イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2020年11月01日 | 2020釣り
場所:加太沖
条件:大潮 6:37満潮
潮流:3:46転流 7:23上り2.8ノット最強 11:03転流
釣果:ハマチ 4匹 真鯛2匹 カワハギ 3匹

大きいほうの船に乗るのも約2週間ぶりだ。釣りに行き続けると疲れるしお金も使うが、行かなければそれはそれで寂しい。
今日はすこぶる良い天気だ。潮も悪くない。今年の10月は満月が2回ある珍しい月であったそうだ。その月の2回目の満月のことをブルームーンと呼ぶそうだが、すでに11月に入っているのでこの月は厳密にはブルームーンではないけれども、今日の好天気を予想するかのようにくっきりと西の空に浮かんでいる。



今日の計画は、午前9時ごろまで高仕掛けをやってみてその後、潮が止まるまで初めて試すカワハギの仕掛けを使ってみようと思っている。
この仕掛け、隣の船のN氏から教えてもらった天秤仕掛けだ。だいぶん前から、加太ではキス針を使った天秤仕掛けでカワハギを釣るということは知っていたが、どんな釣り方をするのかということを知らなかった。なので今まではオーソドックスなアサリのむき身を使った胴突き仕掛けを使っていたが、この天秤仕掛けは大きいカワハギしか釣れないという恐るべき仕掛けらしい。

まずは、四国ポイントでマアジのサビキを試してみた。いつもなら必ず西脇からやってくる漁船がアジを釣っているのだが、今日は日曜日のためか、誰もいない。とりあえず仕掛けを下してみるがすぐにやめてしまった。最初の1匹をいまだに釣っていないせいか、どうも釣れる気がしないし、そこから見えるテッパンポイントにはたくさんの船が出ている。それを見ていると、遅れをとるわけにはいかないと焦ってくる。



同盟軍が相当出ていることをチャンスとみて少し奥まで入ってみたが、まだ潮が速いようで仕掛けがうまく立たない。もう少し流れの緩いところを探して南へ戻る。そこで間もなくアタリが出た。そこそこのハマチだ。取りあえずボウズがなくなったのでホッとする。

その後、今日はバラシの連続となった。魚の活性はいいのか、鉤には乗る。しかし、鉤が曲がってしまったり、途中で鉤外れしたりハリスを切られたりでこの時点で7匹掛けて取ったのは2匹だけという状況だ。
刺さりはいいけどすぐに折れたり曲がったりする鉤の仕掛けを使っていたのだがこれが裏目に出たようだ。せっかく作ったのだからともったいないと思ったのがよくなかった。



道糸をすべて巻き込んで仕掛けにまで手がかかった後にバラしてしまうと喪失感がより大きくなる。

少しずつ潮が緩んできたので一気にナカトまで移動。普通なら帝国軍にすぐにロックオンされてしまう場所だが、今日はここも同盟軍に占拠されてしまっているので帝国軍を気にせずに侵入できる。



しかし、ここでもバラしてばかりだ。到着して最初のひと下しめでアタリがあった。巻き上げている途中で喰いあげるような珍しいアタリだ。そしてかなり大きい。間違いなくメジロクラスだ。この時点で仕掛けを丈夫な鉤のついたものに変えていたので鉤が曲がる心配はないが、強烈な走りで道糸が出ていくばかりだ。すでに水深以上に糸が出て行ってしまっているのでこれ以上出すと根ずれしてしまいそうだ。スプールを指で押さえて竿の曲がりだけで耐えていたが残念ながらハリスを切られてしまった。5号のハリスを使っていたのでまずは切られることがないと思っていたが魚の方が大きかったようだ。鉤を付け替えて仕掛けを落とすとまた同じようなアタり方で一気に道糸が走った。今度も同じような形でハリスが飛んでしまった。

