ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

豪華シャンパーニュ♪

2011-01-12 22:02:36 | ワイン&酒
素晴らしいクロ・ド・ラ・ロッシュ3本の前に開けたのは、これまた素晴らしいシャンパーニュ3本。
夢のようなラインナップでした
(暗くて画像がうまく撮れていないのですが、ご容赦を・・・)



Jean Milan 2002 Brut Selection Terre de Noel

3本の中では軽めかも?、ということで、まずこちらからスタート。

コート・デ・ブランのオジェが本拠地で、ブドウ品種はシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。

アロマは思ったよりも熟成感があり、酵母っぽい、乳酸菌?ヨーグルト?的な、ふくよかさがあります。
が、酸味がまだしっかりとしていて、軽やかでチャーミングでエレガント

コロンとしたボトルの形もエッチングもステキで、「ノエル」というネーミングもロマンチックなので、贈り物にしたら喜ばれそうです。テーブルも盛り上がるのではないでしょうか?



Andre Clouet Brut Grand Cru Classe 1911

ブジーとアンボネのピノ・ノワール100%からつくられたブラン・ド・ノワール。

「1911」というのはヴィンテージではなく、20世紀最高のシャンパーニュの当たり年といわれた1911年に敬意を表して付けられました。
本当に1911年産だったらスゴイですよね(笑)

1本目のブラン・ド・ブランと比べると、こちらの方が琥珀色が濃いだけでなく、熟成のアロマも深くなります。
カスタートっぽさ、バニラ、ブリュレ・・・といったニュアンスが強く現れ、より熟れた感じがあり、味わいも少し甘さを感じます。

これはNVですが、1997年、1998年、2000年の原酒をブレンドしているようなので、2002年のジャン・ミランよりも熟成感が出ているのは納得ですね。



Billecart-Salmon 1998 Cuvee Nicolas Francois Billecart

ビルカール・サールモンは私も訪問したことがあり、色々なキュヴェを飲んでいますが、この「ニコラ・フランソワ・ビルカール」も格別に素晴らしい!

コート・デ・ブランのシャルドネとモンターニュ・ド・ランスのピノ・ノワール、いずれもグラン・クリュの畑からのものをブレンドしたキュヴェで、“バランスとリッチさ”をコンセプトにしています。

外観は前の2本よりもさらに濃い色調の琥珀色で、花、マロン、ミネラルのアロマを感じます。
素晴らしいと思ったのは「酸」で、非常にしっかりした酸があり、骨格の中心となるばかりか、酸の旨味がよく出ています。
ミネラルも豊富で、マロンのほっこりした感じもあり、思わず頬が緩みます



今回のシャンパーニュはどれも熟成感があったので、食中酒 にも最適です。
選ぶ食事のメニューによっては、1本でディナーを通せます。
そう考えると、シャンパーニュは実にガストロノミーなワインですよね。

ということで、今回のシャンパーニュ&クロ・ド・ラ・ロッシュに合わせた料理は・・・
また明日のお楽しみということで(笑)


コメント
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