2017年2月、ギリシアの Gaia(イエア)ワイナリーから、共同オーナーの一人であるヤニス・パラスケヴォプロスさんが来日し、Gaiaがフォーカスするアシルティコのワインのプレゼンテーションを行ないました。
Yanis Paraskevopoulos GAIA Wines Co-owner
ヤニスさんは昨年2月にも来日し、セミナーを行なっています。
→ コチラの記事 を参照ください
昨年2月と違うのは、私が昨年5月にギリシャを訪問し、Gaiaのあるサントリーニ島でGaiaを含むたくさんのアシルティコのワインを飲んできたことです。
サントリーニ島には13のワイナリーがありますが、その大半のワイナリーのアシルティコを飲み、地元の料理を食べ…、アシルティコの素晴らしさを身を持って体験してきました。
そこで思ったのは、アシルティコの白ワインは、現代人の味覚にピタリとハマる ということ。
キリリとしたミネラリーな酸があり、繊細さと強靭さの両面性を持ち、洗練されたテイストなので、重たすぎない洗練された料理に合わせやすいワインです。
例えば、白身や貝、甲殻類などの寿司や刺身、ニューヴェルキュイジーヌ系フレンチ、素材を生かしたイタリアンなどなど。
GAIA THALASSITIS 2015 (Greece, PDO Santorini)
今回は、アシルティコ100%の“サラティティス”の2015年と2014年を飲み比べました。
2015年は酸がフレッシュでキレがあり、ミネラルの塩味をかすかに感じます。
手を加えすぎないデリケートな貝料理などに合いそうです。
GAIA THALASSITIS 2014 (Greece, PDO Santorini)
2014年はよりミネラルの骨格をはっきりと感じました。
力強い年のようです。
ヤニスさん曰く「アシルティコは魚から脂のある肉まで合わせられる」ということですが、2014年のようにボディに厚みのあるアシルティコは、たしかに肉料理もいけそうですね。
GAIA ASSYRTIKO Wild Ferment 2015 (Greece, PDO Santorini)
次は、野生酵母で発酵させたアシルティコ。50%はステンレスタンクで、50%を樽(1/3ずつアメリカン、フレンチオーク、フレンチアカシア)で熟成させ、複雑味を出しています。
味が濃く、より塩味を感じます。
これは塩麹を使った料理に合いそう。
「鶏や塩気のあるものとアシルティコは相性がいい」とヤニスさんが言うように、しっとり仕上げた塩味の“鶏のバロンティーヌ”がとてもよく合いました。
GAIA Vinsanto 2005(Greece, PDO Vinsanto)
アシルティコを日干し(sun dry -Gaiaでは7日から2週間ほど)してつくる天然甘口ワイン“ヴィンサント”は、凝縮した甘みが濃厚です。
それだけで飲んでもいいですし、デザートに合わせてもOK。
“紅玉のタルトタタン”と合わせたところ、キャラメリゼされた香ばしいビターな甘さと紅玉の酸味が、熟成されたて落ち着きを見せてきた濃密な甘口ワインととてもよく合いました。実に甘美なマリアージュです。
同じアシルティコ100%なのに、ドライな白ワインとヴィンサントでは180度違います。
しかし、共通してあるのは、「しっかりとしたミネラリーな酸」で、これにより、キリリとしたミネラル感のある辛口ワインになり、甘さを引き立たせる酸を持つ甘口ワインになります。
そんなアシルティコの魅力に、すっかりノックアウトされてます(笑)
ノックアウトされているのは私ばかりではなく、世界のトップソムリエや、マスターオブワインといった人たちも同様で、世界の名だたるレストランや寿司/和食店で、ギリシャのアシルティコがオンリストされてきています。
Gaiaのアシルティコは専門誌などで高い評価を獲得しています。
今や、アシルティコは、しっかり押さえておかねばならないワインです。
「ギリシャのアシルティコ、知らない~」なんて言っていられませんよ?
