最近よく耳にするのが、EPA(Economic Partnership Agreement、経済連携協定)。
新聞などでもよく取り上げていますが、ワインの例で検証してみましょう。
ある国や地域との間で、関税をなくし、物やサービスの自由な貿易をより進めることを目的としたFTA(Free Trade Agreement、自由貿易協定)をベースに、日本は、さらに幅広いさまざまな分野を対象に、経済上の連携強化を目的とした協定-EPAを各国と交渉しています。
関税はさまざまな輸入物品にかかり、ワイン にも、もちろんかかります。
ワインは1リットルにつき125円、または価格の15%、どちらか低い金額が関税額となります。
ワインのレギュラーボトル1本750mlで計算すると、625円が分岐点です。
625円のワインなら、どちらの計算方法でも、1本につき93.75円の関税がかかります。
625円以上のワインなら、700円でも、5000円でも、10万円でも93.75円。
逆に、500円なら75円、300円なら45円、200円なら30円?
ただし、“1リットルにつき67円を下回る場合には67円”という規定があるようなので、どんなに安いワインでも、67円が最低ライン(750mlなら50.25円)ということになります。
となると、明らかに、低価格ワインの方が割高 。
ワインの関税撤廃は、625円未満のワインにとって願ってもないこと!
輸入業者が喜ぶのはもちろん、私たち消費者も今よりも安く買えるようになりそう?

すでに2007年からEPA協定が発効している チリ を見てみましょう。
ワインに関しては13年かけて年々関税額が下がっている段階ですが、その影響がもう数字に現れているといえます。
※酒類によって年数は微妙に違いますが、代表的な“ワイン”を取り上げました
日本へのチリワイン輸入量の推移をみると、2008年から2012年で 121.04%増です。
これは、上位5か国の中でも最大の伸び率となっています。
日本への輸入ワイン上位国は、1位フランス(7.56)、2位イタリア(4.38)、3位チリ(3.31)、4位スペイン(3.25)、5位アメリカ(2.79)
※数字は2012年のもの、単位は100万ケース(Vinexpo/IWSR 2014調査より)
2008年では5位でしたが、2012年は3位に急上昇しました。
日本へのチリワインの輸入が非常に順調な要因のひとつは、このEPAでしょう。

そこで気になるのが、他のワイン生産国。
最近の新聞記事でよく取り上げていますが、日本政府は EU(欧州連合)とEPAの交渉中です。
EUと日本のEPA協定が結ばれれば、欧州産ワインが安く飲めるようになってくるかもしれません。

また、ワインだけでなく、チーズやバター、オリーブオイル、チョコレートといった食品も恩恵を受けそうですよね。待ちきれないかも(笑)

新聞などでもよく取り上げていますが、ワインの例で検証してみましょう。
ある国や地域との間で、関税をなくし、物やサービスの自由な貿易をより進めることを目的としたFTA(Free Trade Agreement、自由貿易協定)をベースに、日本は、さらに幅広いさまざまな分野を対象に、経済上の連携強化を目的とした協定-EPAを各国と交渉しています。
関税はさまざまな輸入物品にかかり、ワイン にも、もちろんかかります。
ワインは1リットルにつき125円、または価格の15%、どちらか低い金額が関税額となります。
ワインのレギュラーボトル1本750mlで計算すると、625円が分岐点です。
625円のワインなら、どちらの計算方法でも、1本につき93.75円の関税がかかります。
625円以上のワインなら、700円でも、5000円でも、10万円でも93.75円。
逆に、500円なら75円、300円なら45円、200円なら30円?
ただし、“1リットルにつき67円を下回る場合には67円”という規定があるようなので、どんなに安いワインでも、67円が最低ライン(750mlなら50.25円)ということになります。
となると、明らかに、低価格ワインの方が割高 。
ワインの関税撤廃は、625円未満のワインにとって願ってもないこと!
輸入業者が喜ぶのはもちろん、私たち消費者も今よりも安く買えるようになりそう?

すでに2007年からEPA協定が発効している チリ を見てみましょう。
ワインに関しては13年かけて年々関税額が下がっている段階ですが、その影響がもう数字に現れているといえます。
※酒類によって年数は微妙に違いますが、代表的な“ワイン”を取り上げました
日本へのチリワイン輸入量の推移をみると、2008年から2012年で 121.04%増です。
これは、上位5か国の中でも最大の伸び率となっています。
日本への輸入ワイン上位国は、1位フランス(7.56)、2位イタリア(4.38)、3位チリ(3.31)、4位スペイン(3.25)、5位アメリカ(2.79)
※数字は2012年のもの、単位は100万ケース(Vinexpo/IWSR 2014調査より)
2008年では5位でしたが、2012年は3位に急上昇しました。
日本へのチリワインの輸入が非常に順調な要因のひとつは、このEPAでしょう。

そこで気になるのが、他のワイン生産国。
最近の新聞記事でよく取り上げていますが、日本政府は EU(欧州連合)とEPAの交渉中です。
EUと日本のEPA協定が結ばれれば、欧州産ワインが安く飲めるようになってくるかもしれません。

また、ワインだけでなく、チーズやバター、オリーブオイル、チョコレートといった食品も恩恵を受けそうですよね。待ちきれないかも(笑)
