場所:紀ノ川河口
条件:長潮 2:42満潮
釣果:ハマチ1匹
事故だ。当てられた・・。
今日は最悪の釣行となってしまった・・。今日は午後から病院に行かねばならないので前回の釣行と同様、朝一だけルアーを投げようと考えて紀ノ川河口へ行ったのだが、停泊中の僕の船が川上からやってきた船に激突されてしまった。
船は大破しなかったが航海灯がなぎ倒され、わずかだが船体にも傷が入ってしまった。

紀ノ川は、土入川の船溜まりから釣り船がたくさん出ていくことを知っているから、川の中央近くで船を停泊させるのは危険だとは常から思っていたし、もとより、スズキを釣りたいと思っているのだから岸に近いところに錨を下していた。

護岸のテトラからはおそらく20メートルも離れていないところだったと思う。だから、まさかこんなに岸に近いところを通って沖に行くやつもおるまいとは考えていた。しかし、ときどきはみなと大橋の一番岸寄りの橋脚と紀ノ川の右岸の間を通って岸沿いを進む船もいないことはなかったが橋脚を過ぎると少しずつ流心に移動してゆくというのが常であった。
上流の方に向かってルアーを投げていたのでこの船の動きはずっと見ていたのだが、全然針路を変えずにそのまま進んでいた。それでも真っ暗の中ではあるまいし、こっちを見ているだろうと思っていたが針路を変える様子はない。いよいよこれは危ないと、無駄だと知りながら両手を大きく振って大声を出してみたけれども当然ながらその声は届くこともなく衝突されてしまった。船が迫ってくる姿はまるで、「ジョーズ」の1シーンのようでもあった。
エンジンを切って錨を下しているので逃げるに逃げられない。相手の船は僕の船の左舷前方に激突して、そのまま舷側をこするような感じで進み、航海灯がなぎ倒された。
ぶつかる瞬間を見た記憶はあるが、その後、自分がどんな行動をしたのかという記憶はまったくない。ただ、「宇宙戦艦ヤマト」を最近見たばかりだったので、頭の中では、「衝撃に備えよ~!!」という命令を自分自身に発していたのだけは覚えている。
できるだけ後ろに下がり、何かにしがみついていたのだろう。落水は免れ、相手も全速力というわけではなかったらしく、大きな船体の破損もなさそうで沈没も免れた。
相手も気が動転していたのだろうが、遠くから、「修理代出すから・・」というようなことを言うだけで、こっちに向かってくる気配がない。逃げられてはまずいと思い、こっちへ来いという仕草を見せてなんとかロープで相手を確保することはできた。

僕の船には気付いていたらしいが、友達から電話がかかってきたのでそれから先は前を見ていなかったという。なんとも・・。
海上保安庁には通報しないでほしいというのには一応同意した。こっちも後々取り調べに何度も出向くのは面倒だ。保険には入っているらしいがそれは使いたくないらしい。理由を聞くと、去年も他人の船に当たって保険を使ったらしい。保険料が上がるので今回は使いたくないという。この人は船に乗っていても大丈夫なひとなのであろうか・・。
僕ももらえるものをもらえたら相手が保険を使おうが使わないがどちらでもよい。しかし、このブログは翌日に書いているのだが、じわじわと首のあたりに痛みが出てきた。一応、物損だけだと思っているようだが、この人は治療費まで見てくれるのか今のところちょっと心配である。とりあえず次の休日には医者を訪ねてみようと思う。
翌日の新聞には、海でのプレジャーボートの事故が増えているという記事が載っていた。まさにそれに該当してしまったのである。

しかし、よりによってなんで僕に当たってくるのかと悲しくなる。6年ほど前にも加太であわや衝突という恐ろしい目にあったことがあるし、帝国軍にはいつも目を付けられ、さだまさしの唄の歌詞ではないが、「運がいいとか悪いとか、人は時々口にするけど、そういうことって確かにあると、自分を見ててそう思う・・」のである。
釣りのほうはというと、今日も少し出遅れ、

