丸山 信「釣本の周辺」読了
題名のとおり、釣りに関するいろいろな本を紹介したものだ。
古本の機関紙の連載をまとめたものらしい。
古くは江戸時代から、新しくは昭和40年代頃までのものだろうか、が紹介されている。
こんな本を集めているひともいるのだな~と感心し、古本の世界の奥深さを思い知った。
大正時代の本からということで「馬鹿の絵を書いてみろと云ったら魚釣の絵を描いた其の上の馬鹿を書けと云ったら、魚釣を見物して居る人を描いた」というくだりが紹介されている。そういえば子供の頃、父親とよく釣りをしているのを見に行ったことを思い出した。父親のカブの後ろに乗って、田ノ浦、雑賀崎、新和歌、関電のテトラ・・・。
やっぱりあの人も馬鹿のひとりだったようだ。
そして僕もうきうきしながらそのあとをついて行っていたからやっぱりあの頃から馬鹿だったんだろうな。
この「馬鹿」という言葉、釣師にとっては最大の賛辞なのかもしれない。
なんと心地のいい言葉だろう。
どんどん馬鹿と言ってください。
題名のとおり、釣りに関するいろいろな本を紹介したものだ。
古本の機関紙の連載をまとめたものらしい。
古くは江戸時代から、新しくは昭和40年代頃までのものだろうか、が紹介されている。
こんな本を集めているひともいるのだな~と感心し、古本の世界の奥深さを思い知った。
大正時代の本からということで「馬鹿の絵を書いてみろと云ったら魚釣の絵を描いた其の上の馬鹿を書けと云ったら、魚釣を見物して居る人を描いた」というくだりが紹介されている。そういえば子供の頃、父親とよく釣りをしているのを見に行ったことを思い出した。父親のカブの後ろに乗って、田ノ浦、雑賀崎、新和歌、関電のテトラ・・・。
やっぱりあの人も馬鹿のひとりだったようだ。
そして僕もうきうきしながらそのあとをついて行っていたからやっぱりあの頃から馬鹿だったんだろうな。
この「馬鹿」という言葉、釣師にとっては最大の賛辞なのかもしれない。
なんと心地のいい言葉だろう。
どんどん馬鹿と言ってください。