イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

海南釣行

2009年02月08日 | Weblog
場所:海南 関西電力排水口前護岸
条件:大潮 6:05満潮 11:35干潮
釣果:チヌ 45cm以下2匹

ここは去年の今頃の「関西のつり」に記事が載っていた場所だ。
マリーナシティができるずっと前、散歩がわりにうろうろしたり親戚のおじさんに連れられて釣りに行った思い出の多い場所でもある。

そういえば、小学生の頃は父親とよく釣りを見に行った。
雑賀崎に行って、田ノ浦に行って、新和歌に行って、海南に行って・・・。そんなことをよくしていた。
父親が「釣りを見に行くか?」と誘ってくれるとうれしくってたまらなかった。

去年読んだ「釣本の周辺」に紹介されていた本の内容に「釣りをするバカがいて、それを見ているもっとバカがいる・・・」というものがあると紹介されていたが、僕たちはあの頃からバカの上のもっとバカだったようだ。
今はそんなことをすることもなくなってしまった。何か、ゆっくり時間が流れていたようなあの頃がうらやましい。

釣りの方はというと、記事には自転車がないと車で入れないとのことだったので原付で出発したが原付も入れなかったので10分ほど歩くはめになってしまった。
おまけに、原付のところに刺しエサを忘れてきてしまったので2往復してしまった。いい運動になった。

先客は3名いて、その間に入って釣りをスタート。釣り始めてすぐに右隣の人がチヌを釣り上げた。魚はいるようだ。
記事では、底のほうから排水が出ていてその流れに仕掛けを乗せるためにウキを沈めると書いてあった。
なるほど、竿2本ほど先で水が渦巻いている。
しかし、入った場所が悪いのか、仕掛けが手前に流されてくる。ちょっとまずい感じだが、あちこち投入場所を変えてみるとうまく沖に流れる流れを見つけた。
しかしアタリらしきものはなく、たまにエサが取られるという程度で不安が募ってくる。はじめての場所はなかなか難しい。

そうこうしているうちにチヌを釣り上げたひとが帰り支度を始めたのでそのあとに入らせてもらった。どうもここが一級ポイントのようで、セメントで足場が作られている。その釣り人がアドバイスをくれたのでその通りに流してみた。確かにここはまっすぐ沖に仕掛けが流れていく。
そして、何と、2投目にアタリがあった。ウキを沈めて仕掛けを張っているので手元にダイレクトに伝わる。これこそフカセ釣りの醍醐味だ。45センチのチヌが釣れた。それから1匹追加したが干潮が近くなって流れがゆるくなったので11時に終了とした。

ここはなぜか猫が多い。釣り人が魚を分けてくれるのか僕のそばから離れない。
「きみ、僕のそばにいても魚が釣れないからおすそ分けはないよ。」と言ってあげるのだが一向にはなれる気配がない。
大きいのは釣り人が持って帰るのがわかっているようで何もしにこないが、小さい魚だと欲しい欲しいと言っているのかニャーニャー鳴いて横取りしようとする。みんなたくましいのだ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする