【前編】 より続きます
今回が初出展だったのは、岩手県花巻市の 「エーデルワイン」

スパークリングワイン2種
このワイナリーは使用ブドウ品種が個性的、というのが、特徴のひとつでしょう。
たとえば、スパークリング2種のうち、ロゼ(左)にはキャンベル種が、赤(右)には山葡萄とキャンベルが使われています。ロゼはブドウそのものが味わいにストレートに出ているタイプ。赤は個性的な味わいなので、好みが分かれるかもしれません。


ツヴァイゲルト、カベルネ・フラン、リースリングリオンetc...
Asue(左)は、東日本大震災復興ワイン(ツヴァイゲルト他のブレンド)。
少しクセのある味わいですが、ハマったら、ここのワインなしではいられなくなりそう?(笑)



氷結搾りデラウエア 2013 高畠ワイン(山形県東置賜郡) 2178円
芯のしっかりした甘さのあるワインですが、エレガントな軽やかさがあり、じゅわ~んと滋味深くしみこみ、余韻が長く続きます。こうした甘口ワインって、なんとも贅沢なものです。
ブースにいらした川邉醸造長から、このワインは、有機農産物として有機JAS規格のガイドラインに従って栽培されたデラウエアのブドウを使用してつくられた、と聞きました。
高畠ワインでは、早くから減農薬に取り組み始め、2006年に有機JASの認証を取得 しています。
このデラウエアは栽培が有機です。醸造で有機認証を取得するのは、非常に難しいようです。
この点について調べてみたところ、国税庁の「酒類における有機等の表示基準の取扱い等」の通達(下記URL参照)に辿り着いたまではいいのですが、内容が複雑で理解に苦しんでいます。
農畜産物生産者が有機に取り組む際に、これを読み解かなければならないのは非常に難儀。
もっと簡単でわかりやすいものはないんでしょうか?
【参考】酒類における有機等の表示基準の取扱い等 (国税庁ホームページより)
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/sake/8-09c.htm

気を取り直して…


くらむぼんワイン (山梨県甲州市)
2013年に創業100周年を迎えた「株式会社山梨ワイン」 が 「株式会社 くらむぼんワイン」に社名変更しました(2014年1月6日)。
この名前は、宮沢賢治の短編『やまなし』の一節、[くらむぼんはかぷかぷわらったよ]から。
ここは、3月にドイツのデュッセルドルフで開催された見本市「Prowein」に、同じ甲州市の「グレイスワイン」とともに出展していました。ちょうどそれに参加された当主の野沢さんがブースにいらしたので、話を伺いました。
甲州ワインに対する海外の人の反応は非常に良かったそうで、某国のインポーターからは1万ケース入れたい!と所望されたそうです。つまり、12万本。もちろん、生産量は多くないですから、供給は全然足りません。
山梨県の甲州ワインをEUに輸出するプロジェクト 「KOJ」 (Koshu of Japan)があります。
KOJは2009年にスタートし、ロンドン市場を中心にプロモーション活動を行なってきました。
今回のProweinへの参加も、KOJの活動の一環だったようです。
これまでのプロモーションのおかげで、日本の甲州ワインは国際市場でもだんだんと知られるようになり、2010年には国際ブドウ・ワイン機構(OIV)に甲州種が品種登録 されました。
昨年、日本の和食が世界文化遺産に登録されましたが、海外での和食への関心はどんどん広がっており、日本酒も大きくブレイクしています。
それに伴い、日本の甲州種のワインへの注目が集まり、今回のような大きなオファーがあったのも、当然といえば当然のことなのかもしれません。
甲州ワイン1万ケースのオファーは、1社単独では対応できませんが、山梨全体でとりまとめる仕組みがあると、ビジネスチャンスが広がると思いますが。調べてみる価値はありそうですね。
2015年に開催が予定されているミラノ万博で、日本は「日本酒」を推していくようですが、日本の「甲州ワイン」 も、国際市場で強くプッシュしたい存在になってきています。

