リチャード・C.ホーグランド 並木伸一郎/宇佐和通 訳 「火星のモニュメント」読了
「バカの壁」のあとは本当のバカ本を買って読んでみた。
1976年にバイキング1号が撮影した火星の写真に人の顔の形をした岩があって、それは古代の火星人が造ったとか、遠い宇宙からやってきた宇宙人が造ったとか、ひいては地球の文明はその宇宙人によってもたらされたとか、なかなか荒唐無稽な話が延々313ページにわたって書かれている。著者も途中で気づいたのか、中盤は、自分でも「無茶なことを言っているよな~。」と薄々感じているのがわかるような書き方をしているのがかわいい。
とことんバカ本だった。
でも、確かに人の顔をしているよな。
しかし、万が一、本当に遠い宇宙の果てからやってきた人々がいたとしたら、どんな人たちだったのだろうかと考えてみた。
昨日のニュースで、20光年の彼方に地球のような惑星があることがわかったというニュースが出ていたが、地球の文明が作れる最高速の宇宙船でこの星まで行ったとして何年かかるか知らないが、多分、1年2年の旅ではないだろう。
こんな長い時間、狭い宇宙船の中の生活に耐えられる人というのは、きっと、家の中でもじっとしていられて、食べるものにもうるさくなくって、着るものにもこだわりがない人に違いない。
こういうやつというのは、コンビニの弁当を朝昼晩と食べることができて、ユニクロの服を着て、家でひたすらテレビゲームをしているやつらではないのだろうか。日本にはいっぱいいるぞ。まさしく今の日本人の典型ではないか。
そんなやつらなら、わけのわからないモニュメントを造ったりしてしまうのかもしれない。ついでにスプレー缶を持っていたらいろいろ落書きもやってくれたのではないだろうか。
西暦2199年には地球人類は初めて恒星間の旅に出ることになっているが、そのときのクルーがすべて日本人であったということにものすごく疑問を感じていたのだが、今思うとこんな旅ができるのは日本人しかいなかったのだ。それにこんなやつらというのはシューティングゲームも得意だろうから戦闘員としても一流の腕前を持っているはずだ。
そこまで見通していた松本零二はやっぱり偉大な漫画家だ。
「バカの壁」のあとは本当のバカ本を買って読んでみた。
1976年にバイキング1号が撮影した火星の写真に人の顔の形をした岩があって、それは古代の火星人が造ったとか、遠い宇宙からやってきた宇宙人が造ったとか、ひいては地球の文明はその宇宙人によってもたらされたとか、なかなか荒唐無稽な話が延々313ページにわたって書かれている。著者も途中で気づいたのか、中盤は、自分でも「無茶なことを言っているよな~。」と薄々感じているのがわかるような書き方をしているのがかわいい。
とことんバカ本だった。
でも、確かに人の顔をしているよな。
しかし、万が一、本当に遠い宇宙の果てからやってきた人々がいたとしたら、どんな人たちだったのだろうかと考えてみた。
昨日のニュースで、20光年の彼方に地球のような惑星があることがわかったというニュースが出ていたが、地球の文明が作れる最高速の宇宙船でこの星まで行ったとして何年かかるか知らないが、多分、1年2年の旅ではないだろう。
こんな長い時間、狭い宇宙船の中の生活に耐えられる人というのは、きっと、家の中でもじっとしていられて、食べるものにもうるさくなくって、着るものにもこだわりがない人に違いない。
こういうやつというのは、コンビニの弁当を朝昼晩と食べることができて、ユニクロの服を着て、家でひたすらテレビゲームをしているやつらではないのだろうか。日本にはいっぱいいるぞ。まさしく今の日本人の典型ではないか。
そんなやつらなら、わけのわからないモニュメントを造ったりしてしまうのかもしれない。ついでにスプレー缶を持っていたらいろいろ落書きもやってくれたのではないだろうか。
西暦2199年には地球人類は初めて恒星間の旅に出ることになっているが、そのときのクルーがすべて日本人であったということにものすごく疑問を感じていたのだが、今思うとこんな旅ができるのは日本人しかいなかったのだ。それにこんなやつらというのはシューティングゲームも得意だろうから戦闘員としても一流の腕前を持っているはずだ。
そこまで見通していた松本零二はやっぱり偉大な漫画家だ。