外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

コロナに初めて感染した話

2023-08-14 20:17:53 | 日記

 

 

またまた間が空いてしまったが、皆さんいかがお過ごしだったろうか。私はコロナにかかってました~

 

1か月半外国(中東と仏)をマスクなしで旅してもなんともなかったのに、帰国して2週間で感染した。適宜マスクをしていたし、近所のスーパーや公園に出かける程度で、ほぼ誰にも会わない世捨て人のような暮らしをしていたのに。日本の第9波、おそるべし。

 

最初は、喉が痛くて寒気がするので冷房で寝冷えしたのだと思い、なるべく冷房を付けずに(あるいは温度を高めに設定して)ひたすら寝ていたのだが、いつもと違って、丸2日寝ていてもちっとも良くならないので、「これは普通の風邪じゃないのでは」と疑い始めた。熱も38度ちょっとある。私は平熱が36度いかないので、38度は高熱なのだ。

 

心当たりはないが、もしかしたらこれはコロナかもしれないと思い、ネットで調べたら、「第9波の症状の特徴は、喉のイガイガと発熱です」と書いてあるではないか。これ、私のことやん…まあ、風邪と同じ症状なわけだが。なお、味覚や嗅覚に変化はなかった。

 

症状が出始めてから3日目、以前ドラッグストアで購入した抗原キットを開封して、検査してみた。まさかこれを使う日が来るとは思わなかったわい…どんくさいので、説明書を理解するのに時間がかかったが、口の中に唾液を溜めて採取するなど、なんとか書いてある通りにやった。そして待つこと15分…

 

 

 

 

一見、Cの線1本しかない。なんだ、やっぱり陰性じゃん!心配して損したぜ!と初めは思ったが、よくよく見たらTの所にもうっすらと赤い線が浮き出ているのではないか。薄すぎてわかりにくかったが、これはもしかしたら陽性かもしれない。

 

確かめるためには医療機関を受診する必要があると思い、ネットで検索して、近所で検査してくれそうなところを探した。自治体のHPを見てPCR検査を実施している医療機関のリストをチェックし、その中から、かかりつけじゃなくても受け入れてくれる徒歩圏内のところをピックアップした。こういうことって、今はなんとか自力で出来るけど、20年後に同じことをやれる自信がない。でも、その頃はかかりつけの病院があるだろうから、問題ないのか…

 

電話してみたら、一か所はもう予約がいっぱいだったが、別の所は事情を説明したら、発熱外来の時間は過ぎていたのに、その日のうちに見てもらえることになった。行ってみたら、さきほど電話に出てくれた天使のように優しい看護婦さんが完全防備で待機してくれていて、一般の診療スペースとは別の発熱者用のスペースに通され、そこでこれまた優しい老先生の診察を受けた。持参した検査キットを見せたら、「これは陽性です」と断言され、それ以上の検査は不要ということになって、一通りの診察(パルスオキシメーターでの計測、触診等)の後、5日分の薬の処方を出してもらって終わりになった。先生は多くを語らず、私も質問しなかった。まだ自分がコロナに感染した驚きから抜けきってなかったのである。しかしその後の薬局で、さらなる打撃が私を待っていたのである。

 

コロナ陽性であることを告げると、薬局でも発熱者用の別スペースに通されたが、薬の説明をしに来てくれた薬剤師さんは、医療用マスクではなく普通の不織布マスクにフェイスシールド、手袋を付けている程度だった。医療用マスクを配布してあげてほしい。

 

出された薬は3種類だった。解熱剤・鎮痛剤のカロナールと、咳をしずめて痰を出しやすくする薬が2種。薬剤師さんは、「カロナールは肝臓で代謝される薬なので、服用している間は飲酒を避けて下さい」とさらっと言った。飲酒を避ける??そんなこと聞いてないぞ…

 

私「ええ~飲酒を避けるということは、飲んじゃいけないということですか??」

薬「カロナール服用時にアルコールを摂取したら、肝臓に負担がかかって害が出ることがはっきりわかっていますので…」

私「で、でも、ちょっとくらいなら大丈夫だったりします??」

薬「こちらの立場としては、そう言うわけにはいきませんので…」

 

もっともな話だし、それ以上薬剤師さんを困らせてもしょうがないので、「わかりました」と言って薬を受け取って帰った。

 

