昨日のニュージーランドワイン試飲会 で、改めて気づいたこと。
それは、 ブレンドワインの面白さ
NZのトップ2 ソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールの素晴らしさは、すでに充分わかりました。
ただ、それだけでは選択肢が広がりにくい、ということから、今回のセミナーのテーマで、シャルドネとシラーが取り上げられたのだと思います。
シラーについては、クールでエキサイティングなチョイス です
でも、シャルドネは、世界の他の産地との差別化がしにくいと感じました。
むしろ、他品種&多品種の ブレンドワイン が NZでは面白いかもしれません。

昨日は未輸入のワイナリーが3社来ていましたが、そのうちのひとつに、こんなブレンドワインがありました。

Elephant Hill
左)Elephant Hill Le Phant Blanc Hawke's Bay 2011
ホークス・ベイに新設された(2003年植樹、2006年初収穫)「エレファント・ヒル」がつくる、ヴィオニエ75%+ゲヴュルツトラミネール&ピノ・グリ25%というブレンドの白ワインです。
アロマティック品種を使っているので、華やかさがあり、まろやかでジューシーで、やわらかい果実味を楽しめます。酸もしっかりあり、余韻も長い!アルコール度数は13.5%。
ここのオーナーが来ていたので、料理とのマリアージュを尋ねたところ、スパイシーな味付けをしたシーフードと相性がよく、ワイナリーに併設しているレストランでもそれを出しているとのこと。この組み合わせはイケそうです。

Elephant Hill Hieronymus Hawke's Bay 2011
Hieronymusは赤のブレンドワインで、メルロ55%+マルベック45%。
ソフトで丸みを帯び、かつエレガント。うまみもあり、ほどよい飲みごたえです。
何より、メルロとマルベックという組み合わせが楽しいじゃありませんか?
このつくり手は、単一自社畑からプレミアムクラスのソーヴィニヨン・ブランやシャルドネ、ピノ・ノワールも生産しており、それらの品質も良かったですが、白赤それぞれのブレンドワインが面白かったので、ピックアップしました。
エチケットのデザインが、エレファント=象の皮膚を模しているのもユニーク。
ワイナリーのロビーにも、象のモニュメントを置いているようですよ


SOHO WINE CO
「ソーホー・ワイン」も未輸入生産者。
こちらも、かなりユニークで、マルボロ、ワイヘケ島(オークランド)、セントラル・オタゴの3か所に自社畑を持ち、それぞれの個性を引き出すため、3人の醸造家がワインづくりを行なっています。

SOHO REVOLVER Bordeaux Blend 2010
メルロ72%+マルベック20%+カベルネ・フラン7% の赤ワインで、産地はワイヘケ島。
今はアルゼンチンの主要品種としての方が著名なマルベックですが、かつてはボルドーでも使われていた歴史があります。このワインにはカベルネ・ソーヴィニヨンは入っていませんが、ボルドーの赤ワインに使われるブドウ品種をブレンドしているので、“ボルドー・ブレンド”。
カベルネ・ソーヴィニヨン+メルロのブレンドワインは、NZでも歴史がありますが(ホークス・ベイ、オークランド)、それ以外の品種をブレンドし、それぞれの品種の個性や土地の個性が出たワインも興味深いので、ぜひ増えていってほしいカテゴリだと思います。

左)SOHO JAGGER Pinot Gris Marlborough 2012 右)STELLA SB Marlborough 2012
白ワイン好きの私のオススメは、 ピノ・グリ“ジャガー”。
果実味の口当たりがよく、爽やかな酸味が食欲をそそる、フードライクな白ワインです。
右の“ステラ”はパンチのあるソーヴィニヨンで、ワインとしての出来はいいと思いますが、幅広いシーンで楽しめるのは“ジャガー”だと思います。日本の食卓との相性 も断然こっち。
こういうピノ・グリのワインを、もっと日本に入れてほしい!



TARRAS Wines
ここも未輸入のワイナリーです。ブレンドワインはありませんでしたが、素晴らしいピノ・ノワールがあったので、紹介します。
右端がベーシックなピノ・ノワール Tarras Vineyard Pinot Noir Central Otagao 2009 で、左2つが上級レンジのシングル・ヴィンヤードになります。
産地は南島のセントラル・オタゴ。NZのピノ・ノワールの産地で私が個人的に最も好きなのがセントラル・オタゴなんですが、そうした理由でピックアップしたわけではありません。
キレイにエクストラクトされた果実味がみずみずしく、じわ~っと口の中に広がり、余韻まで長く引っ張ります。
シングルヴィンヤードは、The Steppes Pinot Noir Central Otago 2009と The Canyon Pinot Noir Bengigo Central Otago 2009 で、ベーシックワインに複雑味やフィネスが加わります。
Steppes はやさしくフェミニンで、Canyon は骨格がよりがっしりとして男性的に感じましたが、どちらも醸造方法は同じで、ワインの個性は畑の土壌の違いから来ている、と、ワイナリーの担当者の談。私の個人的な好みはフェミニンなSteppes。こちらは早くから楽しめると思います。

KURUKURU
Pinot Noir Central Otago 2008 Sauvignon Blanc Marlborough 2011
こちらのワインもタラスワインのラインナップ。KURUKURU(クルクル)という名前がカワイイ!と伝えたら、裏に隠してあったピノ・ノワールを出してくれました(笑)
このワイン、名前はカワイイけれど、英国のデカンター誌の2010年度のアワードを獲得(ピノ・ノワール2008)している本格派。
飲むシーンが楽しくなるワイン ですよね?

“飲むのが楽しくなるワイン”なら、こちらもオススメです。

RIVERBY ESTATE (Marlborough)
ワイナリーの名前“RIVERBY”はマルボロを流れるオパワ川に由来し、エチケットにはオパワ川でよく捕れたニジマスの絵が描かれています。
小規模で生産量も少ないという、この リヴァビー・エステイト のエチケットに、私は惹かれてしまいました。
いくつか紹介されていた中で、イイナと思ったのは、左端の貴腐ワイン Marlborough Noble Sauvingnon Blanc/Semillon 2011(375ml,3150円)と、右から2つ目のドライリースリング Marlborough Riesling 2009 (2310円)。
貴腐ブドウからの極甘口ワインの残糖は254g/リットル。酸をしっかり残した上品かつ複雑味のある甘さが素敵で、余韻がとても長い!アルコール度数は9%。
ドライリースリングは、リースリングらしさがしっかり味わえます。辛口ですが、果実味がキレイで、もう1杯、またもう1杯、と飲みたくなります。アルコール度数12.5%。
(輸入元:アプレヴ・トレーディング)

味わいはもちろん重要ですが、そのワインを目の前にして、楽しんで飲めるか? というのも、私にとっては大事なポイント。
エチケットやセンスに惹かれたり、ということも、あっていいのではないでしょうか?
NZワインを選ぶなら、ソーヴィニヨン・ブランやピノ・ノワールだけでなく、幅広い選択肢の中で探してみると面白いもの、楽しいものに出会える と思います。
これが主流、という考えは置いといて、皆さんの好きなように、感じたままに飲んでください

それは、 ブレンドワインの面白さ

NZのトップ2 ソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールの素晴らしさは、すでに充分わかりました。
ただ、それだけでは選択肢が広がりにくい、ということから、今回のセミナーのテーマで、シャルドネとシラーが取り上げられたのだと思います。
シラーについては、クールでエキサイティングなチョイス です

でも、シャルドネは、世界の他の産地との差別化がしにくいと感じました。
むしろ、他品種&多品種の ブレンドワイン が NZでは面白いかもしれません。

昨日は未輸入のワイナリーが3社来ていましたが、そのうちのひとつに、こんなブレンドワインがありました。

Elephant Hill
左)Elephant Hill Le Phant Blanc Hawke's Bay 2011
ホークス・ベイに新設された(2003年植樹、2006年初収穫)「エレファント・ヒル」がつくる、ヴィオニエ75%+ゲヴュルツトラミネール&ピノ・グリ25%というブレンドの白ワインです。
アロマティック品種を使っているので、華やかさがあり、まろやかでジューシーで、やわらかい果実味を楽しめます。酸もしっかりあり、余韻も長い!アルコール度数は13.5%。
ここのオーナーが来ていたので、料理とのマリアージュを尋ねたところ、スパイシーな味付けをしたシーフードと相性がよく、ワイナリーに併設しているレストランでもそれを出しているとのこと。この組み合わせはイケそうです。

Elephant Hill Hieronymus Hawke's Bay 2011
Hieronymusは赤のブレンドワインで、メルロ55%+マルベック45%。
ソフトで丸みを帯び、かつエレガント。うまみもあり、ほどよい飲みごたえです。
何より、メルロとマルベックという組み合わせが楽しいじゃありませんか?
このつくり手は、単一自社畑からプレミアムクラスのソーヴィニヨン・ブランやシャルドネ、ピノ・ノワールも生産しており、それらの品質も良かったですが、白赤それぞれのブレンドワインが面白かったので、ピックアップしました。
エチケットのデザインが、エレファント=象の皮膚を模しているのもユニーク。
ワイナリーのロビーにも、象のモニュメントを置いているようですよ



SOHO WINE CO
「ソーホー・ワイン」も未輸入生産者。
こちらも、かなりユニークで、マルボロ、ワイヘケ島(オークランド)、セントラル・オタゴの3か所に自社畑を持ち、それぞれの個性を引き出すため、3人の醸造家がワインづくりを行なっています。

