この釣竿の名前を知っている人は、世間で今、どの位いるだろうか。
ダイワのファントムという竿だ。
カーボンロッドが世の中に出る前、一部の人の中では最強といわれていたグラスロッドだ。僕の父親も1本所有していたが、黄色いブランクが特徴で、ガイドやリールシートが装備されていなくて購入してから自分で取り付けなければならないという竿だ。昔の釣竿というのはほとんどそんな形式だったようで、僕が小学生の低学年の頃に父親が持っていた竿はすべてこんな竿ばかりであった。2本足のガイドを取り付けるので竿のキャップが異常に大きかったのが印象的だった。
僕がこの竿を目にしたのは多分35年以上も前のことになるのではないか。
父親はこの釣竿を「ファントン」と呼び、いつも「この竿はむちゃくちゃ強いんじゃ~」とよく言っていた。しかし、あまりの強度のせいで重さも大したものだったので実用には???だったらしく、父親もほとんど使ってはいなかったようだ。
中古の釣具屋を物色していたらほとんど新品に近いような状態で売られていた。
いまどきの釣りに使える代物ではないが、あまりの懐かしさとタダに近いような値段だったので思わず購入してしまった。
もちろん、実用にはならないので、DIYの素材として活躍してもらおうと思っているが、当分は仏壇の前にでも置いて、お父ちゃんにも懐かしがってもらおう。
ラベルまで付いていたのでよく見るとアメリカのダイワで製造されたものだったようだ。ダイワから出たはじめてのルアーロッドのシリーズが「ファントム」だったがこれがそのルーツなのだろうか。しかし、ラベルのスペックにはルアーウエイトなどが書かれていたが、アメリカではこんな竿でルアーフィッシングをしていたのだろうか?
僕はてっきり磯竿だと思っていたが、アメリカ人が磯釣りをするなどとは聞いたことがないので日本人が勝手に磯竿に転用したのだろうか???
古本といい、中古の釣具といい、古いものに懐かしさを覚えるようになってくると、つくづく自分が歳をとってしまったと感じてしまうのだ。
ダイワのファントムという竿だ。
カーボンロッドが世の中に出る前、一部の人の中では最強といわれていたグラスロッドだ。僕の父親も1本所有していたが、黄色いブランクが特徴で、ガイドやリールシートが装備されていなくて購入してから自分で取り付けなければならないという竿だ。昔の釣竿というのはほとんどそんな形式だったようで、僕が小学生の低学年の頃に父親が持っていた竿はすべてこんな竿ばかりであった。2本足のガイドを取り付けるので竿のキャップが異常に大きかったのが印象的だった。
僕がこの竿を目にしたのは多分35年以上も前のことになるのではないか。
父親はこの釣竿を「ファントン」と呼び、いつも「この竿はむちゃくちゃ強いんじゃ~」とよく言っていた。しかし、あまりの強度のせいで重さも大したものだったので実用には???だったらしく、父親もほとんど使ってはいなかったようだ。
中古の釣具屋を物色していたらほとんど新品に近いような状態で売られていた。
いまどきの釣りに使える代物ではないが、あまりの懐かしさとタダに近いような値段だったので思わず購入してしまった。
もちろん、実用にはならないので、DIYの素材として活躍してもらおうと思っているが、当分は仏壇の前にでも置いて、お父ちゃんにも懐かしがってもらおう。
ラベルまで付いていたのでよく見るとアメリカのダイワで製造されたものだったようだ。ダイワから出たはじめてのルアーロッドのシリーズが「ファントム」だったがこれがそのルーツなのだろうか。しかし、ラベルのスペックにはルアーウエイトなどが書かれていたが、アメリカではこんな竿でルアーフィッシングをしていたのだろうか?
僕はてっきり磯竿だと思っていたが、アメリカ人が磯釣りをするなどとは聞いたことがないので日本人が勝手に磯竿に転用したのだろうか???
古本といい、中古の釣具といい、古いものに懐かしさを覚えるようになってくると、つくづく自分が歳をとってしまったと感じてしまうのだ。