イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「天翔ける倭寇 上、下」読了

2006年06月14日 | Weblog
津本 陽「天翔ける倭寇 上、下」読了
雑賀一族の御曹司が倭寇になって中国で暴れまわるという物語だ。
前回と同じスーパーマンの物語だが少し違うのは主人公が少し憂いを含んだ影の部分をもっているということか。一攫千金を狙った山師ではないことを強調し倭寇の悪質を少しでも和らげようというところだろう。
もちろん敵をどんどん殺して自分は不死身と言うところは普通の時代劇だが。

何冊か読んでいるとはまってくるな。ブックオフで時代小説の専門コーナーがあるのが理解できてきた。

主人公は片男波から遠くの海を眺めて遠い異国に出て行こうと決心をするのだが、
今の片男波や水軒の浜は大きな堤防で景色を阻まれこのような大志はもてない。
残念だ。
コメント (1)
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