イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2025年02月11日 | 2025釣り
場所:水軒沖
条件:大潮6:25満潮
釣果:ボウズ

今日は大失敗を犯してしまった。正常性バイアスとこっちから誘っておいて断れないという、正直さからなのか決断力のなさからなのか気の弱さからなのか、それらが災いして同行してくれた人たちに無駄足を踏ませてしまった。
無駄足を踏まされたのはNさんとanothreNさんだ。



以前から、アマダイは美味しいので釣りに行きたいと言ってくれていて、僕もいつも乗せてもらってばかりなので一度は僕の船にも乗ってもらいたいと思っていた。(小船にはすでに乗ってもらってはいたのだが・・)
週間予報を見ていると、やっと休日と風の無い日が重なってきたので声をかけておいた。ところが、日が進むにつれて風が強く吹く予報に変わってきた・・。
しかし、せっかく声をかけているし、最終の予報が5メートルならなんとかなるのではないかと思い決行を決断した。



朝の友ヶ島の風速は4メートルだったので大丈夫なはずだった・・。



しかし、海に出てみるとものすごい風と波だ。ひとりならすぐに引き返す(というよりも、港に来た時点でエンジンを回さずに帰る)ところだが、今日はそうもいかない。目的の30メートルラインを目指して出港した。

それでもまだ正常性バイアスは働いていて、スパンカーを立てればなんとかなると思っていた。準備をしていると、Nさんから、「もうだめ・・」という声が聞こえてきた。以前からNさんに聞いていたのが、自分は船酔いをするので陸からしか釣りをしないのだということであった。この人がする話は半分は冗談か謙遜なのであまり信じていなかったけれどもこれは本当だったようだ。船の上でもどすひとを久しぶりに見た・・。
正常性バイアスの裏側にいるもうひとりの冷静な自分は、「今日はアカン日だ・・。」と思っていたのでこれは渡りに船だとすぐに帰りましょうということにした。

今日の大失敗には心当たりがふたつある。ひとつは今日買ったおはぎがいつもと色が違っていたこと。



もうひとつはあまりよろしくない工程で懐に転がり込んできた今日のエサ代に限りなく近い1010円だ。
このふたつの要因が今日に反映されてしまったに違いない。

買っていった2パックのイソメは手つかずのまま海に放つことになってしまった。冷蔵庫に入れておけば次の休日まで生かしておけるかもしれないがそれを奥さんが許すはずがない。それならば、タイで生き物を買って放流することで功徳を積むという放生会という習慣に倣ってそれをやってみて数々の悪行の因果がご破算になればと思うのだが、あのイソメたちはきっと船の下でウロウロしているチヌに喰われてしまったはずなので僕の悪行の呪いは当分続くことになるのかもしれない・・。

コメント (1)
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