昨年末に自宅のワインセラーを整理していたら、2006年から8年分のボジョレ・ヌーヴォーが見つかりました。
同じ生産者のワインですので、これを飲み比べたら面白いんじゃない?
ということで、ワイン好きにお声かけしたところ、ボジョレ・ヌーヴォーを垂直で飲むこの企画に乗っかってくれた奇特な方々が見付かりました(笑)
題して Beaujolais-Village Nouveau Primeur 2006~2013 垂直ワイン会

つくり手は、ブルゴーニュワインの中心地ボーヌの メゾン・ジョゼフ・ドルーアン。1880年の創立以来、伝統を守りながら「エレガンスとバランス」を追求したワインづくりを行なう、家族経営にこだわるワイナリーです。
私もここには10年以上前に訪問したことがあり、ボーヌの街の地下に広がるセラーや、中心から少し離れたワイナリーを見せていただいたりしました。担当スタッフとの楽しいランチなど、いい思い出です。

まずは若いヴィンテージからスタートしましょう。

Beaujolais-Village Nouveau Primeur 2012 / 2013 Joseph Drouhin
2013年 はヌーヴォーらしさ全開で、まだまだ超フレッシュ!
ヌーヴォー独特のアロマ、風味があり、「これぞ、ザ・ヌーヴォー」という声が多数。
2012年 は非常に軽やか。ピュアで繊細で、タッチがソフト。
これは私の好きなタイプのワインです。ハモと帆立のテリーヌとの相性がバッチリでした。

Beaujolais-Village Nouveau Primeur 2009 / 2010 / 2011 Joseph Drouhin
2011年 は、これまでの若い2つとまったくキャラクターが異なります。ガメイらしさは影をひそめ、タンニン分しっかり。骨格のある味わいは、パテ・ド・カンパーニュと好相性でした。
2010年 も骨格がしっかりし、さらには、ワインとしてのバランスがよく、「ヌーヴォーとは思えない」、「ガメイとは思えない」という声が聞かれました。これもパテによく合い、肉料理でもいけると思います。食事がおいしくなるタイプのワインでした。
2009年 はこれまでのものとまったく違います。ノンフィルター?なのか、もわもわとしたジャムを思わせるやわらかでジューシーな口当たり。でも、うま味はしっかりあります。こういうスタイルもいいですね。
2010年のエチケットを見ると、左上にリボンがかかっているのがわかりますか?
1880年創業のジョセフ・ドルーアンは、2010年が130周年 。
それを記念したものですが、この年はヌーヴォーも気合を入れて造ったように思います。

Beaujolais-Village Nouveau Primeur 2006 / 2007 / 2008 Joseph Drouhin
2008年 は味わいに透明感があり、その前の年の2007年よりもとても若く感じました。
さらりと軽やかなスタイルで、この後の2009年ともキャラクターが違うのが面白いですね。
2007年 は、さすがに色が薄くなり、色調に透明感があります。ここまで来ると、経年変化の影響も大きいと思いますが、味わいも軽快。でも、まだしっかり飲めて、チャーミング。
2006年 は、残念ながらブショネ(コルク臭)でダメでした。
こういうことも、ままあります。

ボジョレー・ヌーヴォーは、早めに飲み切るワイン、と言われていますが、数年置いてもまだまだ余裕で楽しめることが、今回の飲み比べでわかりました。
もちろん、そのヌーヴォーの資質によります。
収穫年の影響もありますが、重要なのは“つくり手”。
ジョセフ・ドルーアンに関しては、ある程度の経年に耐えうることがわかりました。
では、10年以上は?他のつくり手では?
ぜひ、どなたか実験をしてみてください(笑)

ヌーヴォー8本の後は、シャンパーニュで改めて乾杯しました。


Champagne Michel Tixier Chigny-les-Roses 1er Cru Rosé de Saignee Brut
先日のフランスで入手してきた、ピノ・ムニエ100%、セニエでつくられたロゼ・シャンパーニュ。
色がとても濃く、ジューシーな果実感たっぷり。生き返りました(笑)


左)Penguin Eiswein Silvaner 2003 Louis Guntrum (Germany, Rheinhessen)
右)MADEIRA Sweet BARBEITO (Portugal, Madeira)
デザートワインはドイツのアイスワインだけの予定でしたが、マデイラも追加。
アイスワインは、ずいぶん前にドイツで入手したもの。甘さ濃密ですが、酸のおかげでピュアな味わいです。
マデイラはトロリと濃厚で、黒蜜を思わせるコクがありました。

お料理は、東京メトロ 銀座駅直結の 「BAR & DINIG CINQ」 さんで。


自家製チキンコンソメスープ パテ・ド・カンパーニュ ハモとホタテのテリーヌ
パテとテリーヌはプティサラダ添え。
魚介のテリーヌは軽やかな赤ワインにも合います。


本日のポタージュ 鶏モモ肉の赤ワイン煮込み(2013年ボジョレー・ヌーヴォー)
有機野菜のポタージュは、熊本産ミニ白菜、鹿児島産安納芋、宮崎産ごぼう、北海道産タマネギを使用。
ボジョレ・ヌーヴォーで煮込んだ鶏肉は、当然ボジョレー・ヌーヴォーに合います。