帰宅してからすぐ薬を飲もうか、それとも冷蔵庫にある飲みかけの缶酎ハイ(体調が悪くても飲んでいた)を飲んでしまって、翌日から薬を飲み始めようかしばらく悩んだが、結局その晩は酒を飲んで、翌朝から薬の服用を開始することに決めた。早く薬を飲んで楽になりたいのはやまやまだったのだが、アル中なのでそういう訳にもいかなかったのだ。熱があって喉が痛い中で飲む酎ハイは、非常に不味かった。

 

飲酒から6時間以上あけて、翌朝薬の服用を開始。その日のうちに体温が36度台まで下がり、翌日の午後には35度台になった。完全に平熱に戻ったのである。喉の痛みや痰はそこまで回復しなかったが、それでも次第に良くなってきた。

 


熱は下がっていったものの、何をしてもすぐ疲れるし、集中力が続かないので、なるべく横になって安静にしていた。そんな時、「もしかして、これはコロナ後遺症?」「ずっと頭がぼんやりしてるけど、これがブレインフィグってやつ?」などと考えたが、すぐに「いやいや、今まさに病気の真っ最中やっちゅうねん。後遺症はいったん終わってから出るやつや」「ブレインフォグや。フィグはイチジクやっちゅうねん」と一人ツッコミを入れていた。

 

また、ぼんやり横たわっている時、ふと「コロナをコアラと言い換えたらかわいいんじゃないだろうか」と思いついた。「コロナになった」より「コアラになった」の方が絶対かわいいし、「目覚めたらコアラになっていた」方が、巨大な毒虫になっているよりずっといいだろう。

 

というわけで、久しぶりにペンタブレットで絵を描いてみた。まだ体力があまりない上、描き方をすっかり忘れていたので、2時間半もかかってしまったぜ…

 

 

これでございます。力作でしょう?

 

 

閑話休題…

 

 

熱が下がると食欲が戻ってきたので、いただきもののスープを飲んだり、そばを茹でて納豆と食べたりした。うちには1週間分くらいの食料はストックしてあるし、簡単な調理をするくらいの体力は、熱がある時でもあった。

 

 

スープストック様

スープストックのスープって、自分が作ったような味がする。作らないけど。(どういうことやねん)

 

 

食べ物に関しては特に困らなかったのだが、問題は禁酒への対応である。

 

私はイランを旅した時、12日間禁酒を余儀なくされたわけだが(イランでは飲酒は違法行為)、その間イラン製のノンアルコールビールを飲んでいた。モルトだけのプレーンなノンアルコールビールに加え、レモン風味や桃風味など、フルーツフレーバーのものも色々あった。モルト風味のジュースという感じで甘かったが、味は悪くなかったし、ペットボトル入りのお徳用サイズで買うこともできた。

 

以前はノンアルコールビールの存在は眼中になかったが、イランで飲んでから「これもありだな」と感じるようになり、非常時の選択肢の中に含めるようになった。日本のノンアルコールビールはプレーンなモルト風味のものだけだが、ノンアルコールワイン、サワーなどバリエーションは多い。

 

 

イランの代表的なノンアルコールビール「イスターク」(レモン風味)

 

 

 

そういうわけで、今回の非常時(コロナ羅患、カロナール服用)に際しても、ノンアルコールのビール等(0.00のやつ)を入手し、それらを飲むことでなんとかやりすごすことにした。体力が戻ってからベンチ飲みを再開したが、その際もノンアルコールビールを飲んだ。

 

 

 

ベンチでノンアルコールビールを飲むという新境地

 

 

そうこうしているうちに、5日分出ていた薬が終わり、無事に禁酒を終えることが出来た。もうとっくに熱は収まっていたので、カロナールの最後の1回分だけはパスさせてもらったが、それでも丸々5日間禁酒したことになる。イランとは違って、家の中に酒がたくさんある状況下での禁酒だ。我ながら本当にエライ。

 

 

実家からのお中元のヱビスも半分以上残っていたのに。(見えないところに隠した)

 

 

そんなわけで、今は療養生活を終え、平常モードにもどったわけだが、咳はまだ少し出るし、これで完全に終わったとも言えないだろう。コロニャのことだから、まだ何か企んでいるかもしれないし…

