ジャック・ロンドン「野性の呼び声」読了
この本の題名はずっと昔、BE-PALの本の紹介コーナーでソローの「森の生活」とともに紹介されていたので記憶していた。
文庫が出たので買ってみた。
この作者は「白い牙」という小説の作者でもあるらしい。たしか、小学校の体育館で映画を見たような記憶があって、あ~、と思い出した。
内容を知らずにか買ったのだが、「白い牙」と同じように動物が主人公だ。「白い牙」はたしか狼だったが、こっちは犬が主人公だ。
判事の家で悠々自適に暮らしていた犬が運命のいたずらでアラスカまで連れて行かれてたくましく野生に戻っていくという物語だ。
どっちかというと、子供が読んだほうが面白いんではないかというプロットだが、大人の僕としては、「人はいつでも自然の中に帰ってたくましく生きることができるのだよ。」「今のあなたの姿はきっと仮の姿なのだよ。」と元気付けてくれているように解釈したい。
この本はちょうど100年くらい前に書かれた本なのだが、アメリカではこの頃から都会の生活に見切りをつけた人が荒野を目指すと言う動きがあったらしい。ゴールドラッシュなども関係しているのだろうが、今も昔も人は都会の生活をストレスに感じていたのかと思うと人間はぜんぜん進歩をしていないなとつくづく感心して、またあきれてしまった。
この本の題名はずっと昔、BE-PALの本の紹介コーナーでソローの「森の生活」とともに紹介されていたので記憶していた。
文庫が出たので買ってみた。
この作者は「白い牙」という小説の作者でもあるらしい。たしか、小学校の体育館で映画を見たような記憶があって、あ~、と思い出した。
内容を知らずにか買ったのだが、「白い牙」と同じように動物が主人公だ。「白い牙」はたしか狼だったが、こっちは犬が主人公だ。
判事の家で悠々自適に暮らしていた犬が運命のいたずらでアラスカまで連れて行かれてたくましく野生に戻っていくという物語だ。
どっちかというと、子供が読んだほうが面白いんではないかというプロットだが、大人の僕としては、「人はいつでも自然の中に帰ってたくましく生きることができるのだよ。」「今のあなたの姿はきっと仮の姿なのだよ。」と元気付けてくれているように解釈したい。
この本はちょうど100年くらい前に書かれた本なのだが、アメリカではこの頃から都会の生活に見切りをつけた人が荒野を目指すと言う動きがあったらしい。ゴールドラッシュなども関係しているのだろうが、今も昔も人は都会の生活をストレスに感じていたのかと思うと人間はぜんぜん進歩をしていないなとつくづく感心して、またあきれてしまった。