イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「マクリーンの川」読了

2006年08月21日 | Weblog
ノーマン・マクリーン「マクリーンの川」読了。
ブラッドピットの出世作「リバーランズスルーイット」の原作だ。この映画が上映されていたころに買った本だがずっと読まずにいた。本棚を整理していたところ目についたので読むことにした。
主人公と弟、父親の淡々とした日常生活が描かれている盛り上がりのない小説だがフライフィッシングを通して父親と弟を理解しようと努力する主人公の気持ちは何気なくわかる気がする。
僕も父親を思い出すときには必ず魚釣りがそこについてくる。

この本を買ったのはもう13年も前だ。このころは海の釣りよりも淡水の釣りに熱を上げていた。ボートを買い、バス釣りをやり、渓流にも行きたいと心をときめかせていた。
今は父親がやっていた海の釣りに戻ってきている。父親に追いつきたいといつも願っている。

淡水の釣りは年に1回だけになってしまったが、この本を今日、日高川の川べりで読みきったのはまた川に戻って来いという誰かの導きなのだろうか。
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「日本の名随筆 釣」読了

2006年08月21日 | Weblog
開高健 編「日本の名随筆 釣」読了
最初の作家は畑 正憲。房総半島の小さな漁港の情景の描写から始まる。
ライオンの口に首を突っ込む人の文章とは思えない研ぎ澄まされた表現だ。
編者である開高健と同じ歳だから一番にもってきたのか・・・。

そのほか聞いたことのある名前の人やまったく知らない人。昔の言葉使いで
まったく意味のわからない人などなど・・・。
ただ、今も昔も魚釣りに情熱を燃やす人の気持ちにはかわりがないということは
ひしひしと伝わってくる。
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