イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「香魚百態」読了

2011年05月04日 | Weblog
宮地伝三郎 開高健 山本素石 編 「香魚百態」読了

香魚=鮎は僕の専門外なのでこんな本を読むのはどうかとは思うのだが、編者の一人が開高健だったので買ってみた。
巷間の鮎釣り名人の文章が19編。ひとりひとりの鮎釣りへの思い入れがおもしろい。

編者のひとり、宮地伝三郎は京都大学の名誉教授で淡水生物の研究者でなぜか日本モンキーセンターの初代所長という人らしい。なんで鮎とサルが関係あるのだろうか?

僕は鮎釣りはまったくしない。食べてみるとこれほどおいしい魚はないのだが、これ以上いろいろな釣りに手を伸ばすと収拾がつかなくなるのでしかたがない。ましてや夏の間は極力船を動かさないとすぐにフジツボの餌食になってしまう。川に行く暇がないのだ。
僕のおじさんの一人は鮎釣りをすするので時たま差し入れをくれるが、残念ながら僕が釣ってくる魚たちよりも数段おいしい。噂では釣り味も最高で、オトリに鮎が掛かると「ドーン」という手ごたえで、これがものすごい衝撃らしい。
もし、船を手放すようなことがあったら真っ先にやってみたい釣りなのだ。
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加太沖

2011年05月04日 | Weblog
場所:加太沖
条件:大潮6:11満潮
潮流:7:02上り0.8ノット最強 9:36転流 13:29下り3.1ノット最強
釣果:サバ42センチ 1匹 ガシラ ちょっとだけ

ゴールデンウイークで会社は忙しいが今日はかなりのいい天気だ。誘惑に負けて休んでしまった。
午前4時半ごろ家の外に出てみるとすでに空が明るくなりかけていた。そういえばもう5月、夜明けもどんどん早くなってくる。

今日は祭日だから加太の海も大渋滞かと思いきや大して船は出ていない。あまり釣れないのだろうか?
いつものポイントからスタート。漁船の影におびえながらも少しづつ北上しながら釣り続けた。午前7時半ごろやっとアタリがあった。仕掛けを引っぱり上げるようなアタリ。真鯛ではない。それもけっこうな引きだ。これは間違いなく青物だ。針が小さいので口切れをしないようにゆっくり巻き上げてくる。ハマチかと思いきや結構な型のサバだ。
スーパーで売っている「ノルウェー産冷凍サバ1匹498円」くらいの大きさがある。う~ん、今日はこれで満足だ。僕の加太での幸せのハードルは思いっきり低いのだ。
その後はアタリがなく転流時刻の1時間前になったのでガシラ釣りに移動。この後は下り潮になるので友ヶ島の北側で真鯛の続きをしたいと考えていたのででガシラはそのそばの浅瀬で釣ろうと島に近づいていたら、島陰から疾風丸がお出ましになった。今日はいないのかなと思っていたら島の北側に隠れていたようだ。
これはまずいと田倉崎方面へ転進。とんだ時間のムダだ。ポイントに到着して早速仕掛けを下ろすとすぐにアタリがありその後もドンドン当たりが続く。ガシラはいい感じだ。1時間ほどで10数匹を釣り上げた。途中で1匹オコゼが掛かり、針をはずそうとしたら中指の関節に胸鰭が刺さってしまった。これはかなり痛い。指がしびれて震えてきた。毒のある魚に刺されるとこんなになるのかとしばし感動した。だんだん指が腫れてきて痛みが増してくる。血も止まらない。
まあ、どうしようもないので9時半に鯛釣りの第2ラウンドを開始。ハリダシからシモテにかけて流してみるがアタリはない。漁船団は地の島と大川峠の間に集結している。あんなところに行かないといけないのかと思ってみるが、行ってみたところで帝国軍の総攻撃に遭うのがオチだから我慢して釣りを続けるが、潮も動かず、あまりの天気のよさに睡魔も襲ってきた。午前11時には集中力のタンクが空っぽになり退散した。

家に帰って道具を洗っていると唇がヒリヒりする。どうしてだろうと考えてみるとどうもこれは蔵クラゲの毒ではないだろうかと思い当たった。僕はリールを洗うとき、少しでもPEラインの塩気を抜こうとスプールに水をかけながらそれを吸っている。今日はかなりクラゲが漂っていたので道糸にも絡み付いていたのだろう。それを唇で吸ったものだから毒が付着したようだ。
オコゼといい、クラゲといい、今日は毒毒デーなのだ。

コメント (4)
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