イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

軽油引取税免税証

2011年04月20日 | Weblog
1週間ほど前に手続きをしていた、軽油の免税手続きの証書を受け取ってきた。
軽油には県税としていくらかの税金がかかっている。ガソリンと違い、売り上げが上がるときに税金を支払うシステムなのでガソリンスタンドでこの券を渡すと税金を支払わずに買うことができる。ちなみにガソリンは、国税でしかも出荷時に課税されるのでこんなことができない。もともとは道路整備の目的税だったので、道路を走らない船やトラクターは税金を支払う義務はないのだ。
こんな手続きがあることは知っていたが、申請が面倒なのとガソリンより安いからまあいいかと思っていたが、これだけ値段が上がると黙ってはいられない。一念発起して4月12日に申請に県庁まで出向いてみた。係りの人も親切で手続きもあっけなく終わってしまい、今日、証書を受け取ってきた。早速この証書を持って軽油を買いに行くと、1リットルあたり32.1円の税金分が安くなった。今の値段では約25%の節約になる。購入暦や、エンジンを回した時間を記録して提出する義務があるので面倒といえば面倒だが、1回の釣行で600円あまりの節約になるのはうれしい。
残念ながら、今は一般財源化されたのでこの制度も今年度いっぱいで終わるらしい。震災の復興を考えると継続は難しいのだろうな。もっと早く申請をしておけばよかった。
ちなみに、ガソリンにかかっている税金は、消費税も含めると今日の値段(145円)で、63.3円もかかっている。なんと半分近いのだ。5年前なら半分以上が税金だ。これはこれでなんとかならないものだろうか。

帰りに足を伸ばして加太の釣具屋さんに鯛つりのビニールを探しに行ってきた。



ここはまさしく帝国軍の本拠地の真っ只中だ。よそものがこんなものを買いに来たとなると逆に袋叩きに遭うのかとおっかなびっくりだったが、すんなりと店の中に入れてくれた。敵にも見方にも尻尾をふる、フェザーン商人のようなやつはどこにもいるものだ。
しかし、見せてくれたビニールシートはどっさり種類がある。しかも、どうも商品というようなまともなものではなく、どう見てもビニール袋の切れ端だ。大きさもまちまちでシワシワのものもある。この店のおっさんが買い物をしたときにもらった袋に値段をつけて売っているのではないかと思えるものもあった。さすがはフェザーン商人だ。しかし、こんな感じの袋というのは、ありそうでないのだ。どこかで見たことがあるようなないような・・・どこにでもあるようでなさそうな・・・。余計に歯がゆくなる。
とりあえず、今回は濃いピンク色がほしいと思っていたのでそれらしいものを選んで買ってきた。もしこれが当たってよく釣れたとしても同じものは手に入らないだろう。まるでジキル博士が作った薬のようだ。なんともフェザーン商人だ。
一説によると、鳴門のほうで特別に染めたビニールがあるという噂があるということで、大規模にやっている釣り船や、漁師もたくさん使うはずだろうからもっとまともなものがあると思うのだが、よそものには売ってくれないのだろうか。やっぱり漁場を荒らす悪いやつというのを見ぬかれたか・・・。そういえば、2件目に寄った釣具屋では、“ビニー”と言うやいなや、ないないと言われてしまった。恐るべしフェザーン商人だ。

店舗の中は“店”というより普通の家だ。以前に書いた昔の記憶にある釣具屋さんそのままだった。針や糸は置いていても、製品の仕掛けが売っていない。さすがは漁師の町の釣具屋さんだ。全部自分で作るのだろう。
欲しい人が欲しいものだけ買いに来る本物の釣具屋さんを見た感じだ。
コメント (2)
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