メキシコ産黒いちじくのコンポート みかんの蜂蜜アイスクリーム

8人でワイン10本、よく飲み、よく食べました!
ご参加の皆さん、ありがとうございました

同じ生産者のワインですので、これを飲み比べたら面白いんじゃない?
ということで、ワイン好きにお声かけしたところ、ボジョレ・ヌーヴォーを垂直で飲むこの企画に乗っかってくれた奇特な方々が見付かりました(笑)
題して Beaujolais-Village Nouveau Primeur 2006~2013 垂直ワイン会


つくり手は、ブルゴーニュワインの中心地ボーヌの メゾン・ジョゼフ・ドルーアン。1880年の創立以来、伝統を守りながら「エレガンスとバランス」を追求したワインづくりを行なう、家族経営にこだわるワイナリーです。
私もここには10年以上前に訪問したことがあり、ボーヌの街の地下に広がるセラーや、中心から少し離れたワイナリーを見せていただいたりしました。担当スタッフとの楽しいランチなど、いい思い出です。

まずは若いヴィンテージからスタートしましょう。

Beaujolais-Village Nouveau Primeur 2012 / 2013 Joseph Drouhin
2013年 はヌーヴォーらしさ全開で、まだまだ超フレッシュ!
ヌーヴォー独特のアロマ、風味があり、「これぞ、ザ・ヌーヴォー」という声が多数。
2012年 は非常に軽やか。ピュアで繊細で、タッチがソフト。
これは私の好きなタイプのワインです。ハモと帆立のテリーヌとの相性がバッチリでした。

Beaujolais-Village Nouveau Primeur 2009 / 2010 / 2011 Joseph Drouhin
2011年 は、これまでの若い2つとまったくキャラクターが異なります。ガメイらしさは影をひそめ、タンニン分しっかり。骨格のある味わいは、パテ・ド・カンパーニュと好相性でした。
2010年 も骨格がしっかりし、さらには、ワインとしてのバランスがよく、「ヌーヴォーとは思えない」、「ガメイとは思えない」という声が聞かれました。これもパテによく合い、肉料理でもいけると思います。食事がおいしくなるタイプのワインでした。
2009年 はこれまでのものとまったく違います。ノンフィルター?なのか、もわもわとしたジャムを思わせるやわらかでジューシーな口当たり。でも、うま味はしっかりあります。こういうスタイルもいいですね。
2010年のエチケットを見ると、左上にリボンがかかっているのがわかりますか?
1880年創業のジョセフ・ドルーアンは、2010年が130周年 。
それを記念したものですが、この年はヌーヴォーも気合を入れて造ったように思います。

Beaujolais-Village Nouveau Primeur 2006 / 2007 / 2008 Joseph Drouhin
2008年 は味わいに透明感があり、その前の年の2007年よりもとても若く感じました。
さらりと軽やかなスタイルで、この後の2009年ともキャラクターが違うのが面白いですね。
2007年 は、さすがに色が薄くなり、色調に透明感があります。ここまで来ると、経年変化の影響も大きいと思いますが、味わいも軽快。でも、まだしっかり飲めて、チャーミング。
2006年 は、残念ながらブショネ(コルク臭)でダメでした。
こういうことも、ままあります。

ボジョレー・ヌーヴォーは、早めに飲み切るワイン、と言われていますが、数年置いてもまだまだ余裕で楽しめることが、今回の飲み比べでわかりました。
もちろん、そのヌーヴォーの資質によります。
収穫年の影響もありますが、重要なのは“つくり手”。
ジョセフ・ドルーアンに関しては、ある程度の経年に耐えうることがわかりました。
では、10年以上は?他のつくり手では?
ぜひ、どなたか実験をしてみてください(笑)

ヌーヴォー8本の後は、シャンパーニュで改めて乾杯しました。


Champagne Michel Tixier Chigny-les-Roses 1er Cru Rosé de Saignee Brut
先日のフランスで入手してきた、ピノ・ムニエ100%、セニエでつくられたロゼ・シャンパーニュ。
色がとても濃く、ジューシーな果実感たっぷり。生き返りました(笑)


左)Penguin Eiswein Silvaner 2003 Louis Guntrum (Germany, Rheinhessen)
右)MADEIRA Sweet BARBEITO (Portugal, Madeira)
デザートワインはドイツのアイスワインだけの予定でしたが、マデイラも追加。
アイスワインは、ずいぶん前にドイツで入手したもの。甘さ濃密ですが、酸のおかげでピュアな味わいです。
マデイラはトロリと濃厚で、黒蜜を思わせるコクがありました。

お料理は、東京メトロ 銀座駅直結の 「BAR & DINIG CINQ」 さんで。


自家製チキンコンソメスープ パテ・ド・カンパーニュ ハモとホタテのテリーヌ
パテとテリーヌはプティサラダ添え。
魚介のテリーヌは軽やかな赤ワインにも合います。


本日のポタージュ 鶏モモ肉の赤ワイン煮込み(2013年ボジョレー・ヌーヴォー)
有機野菜のポタージュは、熊本産ミニ白菜、鹿児島産安納芋、宮崎産ごぼう、北海道産タマネギを使用。
ボジョレ・ヌーヴォーで煮込んだ鶏肉は、当然ボジョレー・ヌーヴォーに合います。

メキシコ産黒いちじくのコンポート みかんの蜂蜜アイスクリーム

8人でワイン10本、よく飲み、よく食べました!
ご参加の皆さん、ありがとうございました