 

…しばらく安静に、世捨て人モードで暮らそうっと。(つまり今まで通り)

 

 

「安静が一番にゃ」

 

 

(終わり)

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日付不明まとめ書き日記2022年たぶん12月

2022-12-29 08:36:07 | 日記

 

 

今回は年末スペシャルということで(?)、全然進まない旅行記を脇に置いといて、久しぶりにまとめ書き日記。まあ、まとめ書きっていうほどの量でもないけどね…ふっ

 

 

12月某日

冷蔵庫を開けると、ストロングゼロの酎ハイの缶が開いたものが入っている。自分で入れた覚えはない。

 

おやおや、誰が入れてくたのかしら? 心優しい妖精さん(アル中担当)が私への贈り物として、寝ている間にこっそり入れてくれたのかしら?

 

さっき起きたばっかりだし、まだ昼間だけど、せっかくだから一口くらい飲もうかしら、うふふ~

 

ごくごく(一口じゃない)

 

うむ、ちょっと気が抜けてるけど、気になるほどではない。ちゃんと酎ハイの味がする(当たり前)。

 

妖精さん、どうもありがとう!さあ、贈り物もいただいたし、今日も一日がんばろう~

 

パタリ(冷蔵庫を閉める音)

 

~完~

 

 

最近私は、こういう一人芝居をしょっちゅうやっている。

 

寝る前に缶酎ハイを飲むにあたって、全部飲み切らずに少し残しておいて、翌日の自分へのプレゼントとして、飲みかけの缶を冷蔵庫に入れておくよう心掛けているのだ。起きてからすぐ缶酎ハイを開けるのはさすがに気が引けるが、すでに開いたものを少し飲むくらいなら、やましい気分にならないからだ。

 

しかし、残り物をそのまま飲むのも味気ないので、自分が残したのではなく、妖精さんが差し入れしてくれたことにし、ファンタジーの次元に持ち込むことで、心温まるエピソードにするという演出を手掛けるようになった。我ながら芸が細かい。

 

問題は、最近缶酎ハイを残さずに全部飲んでしまうことが増えてきて、妖精さんの出番が減ってしまったことである。これはよくない傾向だ。

 

う~ん

 

ロング缶を買うべきかな・・・

 

 

猫さん「やめときなさい」

 

 

 

12月某日

1束58円だったから、つい2束買ってしまった小松菜の使い道に悩む。

 

野菜や果物、肉類は週に2回ほどまとめて買いこんで、適当に切って冷蔵・冷凍保存するのだが、私が調理するのは一日一回、夜だけだし、一人暮らしなので、買い過ぎると食材が余りがちなのだ。たいてい一品しか作らないし。

 

それに加えて、私はイタリア帰りの人間特有のカルマを背負っている。

 

それは、「イタリア料理を作る時に、和食材を入れてはいけない」というプレッシャーだ。つまり、パスタの具に小松菜やシイタケなどを入れてはいけないし、納豆なんてもってのほかである。醤油やみりん、味噌といった和の調味料もダメ。

 

私はスパゲッティーニかペンネを具沢山のソースで和えて食べることが多いので、安いからといって和食材を大量に買い込むと、困った事態になりがちだ。なお、サラダを添える際も、和風ドレッシングを使う訳にはいかない。豆腐などもサイドディッシュにできない。

 

イタリアから離れてもう長くなり、その呪縛は大分薄れてきたのだが、それでもあの国が私の中に植え付けた「食のタブー」はいくつか残っていて、なかなか消えてなくならない。だから、なるべく和食とイタリア料理の両方に使える食材を買わなければならないのだ。

 

イタリア帰りって、大変だなあ…(私だけ?)

 

 

バーミヤンの猫型配膳ロボット「細かいことは気にすんにゃ~」

 

 

 

12月某日

両親からのお歳暮をようやく受け取る。

 

宅急便を受け取ることは、私にとって非常に難易度の高いタスクのひとつである。

 

なぜなら、昼間は寝ているし、起きていてもヤマンバ(ギャルじゃない方)のような恰好だから出たくないし、再配達の手配をして、人間に変身して配達を待つのも億劫だからだ。

 

集荷所が家の近所なら取りに行くのだが、歩いていけない場所だとそういう訳にもいかない。

 

そういうわけで、不在通知を数日放置した後、勇気を出して再配達を頼んで、ようやく受け取ったお歳暮はこれだ。

 

金色の眩しいヤツ

 

 

ごくごく(一気飲み)

 

ヱビスは美味しい。苦労して受け取った甲斐があるというものだ。

 

それにしても、私以外にも宅急便の受け取りが苦手な「おうちヤマンバ」(かわいく命名)の仲間は日本全国に少なくないと思うのだが、みなさんどうやってこの問題を切り抜けているのだろうか。

 

一度「全国おうちヤマンバ大会」を開いて、相談したり、愚痴を言い合ったりしたいものだ。その場合、ZOOM等のオンラインミーティングになるだろう。そして、なにしろ全員ヤマンバ(ギャルじゃない方)なので、画面で姿を見せることを嫌がり、音声だけの参加となることだろう。微妙な会になりそうだな~

 

 

通りすがりの猫さん「ヤマンバとは目を合わせたくにゃい」

 

 

 

今回のまとめ書き日記はここで終わり。

 

もうちょっと書きたかったが、年々心身ともに衰えて、たくさん書けなくなっているので。来年はもっと頻繁に更新して、なるべく早く旅行記を終わらせたいのだが、分不相応な野望かしら…

 

 

(おまけの猫ワイン写真)

 

 

かわいい…甘口だから買わないけど。

 

 

それでは、皆さんよい年末年始をお過ごしくださいね。

 


来年もよろしくお願いいたします~

 

 

(終わり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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日付不明まとめ書き日記2022年8月後半~9月前半

2022-09-19 06:53:48 | 日記

 

 

今回は旅行記を1回休んで、久しぶりにまとめ書き日記。

 

 

8月某日

今年もついにキリン秋味が発売され、それとほぼ時を同じくして、暑さが少し和らいできたので、「スーパー登頂」を再開することにした。スーパー登頂とは、スーパーの建物の階段を上り下りする全天候型スポーツである。

 

旅行から戻った7月半ばから8月前半にかけて、猛暑が続いている間は、これをやるのを自粛していた。なにしろ暑さのせいで体力が落ちていたし、冷房が効いているといっても、建物の隅っこの階段部分はやや暑いので、うかつに上り下りすると熱中症で倒れるかもしれないからだ。折しも、オミクロン君の新たな変異株が猛威を振るっていた時期である。倒れているのを発見されても、救急車はなかなか来てくれないだろうし、来てくれても搬送先の病院が見つからないかもしれないし、見つかって入院出来たとしても、立場がないことが容易に想像できたからだ。

 

そういうわけで、気温が下がってから満を持して今期初のスーパー登頂を実行するべく、心の中に「スーパー登頂、始めました」の看板を掲げ、近所のスーパーに向かった。スーパーといっても、様々なショップやレストラン街などが入った5階建ての複合商業施設で、比較的規模の大きなものだ。毎日家で座るか寝そべるかしかしていなかったので、5階分の階段を登れるかどうか自信がなかったのだが、やってみたら案外平気で、大して息切れもせず、2往復することが出来た。案ずるより産むが易しとはこのことか。

 

思ったよりスムーズにスーパーの「階段開き」が出来たので、私のささやかなスポーツ心はそれで満たされてしまい、それ以来行っていない。またそろそろやらなければ、運動不足で全身が石になってしまうかもしれない。

 

なお、猛暑の間もベンチ飲みは、ほぼ毎日やっていた。スーパー登頂は私にとってオプションだが、ベンチ飲みは「ベンチドリンカー」としてのアイデンティティがかかった行動だからだ。夜8時を過ぎても気温が30度を下らない中で、外に座って利尿作用のあるアルコールを飲むのは危険だし、熱中症で倒れた場合、スーパー登頂よりさらにマズい立場になるのは目に見えていたので、早めに切り上げるよう気を付けつつ、びくびくしながらやっていたが、幸い倒れることなく済んだ。これもアルコールの神様(バッカス?)のご加護のおかげかもしれない。

 

 

 

金麦も秋仕様。ダイソーで買ったトルコ製の黒猫柄グラスで飲んでいる。(写真ボケたけど)

 

 

 

 

