ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

Foodex Japan 2017 リポート

2017-03-08 10:00:00 | ワイン&酒
2017年3月7日(火)~10日(金) 幕張メッセで Foodex Japan 2017 が開催されています。
初日の昨日、サックリと紹介しましたが、改めて取り上げます。




昨日のリポートにチラリと登場していたのは、ドイツパビリオンの若きシェフでした。



ちょうどステージで実演をしていたので、(試食も期待しつつ)パチリ。



ジャガイモのパンケーキに、サーモンとサワークリーム、ディルのソースを添えて完成!



この料理に合わせるワインを紹介しているのが、ブルーのシャツの女性です。


Riesling Halbtrocken 2012 MEINE FREIHEIT (Rheingau, Germany)

ドイツのラインガウのリースリングのハルプトロッケン(半辛口)。
キュッと小気味よく引き締まっていて、フレッシュさとフルーティーさのバランスがよく、思わず飲み干してしまいました(笑)



気になったので、その後に彼女のブースにも立ち寄ってきました。



2010年設立の若いワイナリーです。



ピノ・ノワールのロゼスパークリングも良かったです。




BLANC DE BLANCS BRUT Schloss Gobelsburg

ドイツのお隣 オーストリアのゼクトです。残糖3g。
Grüner Veltliner, Welschriesling, Chardonnayのブレンドで、ピシッとした味わいが気に入りました。



同じ生産者の Grüner Veltliner 2016 レス(土壌)は独特の味わいが面白く、粉っぽい土っぽさを感じます。このワインは輸入元希望小売価格2400円。お買い得だと思います。(輸入元:エイダヴリューエイ)





フランスパビリオンでは、ドミニク・コルビシェフと和の食材&酒とのマリアージュに注目です。
3月8日、3月9日は1日3回のFOOD & WINE TASTINGがあります。



そば粉のガレット 山羊のチーズが中に入っていておいしそうでした




こんな楽しげなフランスワインも! 
知り合いが紹介してくれました。ピノ・ノワールとガメイのブレンドです。





イタリアパビリオンは海外ゾーン最大で、総展示面積1500平米に170を超えるイタリア企業が出展しています。

イタリア大使館 貿易促進部による記者会見では、ドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使が臨席し、イタリアより来日したイーチェ・イタリア貿易促進機構ミケーレ・スナンナヴィーニ会長によるイタリアの食の魅力や、貿易促進部アリスティデ・マルテッリーニ代表による出展内容の紹介などがありました。



プロセッコ「CA' TULLIO」の若き2代目 21歳



グルテンフリーのカントゥッチ(ビスコッティ)がおいしかった -FARMO



フリウリの伝統菓子という素朴なお菓子(左)がしっとりソフトで、これも好き



イタリアは オーガニック製品にフォーカスした企画も注目で、クッキングデモンストレーション(オープンキッチンスペース)などがありますので、イタリア館公式ホームページ(http://www.ice-foodex.jp/)でスケジュールチェックしてください。



スペインは大きなブースを構えていますが、そこれは別の場所に「カタルーニャ」のブースがあり、そこで飲んだスペインワインが気に入りました。



Clos Pons Winery から来日したイダフェさんとパロマさん



プリオラトよりも内陸にあるワイナリーで、ここのCAVA(キメ細かな泡がしっとり~)、マカベオ100%の白(限定品)、ブレンドの赤2010年など、ソフトでエレガントなワインが多く、私の好きなスタイルでした。
一部、オーガニックワインもあります。



Clos Ponsはオリーブオイルも豊富! 
(ワイン&オリーブオイル 輸入元:デプトプランニング)



バッタリ会った知り合いのインポーターの方が絶賛していたのが、このベルギービールです。


Comedie Violette -Scåssenes (ベルギー)

特にオススメというヴァイオレットを飲んでみると、スミレのアロマが華麗に匂い立ち、クラクラします。それが全然イヤミがなく、本当にうっとり~



白ビールをベースにしているので、ソフトで飲みやすく、ボトルも華やかで、ターゲットはもちろん女性です。これはいい!ほしい!




ビールといえば、ドイツも忘れてはいけません。
ここZOLLER-HOFのサーバーで飲んだフルーティーヴァイスが美味しく、色々と話を聞いていたら、「こんなビールもあります」と出してくれたのが…



トリュフの香りが濃厚なビール PERRIGATOR
ほんのり香るのではなく、ガツンと香り、ある意味、ショックです(笑)
キンキンに冷やしてクイーッと飲むのではなく、こうしたグラスでゆっくり飲むのがよいそうで、なるほど~




アルコール4.5%ですが、ちょっとほっとしたい時にオススメなのが、オーストリアの梨のサイダーとリンゴのアップルサイダーです。
日本初来日というオーストリアの担当者に注いでもらい、ほっこり~




上のドイツビールのすぐお隣にドレスデンのシュトレンのブースが出ていました。
ここでも、ほっこりできます。



間違いない“本物のシュトレン”です。
うずきます(笑)





会場が広くなり、歩く距離も増えて大変ですが、途中で休みながら回ってくださいね。


FOODEX JAPAN 2017
http://www.jma.or.jp/foodex/


初日オープニングセレモニーのテープカット

コメント
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