今回が初出展だったのは、岩手県花巻市の 「エーデルワイン」


スパークリングワイン2種
このワイナリーは使用ブドウ品種が個性的、というのが、特徴のひとつでしょう。
たとえば、スパークリング2種のうち、ロゼ(左)にはキャンベル種が、赤(右)には山葡萄とキャンベルが使われています。ロゼはブドウそのものが味わいにストレートに出ているタイプ。赤は個性的な味わいなので、好みが分かれるかもしれません。


ツヴァイゲルト、カベルネ・フラン、リースリングリオンetc...
Asue(左)は、東日本大震災復興ワイン(ツヴァイゲルト他のブレンド)。
少しクセのある味わいですが、ハマったら、ここのワインなしではいられなくなりそう?(笑)



氷結搾りデラウエア 2013 高畠ワイン(山形県東置賜郡) 2178円
芯のしっかりした甘さのあるワインですが、エレガントな軽やかさがあり、じゅわ~んと滋味深くしみこみ、余韻が長く続きます。こうした甘口ワインって、なんとも贅沢なものです。
ブースにいらした川邉醸造長から、このワインは、有機農産物として有機JAS規格のガイドラインに従って栽培されたデラウエアのブドウを使用してつくられた、と聞きました。
高畠ワインでは、早くから減農薬に取り組み始め、2006年に有機JASの認証を取得 しています。
このデラウエアは栽培が有機です。醸造で有機認証を取得するのは、非常に難しいようです。
この点について調べてみたところ、国税庁の「酒類における有機等の表示基準の取扱い等」の通達(下記URL参照)に辿り着いたまではいいのですが、内容が複雑で理解に苦しんでいます。
農畜産物生産者が有機に取り組む際に、これを読み解かなければならないのは非常に難儀。
もっと簡単でわかりやすいものはないんでしょうか?
【参考】酒類における有機等の表示基準の取扱い等 (国税庁ホームページより)
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/sake/8-09c.htm

気を取り直して…


くらむぼんワイン (山梨県甲州市)
2013年に創業100周年を迎えた「株式会社山梨ワイン」 が 「株式会社 くらむぼんワイン」に社名変更しました(2014年1月6日)。
この名前は、宮沢賢治の短編『やまなし』の一節、[くらむぼんはかぷかぷわらったよ]から。
ここは、3月にドイツのデュッセルドルフで開催された見本市「Prowein」に、同じ甲州市の「グレイスワイン」とともに出展していました。ちょうどそれに参加された当主の野沢さんがブースにいらしたので、話を伺いました。
甲州ワインに対する海外の人の反応は非常に良かったそうで、某国のインポーターからは1万ケース入れたい!と所望されたそうです。つまり、12万本。もちろん、生産量は多くないですから、供給は全然足りません。
山梨県の甲州ワインをEUに輸出するプロジェクト 「KOJ」 (Koshu of Japan)があります。
KOJは2009年にスタートし、ロンドン市場を中心にプロモーション活動を行なってきました。
今回のProweinへの参加も、KOJの活動の一環だったようです。
これまでのプロモーションのおかげで、日本の甲州ワインは国際市場でもだんだんと知られるようになり、2010年には国際ブドウ・ワイン機構(OIV)に甲州種が品種登録 されました。
昨年、日本の和食が世界文化遺産に登録されましたが、海外での和食への関心はどんどん広がっており、日本酒も大きくブレイクしています。
それに伴い、日本の甲州種のワインへの注目が集まり、今回のような大きなオファーがあったのも、当然といえば当然のことなのかもしれません。
甲州ワイン1万ケースのオファーは、1社単独では対応できませんが、山梨全体でとりまとめる仕組みがあると、ビジネスチャンスが広がると思いますが。調べてみる価値はありそうですね。
2015年に開催が予定されているミラノ万博で、日本は「日本酒」を推していくようですが、日本の「甲州ワイン」 も、国際市場で強くプッシュしたい存在になってきています。
