ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

文豪に愛された日本料理店でオトナ女子会【後編】

2013-02-17 11:03:00 | レストラン&店
さて、いよいよ 【前編】 で紹介したワインと、日本料理 を合わせてみましょう。



料理店は、神田・末広町の 「花ぶさ」 さん。
あの池波正太郎さんが愛した店として知られています。

今回は、ワインと相性のいい料理を料理長の嶋田宗和さんに作っていただきました。



ただし、ワインの銘柄までは詳細に伝えていませんでしたし、私も当日まではわからなかったので、ひとまず、コレと考えられる順番でワインを合わせていきました。


前菜 くわいせんべい ふぐ皮ポンズ さばみそ

乾杯はシャンパーニュで。ということから、前菜に合わせたのはシャンパーニュ。パリパリのくわいせんべいとふぐ皮のポンズ和えは相性がよかったですが、鯖は少々生臭くなりました。鯖に合ったのは、ドイツのフランケンのシルバーナ。臭みを感じず、おいしくいただけました。



お造り 鯛 めじ鮪

醤油の小皿に入ってるのはポンズです。左の小皿には大根おろしを、右の小皿にはワサビを溶き、鯛とマグロをそれぞれに付けていただきます。刺身はドイツのシルバーナ、特に、大根おろし。オーストリアのリースリングも大根おろし+ポンズの組み合わせとよく合いました。ワサビ+ポンズ+マグロとリースリングは、やや分離気味?



お椀 ひげだら みぞれ汁

大根おろしの入ったみぞれの椀には、ドイツのシルバーナがドンピシャ
野菜のやさしい甘さが辛口のシルバーナによく合い、実はこれが今回のベストマリアージュかもしれません。



焼物 にしん醤油焼き

醤油を塗ったニシンと、右に添えられた白子の焼物には赤ワインでしょう?と、唯一の赤ワインであるメルキュレイを合わせてみました。悪くないですが、もっとピッタリ合ったのが、オレゴンのシャルドネ“サイテーション”。ふっくらやさしい滋味なワインに、強すぎない醤油味のふっくらした身の魚がよく合い、意外な発見でした。



蒸し物  かぶらむし                揚物 芝海老のしんじょう

かぶらむしは、野菜が得意なシルバーナがオススメ。
芝海老のしんじょうは、シルバーナ、リースリング、シャルドネが合いましたが、軽いピノ・ノワールの赤ワイン、メルキュレイも悪くありません。



酢物 鰤の叩き                   食事 かきごはん

ブリのたたき…、このあたりになってくると、無理にワインを合わせなくていいと思いますが。
牡蠣の炊き込みご飯は味がしっかりしているので、ピノ・ノワールと合わせてみるのも面白いと思います。



甘味 白玉ぜんざい





今回のワインの中での嬉しい発見は、ドイツの辛口シルバーナ (右端から2本目)

とにかく、守備範囲が広い!合わせるのに難しそうな料理にも、自然にピタリと寄り添います。自分自身が強く主張せず、料理をよりおいしくしてくれるワインですので、これはぜひ覚えておくことをオススメします。

※全ワインの紹介は 【前編】 をご覧ください




御料理  花ぶさ
 東京都千代田区外神田6丁目15−5  (東京メトロ 銀座線「末広町」下車すぐ)
 http://kanda-hanabusa.com/




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