ポイントに到着したときにはすでに明るくなってしまっていた。前回、スズキらしき魚が少しだけだがボイルしているところを見たので今日はトップウォーターでスタートしてみた。キャストを始めて2投目でルアーにアタックしてきたので今日は間違いなく魚がいるとわかり、俄然やる気が出てきた。
その後すぐに魚がヒット。スズキではなかったが、ルアーのキャスティングで魚が釣れるのはうれしい。元々魚が釣れるということを期待していなかったのでペンチやナイフはカバンの中に入れたままにしており、それを出している間にルアーとタモが絡まってしまった。
それを解いている間にボイルがどんどん増えてきた。焦りながらなんとか取り外し、キャストを再開するが、その頃にはボイルがパラパラと少なくなってきた。案の定その後はアタリなし。魚が沈んだかと思い、小型のリップレスミノーに交換してキャストをしている最中に件の衝突事故に見舞われたというわけだ。
衝突の後、エンジンが始動することだけを確認して少しだけ釣りを続けたが、なんだかやる気もなくなり午前6時を待たずに終了。
船を点検してもらいたいと思うのだが、さすがにこの時刻では電話してもお兄ちゃんは起きていないだろうと思い、しばし焚き火をして時間を潰す。焚き火セットを持ってきていてよかった。ただし、薪は昨夜の雨で湿気ており、煙しか出ないのである・・。

午前8時までそんなことをして時間を潰して、電話がつながり桟橋へ。どれくらいの費用が掛かるのかはわからないが、全額出してもらうべく交渉をしなければならない。えらく面倒な話だ。

午後からは病院へ。自分の身体を診てもらうのではなく、いつものとおり、母親の付き添いだ。新聞を見ていなかったので知らなかったが、この病院でコロナ感染のクラスターが発生していたらしい。それも、噂ではこれから行く診療科だったそうだ。
恐る恐る行ってみると、診察室の扉は全開になっていた。

おまけに、今日は主治医は休んでいるという。あらまあ、これはきっと感染したんだと確信してしまった。
医療従事者というのは一般人よりも先にワクチン接種しているはずなのにそれでも感染するのだとこの時はっきりわかった。ただ、主治医は異常なほど太っていたのでウイルスを呼びやすい体質であったのかもしれない。
しかし、そうなってくると油断はできない。昨日も会社で、感染者の報告書を2名分書いたところだ。その前にすでに2名が感染で休んでいる。個人的には現在のコロナ感染は普通の風邪に降格してしまっていると思っているのだが、世間はそうは見てくれない。
1年の中で10日間も連続して家の中に閉じ込められてしまったら季節の移り変わりに取り残されてしまう。それだけは避けたい・・。
とにかく、憂鬱な1日であった・・。
条件:長潮 2:42満潮
釣果:ハマチ1匹
事故だ。当てられた・・。
今日は最悪の釣行となってしまった・・。今日は午後から病院に行かねばならないので前回の釣行と同様、朝一だけルアーを投げようと考えて紀ノ川河口へ行ったのだが、停泊中の僕の船が川上からやってきた船に激突されてしまった。
船は大破しなかったが航海灯がなぎ倒され、わずかだが船体にも傷が入ってしまった。


紀ノ川は、土入川の船溜まりから釣り船がたくさん出ていくことを知っているから、川の中央近くで船を停泊させるのは危険だとは常から思っていたし、もとより、スズキを釣りたいと思っているのだから岸に近いところに錨を下していた。

護岸のテトラからはおそらく20メートルも離れていないところだったと思う。だから、まさかこんなに岸に近いところを通って沖に行くやつもおるまいとは考えていた。しかし、ときどきはみなと大橋の一番岸寄りの橋脚と紀ノ川の右岸の間を通って岸沿いを進む船もいないことはなかったが橋脚を過ぎると少しずつ流心に移動してゆくというのが常であった。
上流の方に向かってルアーを投げていたのでこの船の動きはずっと見ていたのだが、全然針路を変えずにそのまま進んでいた。それでも真っ暗の中ではあるまいし、こっちを見ているだろうと思っていたが針路を変える様子はない。いよいよこれは危ないと、無駄だと知りながら両手を大きく振って大声を出してみたけれども当然ながらその声は届くこともなく衝突されてしまった。船が迫ってくる姿はまるで、「ジョーズ」の1シーンのようでもあった。
エンジンを切って錨を下しているので逃げるに逃げられない。相手の船は僕の船の左舷前方に激突して、そのまま舷側をこするような感じで進み、航海灯がなぎ倒された。
ぶつかる瞬間を見た記憶はあるが、その後、自分がどんな行動をしたのかという記憶はまったくない。ただ、「宇宙戦艦ヤマト」を最近見たばかりだったので、頭の中では、「衝撃に備えよ~!!」という命令を自分自身に発していたのだけは覚えている。
できるだけ後ろに下がり、何かにしがみついていたのだろう。落水は免れ、相手も全速力というわけではなかったらしく、大きな船体の破損もなさそうで沈没も免れた。
相手も気が動転していたのだろうが、遠くから、「修理代出すから・・」というようなことを言うだけで、こっちに向かってくる気配がない。逃げられてはまずいと思い、こっちへ来いという仕草を見せてなんとかロープで相手を確保することはできた。

