休まなければならない。
こんなこともあろうかと事前に予算はこのくらいだろうと予測をして組み始めていた。夕刻、やっと予算がメールで送られてきた。ほぼ予測通り。部下にはこれで予算を組んでおいてくれと依頼をしておいたので今日は無事に休みを取ることができた。


サバが釣れるのならチョクリが有効だろうと今日は竿を2本携えて出港。



この1週間、ほぼ毎日午後11時帰宅で各日釣行はしんどいが、今日の潮流ではゆっくり出発できる。
このところプロペラシャフトから水が漏れているのでスタンチューブを追加する作業をしていたら出港は午前8時前になってしまった。

いつものテッパンポイントに行こうと思っていたが、今日はかなり沖のほうで船団ができている。チョクリをしている船もいるようだ。僕もこの船団にまぎれて釣りを開始。
まずはチョクリの仕掛けを船首にセット。手持ちの高仕掛けの準備をしているとチョクリの竿が曲がっている。
サバが掛かった。それもかなり大きい。今日の夕食も美味しいものになりそうだ。

サバもほしいが真鯛も欲しい。この海域を離れていつものテッパンポイントに向かった。
魚探にはかなりの影が出ている。2回目の流しで再びチョクリの仕掛けにアタリ。高仕掛けを置いて置き竿に向かおうとするとこっちにも食ってきた。大きな群れにぶち当たったようだ。急いで仕掛けを巻き上げるとサバが2匹。
チョクリの仕掛けを巻き上げるがサバらしい引きがない。重さだけはあるのでこれは仕掛けが絡まってしまっている感じだ。
思ったとおり、魚がダンゴになっていた。8本の針に6匹付いていた。
今日の仕掛けは去年引退したおじさんにもらった仕掛けで、くしくも9年前の今日作られたものだった。絡ませてしまったのはもったいなかった。



その後はアタリもなく時間だけが過ぎてゆく。
真鯛らしいアタリは潮流が最強を迎える直前11時頃だった。小さなアタリが出たがすぐにはなされてしまい、すかさず仕掛けを下ろしなおすとすぐにアタリがあって今度は2メートルくらい食い上げてきたが残念ながら針には乗らなかった。
サバは合計9匹。おかずは十分確保できたの11時30分に終了。


今日の天気はまことに穏やか。
行きは鏡のような水面を滑走しながらポイントに向かうことができた。



しかし、視界はかなり曇っている。田倉崎からは友ヶ島の姿を見ることができない。朝のテレビではPM2.5が日本に大量にやってきていると報じていた。
この霞みもそのせいだろうか。春おぼろなどと風流なことを行っている場合ではない。隣の国から飛んできているとしたら困ったものだ。
帰りも目印になる島の姿もまったく見えずコンパスとGPSがないととんでもない方向にいってしまうところであった。




港に戻ると港内に珍しい船が停泊していた。これはどうも通信ケーブルを海底に敷く船のようだ。このブログを書けるのもこの船のおかげかもしれない。





夕方、燃料補給のついでにワカメを採りに行ってみた。マイミクのちからさんの港ではすでに大きく成長しているとのこと。そんな話を聞いてしまうと行かないわけにはいかない。
第三翠勝丸のエンジン維持をかねて水軒一文字の際に行ってみるとワカメの影がいっぱい見える。夏さんは味噌汁の具が足りないと海にもぐってサッとワカメを採ってくるが、僕も今日の夕食分だけサッと収穫してきた。
まだまだ新芽のようで柔らかく歯ごたえのあるまさしく春の味であった。


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加太沖釣行

2014年02月24日 | 釣り
場所:加太沖
条件:長潮 7:07干潮
潮流:6:50転流 9:32下り1.4ノット最強
釣果:マサバ41センチ 1匹 ハマチ 1匹 ゴマサバ 1匹 ガシラ 3匹

2月も月末近くになってやっと天気が戻ってきた。
今日は潮が悪いがとにかく釣りだ。23日ぶりだ。釣れてもつれなくてもどちらでもいい。とにかく海に出るのだ。

早朝の天気はすこぶるよいが、やっぱり寒い。テレビでは大阪の気温が1℃だと言っている。



波はほとんどなく、北東から吹いてくる風も大したことはない。
快調に田倉崎を目指してゆく。



田倉崎を越えるまでまではまったく船の姿が見えなかったので、いくら天気が良くてもこの寒さと潮の悪さでは帝国軍も出撃してこないのかと思いきやウチノマエあたりだろうか、帝国軍の艦船が集団を作っていた。



今日は下り潮なので地の瀬戸からの潮に乗ってくる魚を狙っているようだ。
僕もあそこで仕掛けを下ろしたいものだが、帝国軍の艦船ばかりの領域に踏み込む勇気がでてこない。
仕方がないので少し遠慮をして、ナカトシタ付近から釣りを開始した。
2回目の流しでかすかなアタリがあったがそれ以上の食い込みがなかった。すぐに同じようなアタリがあったがこれも針に乗ることはなかった。今日はかなり厳しいようだ。
潮が悪いのか、ビニールのサイズか色が悪いのか・・・。季節も変わり目にきているので何かを変えていかなければならないのだろうが残念ながら知識と経験が足りなさすぎる。

しかし、その後に大きなアタリ。一発で食いついたので真鯛ではなさそうだ。
ハマチっぽくもなく、サゴシほど引きが弱くない。なんだと思いながら引き上げると大きなサバだ。
これは大きい。というか、40センチあまりのサバというのは水軒沖のチョクリでもたまに釣れることがあるが、体高が段違いに大きい。
これがうわさでは1匹6,000円はするという加太の寒サバだ。美味しい魚を釣ってしまった。
今日はもうこれで満足してしまった。

次のアタリは3流し目だった。引きからするとまたサバだと思ったが、小さな(といってもこれが普通のサイズだと思うが・・・)ゴマサバとハマチだった。
この時点で午前9時。
今日は潮を考えてガシラ狙いの仕掛けをもってきていたので田倉崎の際に移動。
1発目にガシラがきたので今日はそこそこ釣れるのかと思いきや、やっぱりササノハベラばかりがアタッてくる。
三邦丸のホームページでは今日はガシラが爆釣と出ていたが、いったいどこでどうやって釣っているのだろう?
田倉崎にはいなかったのでもっとどこかにガシラが集まっているところがあるのだろうか?
何度やってみてもうまくいかない。

しかし、今日はサバがある。
開店記念で売っていた越乃寒梅の出番が早くもやってきた。



ちょうど寒梅の季節。

夕食のきずしは今までに食べたことがないほどの絶品だった。



高校生のときに釣ってきた生のサバにあたってしまってから刺身は食べたことがなかったのだが、これは刺身にで食べないと後悔すると思い、すこしだけ刺身を作ってもらったが、これもまた絶品であった。
次はいつ釣れるかわからないが、なんとかどこかで出会いたいものだ。
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