8月某日

図書館にフランス語とペルシャ語の独習用テキストを借りに行った時、ついでに晩酌用のおつまみとアルコールドリンクのレシピ集も借りる。

 

この本は、忙しく過ごした一日の終わりに美味しくて体と心に優しい晩酌を楽しんで、明日への英気を養いましょう、という働く女性向けっぽい趣旨のもので、「薬膳の知識を取り入れた」というお酒とおつまみの様々なレシピが紹介されている。どれも少ない材料で手軽に作れそうなレシピばかりだ。しかし、料理の方はともかく、この本に載せられているお酒のレシピは、「手軽にアレンジした体に良さそうな女性向けのお酒」という範疇を軽々と超えてくる。ある意味で非常にレベルの高い前衛的な作品なのだ。

 

例えば、「アボカドスムージー」。これは、グラスにアボカド、塩、レモン汁を入れてつぶし、ビールを注ぐというものだ。これ、どうやって飲むの?先に具のアボカドを食べてからビールを飲むの…?なんか緑色に濁った謎の飲み物に見えるけど、お腹壊さない…?

 

「クラッシュジュレ」は、グラスにミカンゼリーを崩して入れ、焼酎を注いだもの。「みょうがハイボール」はみょうがの薄切りを浮かべたハイボール。「パクチーモヒート」はパクチー入りのチューハイで、パクチーの葉をスプーンでつぶして香りを楽しみながら飲むものらしい。「グレフルセロリ」に至っては、グレープフルーツサワーをグラスに注ぎ、その中に葉っぱのついたセロリの茎を突っ込んで、かじりながら飲むというインパクトのある飲み物だ。

 

そういう野菜などの具入りの酒のレシピが多いのだが、私が一等賞を上げたいと思ったのは、「ミルクビール」だ。これは、ビールと牛乳を同量グラスに注ぐだけで出来上がり。シンプルだが、一番破壊力が強くて完成度が高い気がする。試してみたいと思っても、なかなか勇気が出ない。もしかしたら、こちらのチャレンジ精神を試すことが目的で、このようなレシピ本が作られたのかもしれない。

 

う、う~ん、どうしよう?

 

 

(沈思黙考)

 

 

・・・やっぱり、牛乳とビールは別々に飲もう。そして、この本は見なかったことにして、早く図書館に返そう(結論)

 

 

なお、著者は平野レミ氏ではないと明記しておく。(ネットから拝借した写真)

 

 

 

9月某日

1週間が7日というのは長すぎるので、2つに分けたらどうだろうと考える。

 

以前から考えていたことだが、7日間というのは、過ぎてから振り返ってみたら、あっという間だが(1年だって同じことだが)、その渦中にいる時は、やたらに長く感じられるものだ。

 

会社勤めの人は、土日の休みに加えて、水曜日辺りにもう1日休みがあればいいと思っていることだろう。その場合、1週間は月火水の3日と木金土日の4日に分ければいいことになる。

 

素晴らしい思い付きなので、今度の国連総会で提案してみようかと思ったが、呼ばれてないから出席できない。無念である(私は毎年秋に開催される国連総会の一般討論演説が好き)。まあ考えてみたら、私は今失業状態で、毎日が休日なわけだから、1週間が何日あろうとあまり関係ない。一応、1週間を2つに区切ったスケジュール表を作ってみたものの、そもそもスケジュールが存在しないので、何の意味もなかった。予定が全然ないというのも、なんだか寂しいものだ。

 

ところで、私が使っているスマホアプリのカレンダーは、毎日「今日は予定がありません」と知らせてくれるのだが、あれは「お前ヒマやな~」というニュアンスの嫌がらせなのだろうか。予定がある時だけ教えてくれればいいのに・・・

 

 

 

9月某日

海外旅行から帰って来てから、毎晩ベンチ飲みの時、カタール航空の機内から持ち帰った小さめのプラスチックのワイングラスを使っていたが、とうとうヒビが入った。

 

 

こういうワイン用グラス(既出写真ですいません)

 

 

ベンチ飲みの時、今までは空きペットボトルに詰め替えたワインを、そのまま口をつけて飲んでいたのだが、グラス(プラだけど)に注いで飲むと、「丁寧な暮らしをしている人」の気分になれることに気が付いたので、愛用していたのだ。やっぱりペットボトルに口をつけてラッパ飲みするより、グラスに注いだ方が優雅な気分になれるじゃないですか。