僕の船には気付いていたらしいが、友達から電話がかかってきたのでそれから先は前を見ていなかったという。なんとも・・。
海上保安庁には通報しないでほしいというのには一応同意した。こっちも後々取り調べに何度も出向くのは面倒だ。保険には入っているらしいがそれは使いたくないらしい。理由を聞くと、去年も他人の船に当たって保険を使ったらしい。保険料が上がるので今回は使いたくないという。この人は船に乗っていても大丈夫なひとなのであろうか・・。
僕ももらえるものをもらえたら相手が保険を使おうが使わないがどちらでもよい。しかし、このブログは翌日に書いているのだが、じわじわと首のあたりに痛みが出てきた。一応、物損だけだと思っているようだが、この人は治療費まで見てくれるのか今のところちょっと心配である。とりあえず次の休日には医者を訪ねてみようと思う。
翌日の新聞には、海でのプレジャーボートの事故が増えているという記事が載っていた。まさにそれに該当してしまったのである。

しかし、よりによってなんで僕に当たってくるのかと悲しくなる。6年ほど前にも加太であわや衝突という恐ろしい目にあったことがあるし、帝国軍にはいつも目を付けられ、さだまさしの唄の歌詞ではないが、「運がいいとか悪いとか、人は時々口にするけど、そういうことって確かにあると、自分を見ててそう思う・・」のである。
釣りのほうはというと、今日も少し出遅れ、

ポイントに到着したときにはすでに明るくなってしまっていた。前回、スズキらしき魚が少しだけだがボイルしているところを見たので今日はトップウォーターでスタートしてみた。キャストを始めて2投目でルアーにアタックしてきたので今日は間違いなく魚がいるとわかり、俄然やる気が出てきた。
その後すぐに魚がヒット。スズキではなかったが、ルアーのキャスティングで魚が釣れるのはうれしい。元々魚が釣れるということを期待していなかったのでペンチやナイフはカバンの中に入れたままにしており、それを出している間にルアーとタモが絡まってしまった。
それを解いている間にボイルがどんどん増えてきた。焦りながらなんとか取り外し、キャストを再開するが、その頃にはボイルがパラパラと少なくなってきた。案の定その後はアタリなし。魚が沈んだかと思い、小型のリップレスミノーに交換してキャストをしている最中に件の衝突事故に見舞われたというわけだ。
衝突の後、エンジンが始動することだけを確認して少しだけ釣りを続けたが、なんだかやる気もなくなり午前6時を待たずに終了。
船を点検してもらいたいと思うのだが、さすがにこの時刻では電話してもお兄ちゃんは起きていないだろうと思い、しばし焚き火をして時間を潰す。焚き火セットを持ってきていてよかった。ただし、薪は昨夜の雨で湿気ており、煙しか出ないのである・・。

午前8時までそんなことをして時間を潰して、電話がつながり桟橋へ。どれくらいの費用が掛かるのかはわからないが、全額出してもらうべく交渉をしなければならない。えらく面倒な話だ。

午後からは病院へ。自分の身体を診てもらうのではなく、いつものとおり、母親の付き添いだ。新聞を見ていなかったので知らなかったが、この病院でコロナ感染のクラスターが発生していたらしい。それも、噂ではこれから行く診療科だったそうだ。
恐る恐る行ってみると、診察室の扉は全開になっていた。

おまけに、今日は主治医は休んでいるという。あらまあ、これはきっと感染したんだと確信してしまった。
医療従事者というのは一般人よりも先にワクチン接種しているはずなのにそれでも感染するのだとこの時はっきりわかった。ただ、主治医は異常なほど太っていたのでウイルスを呼びやすい体質であったのかもしれない。
しかし、そうなってくると油断はできない。昨日も会社で、感染者の報告書を2名分書いたところだ。その前にすでに2名が感染で休んでいる。個人的には現在のコロナ感染は普通の風邪に降格してしまっていると思っているのだが、世間はそうは見てくれない。
1年の中で10日間も連続して家の中に閉じ込められてしまったら季節の移り変わりに取り残されてしまう。それだけは避けたい・・。
とにかく、憂鬱な1日であった・・。