ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ラデュレの焼き菓子

2014-01-11 16:52:35 | 甘いもん
フランスはパリの菓子店 「LADUREE」 (ラデュレ)は日本でも大層な人気で、日本第一号店が2008年7月に銀座三越にオープンした時には長蛇の列ができました。

今は日本の店舗数も増え、行列ができるという話は聞かなくなりましたけれど、マカロン ならやっぱりラデシュレ、という人が多いようですね。
※ラデュレのマカロンについて以前書いた記事 → コチラ

ラデュレ人気を裏付けるかのように、パリのシャルル・ド・ゴール空港 の日本便出発ロビーには、しっかりショップがありました。
※2013年12月の記事参照 → コチラ

時間に余裕があったので、私もCDG空港のショップを覗き、マカロンは日持ちがしないため、焼き菓子を買いました。


Sables Nantais  LADUREE (Paris)

“サブレ・ナンテ” は、フランス最長のロワール川の河口近くに位置する ナント市周辺で作られる伝統地方菓子 です。

サブレは、フランス語で“砂”の意味。
口の中に入れると、ホロホロと砂のように解れることから名付けられています。

サブレ生地は バター が多く配合されるのが特徴です。



このサブレ・ナンテもバターたっぷりで、サクサクの食感の後に、バターの風味が口いっぱいに広がります。このバター感は英国のショート・ブレッドによく似ていると思いました。でも、ショートブレッドよりも、サブレ・ナンテの方がサックリ軽やか。紅茶が合います



ナントの勅令(1598年)や、小説家ジュール・ヴェルヌの生誕地としても知られているナント市は、かつて ブルターニュ大公 の支配下にありました。

ブルターニュ といえば 酪農 で知られ、バターはブルターニュの名産品。
だから、この地方のサブレにはバターがたっぷり使われているのでしょう。

見た目はとてもシンプルですが、濃厚なバターの風味をしっかり味わえます。

マカロンのようなカラフルさ、華やかさはまったくありませんが、味わいは複雑でおいしい。
その地方で長年愛されてきた、地味だけれどおいしい伝統菓子が、私は大好きです。


ラデュレを象徴するマカロンの絵柄のパッケージがカワイイので、ちょっとしたお土産にもオススメ

たしか、10枚入りで9.8ユーロくらいだったと思います。
日本のショップでは1200円ほどで販売されているので、円安の今なら、日本で買う方がお得だったりしますけれど(笑)

焼き菓子以外のラデュレのオススメは、“チョコレート”


コメント
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