イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

この1年を振り返る

2024年12月31日 | Weblog
今年も残りあとわずか。この1年を振り返る。
年末には「今年の漢字」というのが発表されるが、僕もそれに倣ってみると、きっと、「負」という漢字がふさわしいだろう。
意味はいろいろある。まあ、釣りは負けばかりだし、値上げの波はお金の“負”担につながってしまう。定年退職してその後はゆったりした生活が送れるのかと思いきや何の変化もなく、将来の不安に対してもなんの改善もなく、魚釣りだけでなく人生でも負けている。
加太の海はこれまでもそうだったが、いろいろな場面で禁止、禁止という声が聞こえてくる。これには何をやっても勝てるわけがない。
新たな楽しみとなった住金一文字も立ち入り禁止の沙汰が下ってしまった。



だから「負」なのだ。自業自得というのもあるが、外部環境が勝手に変わってしまって負けにつながっていく。もう、どうしようもない。耐えるしかない。でも耐えられない。
お金の問題はまだまだ続きそうだ。来年3月で軽油の免税措置がなくなってしまう。これは最も痛い仕打ちだし、年末に注文したスパンカーの価格は前回購入した時の倍以上の値段になっていた。通常のメンテナンスに使う消耗品や機材の値段もどんどん上がっている。なんでもいいから逃げ切れればよいと考えていたけれどもそんなことは甘かった。

さて、今年の釣りを振り返ってみると、今年も釣れるはずの魚が釣れなくなってしまった。チョクリのマルアジとゴマサバはとうとう1匹も釣れなかった。



キスもまったく振るわなかったしタチウオも絶好調というには程遠かった。頼みのコウイカもほぼ壊滅状態だ。

 

暑い1年であったということが大きいのだろうが、もうこれがスタンダードになっていくのではないかと思うと恐ろしくなる。「年年歳歳花相変わらず」というのが自然界の基本形だと信じ込んでいたがそんなものは10年もしないうちに崩れていってしまうのだということを今、実感している。
釣れなくなった魚の影でなぜか釣れている魚もあった。アマダイはもうだめなんじゃないかと思っていたら以外にも今年は6回も釣行していた。



禁断の魚は突然現れて突然去っていった。これなんかは高水温の賜物だったのだろう。しかし、禁断の魚は持って帰って食べてはいけない魚だ。そういうのが釣れても困るのである。

なんとか一矢報いたのは12月に入ってからの真鯛だろうか。新しく導入したシルバーのビニールが威力を発揮した。



大晦日の最後の釣行はコウイカが1匹だけであったが、去年の大晦日はボウズであった。魚釣りの世界ではボウズと1匹では天と地の差がある。これが幸運なのかたった1匹なのかはわからないが、少しでも希望をつないだということにしておこう。

今年も最後は形ばかりだが手作りの松飾りを取り付けてすべての行事の終了とした。

 
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