魚釣りはけっこうお金がかかる。ましてや釣り船などを所有しているととんでもなくお金がかかる。
せっかく船を買ったのに運転席がない。シートポールとシートを取り付けるとそれだけで10万円はかかってしまう。
そんなときはまずは自分で作れないかと考えてみる。
ホームセンターに行くとガーデンチェアが790円で売っていたのでそれを買ってきて座ってみると、当然のことながら低くすぎて前が見えない。これは困ったということになってまたまたホームセンターへ。塩ビの水道管のがあったのでそれを足に付け足してみた。ついでにオモリをストックするヒートンを取り付けて出来上がり。足の先はとんねんるずがテレビでやっている「きたなシュラン」に出ていた食堂のイスを参考にしてテニスのボールで保護してみた。
どう見ても不恰好だが制作費はたったの3,000円足らず。
仕掛けもバカにならない。船釣りに使う5本針の胴突き仕掛けなどを専門の道具やさんで買おうものなら1000円近くもしてしまう。
自分で作るためにまたまたホームセンターへ。コンクリートを積む職人さんなんかが使う水糸と荷造り用の紐がエサの代わりだ。
ひとつ作るのに難しいものだと1時間近くかかってしまうが製作コストは200円くらいでできてしまう(釣果の差は雲泥の差で負けていると思うが。)。タチウオを釣るために使っている潜航板は100均で売っているまな板を切り出して作ったものだ。これのコストは20円くらい。
釣り船なんかを持っているとけっこうな資産家か高給取りなどと思われるかもしれないが、父親は戦前の尋常高等小学校しか出ていないしがないサラリーマンで、僕自身はリーマンショック以降、ボーナスなし、給料7%カットを強いられている難民サラリーマン。現実はこんなものだ。
できるだけお金を使わずに余ったお小遣いと奥さんに頭を下げていただく資金でなんとか船の維持費を捻出している。
まあ、キャプテンシートは可動式にしていたほうが狭いデッキの上ではなにかと便利だし、今使っている紐たちは今では手に入らない古い処理で作られたものだから釣果に差が出る(と思い込んでいるだけかもしれないが・・・。)ものなのであえて使っているところがあるのだが、なかなか涙ぐましい努力をしているのだ。
この荷造り用の紐は最近のものより厚みがあって張りがある。魚網屋さんに行って聞いてみたら、ナイロンを冷やすときに水を使うとこんな紐になるらしい。いまではどこでもやっていない製法だということだ。これだけあれば僕は一生使えるだけはあるが、ものすごく貴重な紐なのだ。これは父親が残してくれた貴重な資材だ。
釣具屋さんよりホームセンターと100均に通うほうが多いへんな釣り師になってしまった。
せっかく船を買ったのに運転席がない。シートポールとシートを取り付けるとそれだけで10万円はかかってしまう。
そんなときはまずは自分で作れないかと考えてみる。
ホームセンターに行くとガーデンチェアが790円で売っていたのでそれを買ってきて座ってみると、当然のことながら低くすぎて前が見えない。これは困ったということになってまたまたホームセンターへ。塩ビの水道管のがあったのでそれを足に付け足してみた。ついでにオモリをストックするヒートンを取り付けて出来上がり。足の先はとんねんるずがテレビでやっている「きたなシュラン」に出ていた食堂のイスを参考にしてテニスのボールで保護してみた。
どう見ても不恰好だが制作費はたったの3,000円足らず。
仕掛けもバカにならない。船釣りに使う5本針の胴突き仕掛けなどを専門の道具やさんで買おうものなら1000円近くもしてしまう。
自分で作るためにまたまたホームセンターへ。コンクリートを積む職人さんなんかが使う水糸と荷造り用の紐がエサの代わりだ。
ひとつ作るのに難しいものだと1時間近くかかってしまうが製作コストは200円くらいでできてしまう(釣果の差は雲泥の差で負けていると思うが。)。タチウオを釣るために使っている潜航板は100均で売っているまな板を切り出して作ったものだ。これのコストは20円くらい。
釣り船なんかを持っているとけっこうな資産家か高給取りなどと思われるかもしれないが、父親は戦前の尋常高等小学校しか出ていないしがないサラリーマンで、僕自身はリーマンショック以降、ボーナスなし、給料7%カットを強いられている難民サラリーマン。現実はこんなものだ。
できるだけお金を使わずに余ったお小遣いと奥さんに頭を下げていただく資金でなんとか船の維持費を捻出している。
まあ、キャプテンシートは可動式にしていたほうが狭いデッキの上ではなにかと便利だし、今使っている紐たちは今では手に入らない古い処理で作られたものだから釣果に差が出る(と思い込んでいるだけかもしれないが・・・。)ものなのであえて使っているところがあるのだが、なかなか涙ぐましい努力をしているのだ。
この荷造り用の紐は最近のものより厚みがあって張りがある。魚網屋さんに行って聞いてみたら、ナイロンを冷やすときに水を使うとこんな紐になるらしい。いまではどこでもやっていない製法だということだ。これだけあれば僕は一生使えるだけはあるが、ものすごく貴重な紐なのだ。これは父親が残してくれた貴重な資材だ。
釣具屋さんよりホームセンターと100均に通うほうが多いへんな釣り師になってしまった。