※輸入元:ヴァンドリーヴ → ホームページ
サントリーニ島で飲んだ地ビール「Yellow Donkey」も輸入されるようになりました
[参考]
【トラベル体験記】赤・白・ビオから松ヤニまで?ギリシャで満喫ワイン旅行!
https://www.goodspress.jp/reports/46279/
サントリーニ島のワイン@ギリシャ
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/a8168141399cc507a68c2fc256fbf5b6
Yanis Paraskevopoulos GAIA Wines Co-owner
ヤニスさんは昨年2月にも来日し、セミナーを行なっています。
→ コチラの記事 を参照ください
昨年2月と違うのは、私が昨年5月にギリシャを訪問し、Gaiaのあるサントリーニ島でGaiaを含むたくさんのアシルティコのワインを飲んできたことです。
サントリーニ島には13のワイナリーがありますが、その大半のワイナリーのアシルティコを飲み、地元の料理を食べ…、アシルティコの素晴らしさを身を持って体験してきました。
そこで思ったのは、アシルティコの白ワインは、現代人の味覚にピタリとハマる ということ。
キリリとしたミネラリーな酸があり、繊細さと強靭さの両面性を持ち、洗練されたテイストなので、重たすぎない洗練された料理に合わせやすいワインです。
例えば、白身や貝、甲殻類などの寿司や刺身、ニューヴェルキュイジーヌ系フレンチ、素材を生かしたイタリアンなどなど。
GAIA THALASSITIS 2015 (Greece, PDO Santorini)
今回は、アシルティコ100%の“サラティティス”の2015年と2014年を飲み比べました。
2015年は酸がフレッシュでキレがあり、ミネラルの塩味をかすかに感じます。
手を加えすぎないデリケートな貝料理などに合いそうです。
GAIA THALASSITIS 2014 (Greece, PDO Santorini)
2014年はよりミネラルの骨格をはっきりと感じました。
力強い年のようです。
ヤニスさん曰く「アシルティコは魚から脂のある肉まで合わせられる」ということですが、2014年のようにボディに厚みのあるアシルティコは、たしかに肉料理もいけそうですね。
GAIA ASSYRTIKO Wild Ferment 2015 (Greece, PDO Santorini)
次は、野生酵母で発酵させたアシルティコ。50%はステンレスタンクで、50%を樽(1/3ずつアメリカン、フレンチオーク、フレンチアカシア)で熟成させ、複雑味を出しています。
味が濃く、より塩味を感じます。
これは塩麹を使った料理に合いそう。
「鶏や塩気のあるものとアシルティコは相性がいい」とヤニスさんが言うように、しっとり仕上げた塩味の“鶏のバロンティーヌ”がとてもよく合いました。
GAIA Vinsanto 2005(Greece, PDO Vinsanto)
アシルティコを日干し(sun dry -Gaiaでは7日から2週間ほど)してつくる天然甘口ワイン“ヴィンサント”は、凝縮した甘みが濃厚です。
それだけで飲んでもいいですし、デザートに合わせてもOK。
“紅玉のタルトタタン”と合わせたところ、キャラメリゼされた香ばしいビターな甘さと紅玉の酸味が、熟成されたて落ち着きを見せてきた濃密な甘口ワインととてもよく合いました。実に甘美なマリアージュです。
同じアシルティコ100%なのに、ドライな白ワインとヴィンサントでは180度違います。
しかし、共通してあるのは、「しっかりとしたミネラリーな酸」で、これにより、キリリとしたミネラル感のある辛口ワインになり、甘さを引き立たせる酸を持つ甘口ワインになります。
そんなアシルティコの魅力に、すっかりノックアウトされてます(笑)
ノックアウトされているのは私ばかりではなく、世界のトップソムリエや、マスターオブワインといった人たちも同様で、世界の名だたるレストランや寿司/和食店で、ギリシャのアシルティコがオンリストされてきています。
Gaiaのアシルティコは専門誌などで高い評価を獲得しています。
今や、アシルティコは、しっかり押さえておかねばならないワインです。
「ギリシャのアシルティコ、知らない~」なんて言っていられませんよ?
※輸入元:ヴァンドリーヴ → ホームページ
サントリーニ島で飲んだ地ビール「Yellow Donkey」も輸入されるようになりました
[参考]
【トラベル体験記】赤・白・ビオから松ヤニまで?ギリシャで満喫ワイン旅行!
https://www.goodspress.jp/reports/46279/
サントリーニ島のワイン@ギリシャ
http://blog.goo.ne.jp/may_w/e/a8168141399cc507a68c2fc256fbf5b6