この大きさだと僕の仕掛けでは歯が立たないと思い、これで高仕掛けを終えてカワハギ釣りに切り替えようと移動を開始した。しかし、ナカトから少し下ったところで魚探に大きな反応が出ていた。これは釣れるのではないかと急遽高仕掛けをセットしなおして下してゆくとやはりアタリが出た。これもよく引く。チャリコとハマチが2匹掛かっていた。チャリコとハマチ1匹を取り込んで、3匹目に取り込もうとしたときにまたもや失敗。タモが深く入らずにハマチの頭を叩いてしまってバラしてしまった・・。
なんという失態だ。釣り座から離れて波よけ板の上から救おうと無精したことが原因だから自分を責めなくてはならない。
この時点で午前9時を少し過ぎていたので早くカワハギを釣らなくては潮が止まってしまう。
かねてから目をつけていたポイントへ移動して仕掛けを下す。この仕掛け、2本鉤にそれぞれ青イソメを1匹掛けにしてアタリを待つというのだが、エサ取り名人に青イソメをまるまる付けるとは想像もできなかった。

アタリはすぐに出た。そして、アタリが出たら、ずっと我慢してカワハギの口に鉤が入るころ合いを待って合わせを入れるというのがセオリーなのだそうだが、すぐに鉤掛かりした感じがした。合わせを入れると相当な引きだ。カワハギってこんなに引いたのかしらとやり取りをしていると、上がってきたのはハマチだった。なんとこんなものまで釣れるのだ。
そしてじきにアタリがあって、こんどもものすごく引く。カワハギってこんなに引いたのかしらと思いながらやりとりをしていると、今度は真鯛だ。高仕掛けでも釣れなかったのでラッキーなのだが、僕はこの時点ではカワハギを釣りたいと思っていたのでなんだか複雑な心境だ。
そしてまたアタリ。こんどもえらく引く。もう、カワハギとは思わない。これもきっと真鯛だ。それも大きい。50センチは優に超えている。やっぱり複雑な心境だ。



それまでにも小さなアタリがあって、エサだけ取られるようなことがあったので、おそらくはカワハギもいるのだろうと思い粘っていると、こんどはそれほど引くわけでもない魚が掛かった。ちょうどカワハギっぽいくらいの引きの強さだ。そして上がってきたのは待望のカワハギだ。うわさどおり大きい。そして肝はパンパンに膨らんでいる。今夜の肝和えが楽しみだ。
その後、すぐにアタリがあってまたカワハギが釣れた。調子が出てきた。そして3匹目。この時点で残りのエサは1匹になってしまった。
今日初めての釣りをした感じでは、錘が底をこすっている感触とアタリの区別がつきにくい。風と潮が緩いときはいいが、どちらかが速くなってくるとアタリがわからなくなる。これには慣れが必要だと思う。

しかし、型が大きいのがうれしい。胴突き仕掛けだと大きいのは半分くらいの数しかないし、それよりもイソベラの猛攻のなかからやっと数匹カワハギを釣るというストレスがないのがうれしい。
1匹は叔父さんの家に持って行って2匹を持ちかえって薄造りにしたのだが、ちょっと贅沢に厚めに切ってもかなりの分量を皿に並べることができた。なにより、中骨を毛抜きで抜かなくても片身を半分にして引いても十分な大きさの身を取ることができる。もちろん肝も巨大だ。

今日は自販機の400円のエサを買ってきたのだが、1匹まるまる使うので消耗が激しい。2時間足らずでほぼ使い切った勘定になる。



まあ、この釣りは潮の変わり目くらいの時間にやるというのがいいようなのでこのくらいのエサの量で何匹かのカワハギをものにできれば十分だ。
などと言っても、今日はたまたまビギナーズラックで釣りあげることができたのだろうということになりかねないが、次の機会も楽しみにしたいものだ。

まったくの秋晴れという午前中。久々にちょっとましかなと思える釣果を得ることができた。




魚を締めているとき、ちょっと油断をした隙に真鯛に指先を噛まれてしまった。幸いにしてすぐに血は止まったが、真鯛の噛む力というのはけっこうなものだ。ずっと金づちで叩かれたみたいに指先の感覚がマヒしているような感じがしている。相手も命がけなのだら仕方がない。


コメント
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