SOHO REVOLVER Bordeaux Blend 2010
メルロ72%+マルベック20%+カベルネ・フラン7% の赤ワインで、産地はワイヘケ島。
今はアルゼンチンの主要品種としての方が著名なマルベックですが、かつてはボルドーでも使われていた歴史があります。このワインにはカベルネ・ソーヴィニヨンは入っていませんが、ボルドーの赤ワインに使われるブドウ品種をブレンドしているので、“ボルドー・ブレンド”。
カベルネ・ソーヴィニヨン+メルロのブレンドワインは、NZでも歴史がありますが(ホークス・ベイ、オークランド)、それ以外の品種をブレンドし、それぞれの品種の個性や土地の個性が出たワインも興味深いので、ぜひ増えていってほしいカテゴリだと思います。

左)SOHO JAGGER Pinot Gris Marlborough 2012 右)STELLA SB Marlborough 2012
白ワイン好きの私のオススメは、 ピノ・グリ“ジャガー”。
果実味の口当たりがよく、爽やかな酸味が食欲をそそる、フードライクな白ワインです。
右の“ステラ”はパンチのあるソーヴィニヨンで、ワインとしての出来はいいと思いますが、幅広いシーンで楽しめるのは“ジャガー”だと思います。日本の食卓との相性 も断然こっち。
こういうピノ・グリのワインを、もっと日本に入れてほしい!



TARRAS Wines
ここも未輸入のワイナリーです。ブレンドワインはありませんでしたが、素晴らしいピノ・ノワールがあったので、紹介します。
右端がベーシックなピノ・ノワール Tarras Vineyard Pinot Noir Central Otagao 2009 で、左2つが上級レンジのシングル・ヴィンヤードになります。
産地は南島のセントラル・オタゴ。NZのピノ・ノワールの産地で私が個人的に最も好きなのがセントラル・オタゴなんですが、そうした理由でピックアップしたわけではありません。
キレイにエクストラクトされた果実味がみずみずしく、じわ~っと口の中に広がり、余韻まで長く引っ張ります。
シングルヴィンヤードは、The Steppes Pinot Noir Central Otago 2009と The Canyon Pinot Noir Bengigo Central Otago 2009 で、ベーシックワインに複雑味やフィネスが加わります。
Steppes はやさしくフェミニンで、Canyon は骨格がよりがっしりとして男性的に感じましたが、どちらも醸造方法は同じで、ワインの個性は畑の土壌の違いから来ている、と、ワイナリーの担当者の談。私の個人的な好みはフェミニンなSteppes。こちらは早くから楽しめると思います。

KURUKURU
Pinot Noir Central Otago 2008 Sauvignon Blanc Marlborough 2011
こちらのワインもタラスワインのラインナップ。KURUKURU(クルクル)という名前がカワイイ!と伝えたら、裏に隠してあったピノ・ノワールを出してくれました(笑)
このワイン、名前はカワイイけれど、英国のデカンター誌の2010年度のアワードを獲得(ピノ・ノワール2008)している本格派。
飲むシーンが楽しくなるワイン ですよね?


“飲むのが楽しくなるワイン”なら、こちらもオススメです。

RIVERBY ESTATE (Marlborough)
ワイナリーの名前“RIVERBY”はマルボロを流れるオパワ川に由来し、エチケットにはオパワ川でよく捕れたニジマスの絵が描かれています。
小規模で生産量も少ないという、この リヴァビー・エステイト のエチケットに、私は惹かれてしまいました。
いくつか紹介されていた中で、イイナと思ったのは、左端の貴腐ワイン Marlborough Noble Sauvingnon Blanc/Semillon 2011(375ml,3150円)と、右から2つ目のドライリースリング Marlborough Riesling 2009 (2310円)。
貴腐ブドウからの極甘口ワインの残糖は254g/リットル。酸をしっかり残した上品かつ複雑味のある甘さが素敵で、余韻がとても長い!アルコール度数は9%。
ドライリースリングは、リースリングらしさがしっかり味わえます。辛口ですが、果実味がキレイで、もう1杯、またもう1杯、と飲みたくなります。アルコール度数12.5%。
(輸入元:アプレヴ・トレーディング)

味わいはもちろん重要ですが、そのワインを目の前にして、楽しんで飲めるか? というのも、私にとっては大事なポイント。
エチケットやセンスに惹かれたり、ということも、あっていいのではないでしょうか?
NZワインを選ぶなら、ソーヴィニヨン・ブランやピノ・ノワールだけでなく、幅広い選択肢の中で探してみると面白いもの、楽しいものに出会える と思います。
これが主流、という考えは置いといて、皆さんの好きなように、感じたままに飲んでください