 

カタール航空のグラスが使えなくなったので、百均に買いに行ったが、適当なサイズのものが見当たらなかった。小さめの手提げかばんにすっぽり入るサイズで、足つきの透明なプラスチックのワイングラスがいいのだが、需要があまりないのだろうか。ガラス製だと重いし、割れるかもしれないので、避けたいところだ。

 

適当なグラスが見つかるまで、とりあえずうちに余っていた紙コップで代用することにして、ベンチ飲みで使ってみたが、これはこれでなかなかよかった。使い捨てだから洗わなくていいし(非エコだが)、カタールのやつより大きめなので、しょっちゅう注がなくていいし、ワインを入れてもチューハイを入れても、それなりに合うというか、「やや丁寧な暮らしをしている人」の気分になれるのだ。チューハイだって、缶のまま飲むより、コップに移して飲む方が美味しく感じられるのだ。

 

数日間、そうやって紙コップで飲んでいたのだが、ある時ふと「夜ベンチに1人で座って、ワインやチューハイを紙コップに注いで飲んでいる中年女性は、ペットボトルや缶から直接飲んでいる人よりも、ヤバい人度が高く見えるのではないか」と考えた。そもそも、カタールのプラスチックのグラスの時から、見た目のヤバさは上がっていたのではなかろうか。丁寧な暮らしをしている人の気分になっていたが、単なる勘違いだったのだろう。

 

しかし、夜の公園のベンチ飲みでは、観客は存在しない。誰も気にしていないんだから、飲みたいように飲めばいい気もする。この世界では、自分の満足が全てなのだ。

 

というわけで、今後も理想のベンチ飲み用グラスを探す旅に出ようと思う。

 

 

それにしても、100均って、何でもあるのに、欲しいものを探した時にいつもないのは、なぜなんだろう・・・

 

 

 

(おまけの猫写真)

 

 

ある日、公園で突然目の前に表れて、話し相手になってくれた猫さんだ。猫を見たのは久しぶりだったので、非常にテンションが上がった。

 

 

ああ、また猫だらけの中東の国に行きたいなあ。でも、まず旅行記を書き終えなければ・・・

 

 

 

(終わり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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日付不明まとめ書き日記2022年4月

2022-04-30 07:30:09 | 日記

 

 

今回は久しぶりにまとめ書き日記。よく考えたら、まとめて書いたら日記とは言えない気もするが、まあ些細な事さ。

 

 

4月某日

夕方近くなって起きて、コーヒーを淹れに台所に行った時、水切りかごにチーズおろし器が入っているのに気づく。

 

チーズおろし器を前日使った覚えはない。

 

私はかつてのイタリア生活の名残で、冷蔵庫にグラナパダーノ(パルミジャーノレッジャーノより安めのハードチーズ)を常備し、パスタ料理を作った時にそれをおろしているのだ。

 

私は夕べ、パスタを食べたのだろうか?

 

そんな記憶はない。じゃあ誰がチーズおろし器を使って、洗って水切りかごに入れたのだろう。いつの間に?

 

1人暮らしなのに。なんだかコワい・・・

 

でも

 

一番コワいのは認知症かもな・・・

 

 

ちなみに、私が愛用しているチーズおろし器はこれ

 

 

たぶんダイソーで買ったもの。安物だが特に問題はない。日本の100均はすごいな~

 

 

グラナパダーノは私の知る限り「肉のハナマサ」が一番安い。(200gで600円台)

 

 

ホントはパルミジャーノレッジャーノが買いたいんだけどね・・・

 

 

 

4月某日

スパイスを入れる容器が必要なので、コンビニにワンカップ焼酎を買いに行く。

 

一年近く前にハラルマーケット「ボンゴバザール」(過去ブログ参照)でトルコのスパイスを買って、買った時に入っていたファスナー付きパッケージのまま使っていたのだが、入れにくくて毎回こぼすので、別の容器に詰め替えようと思いついたのだ。(遅い)

 

詰め替えたいのはスマック(酸味の少ない赤シソみたいなやつ)とパプリカの2種。私はスパイスを入れるのに、コンビニで買える飲み切りタイプのカップ焼酎のプラスチック容器を使っているので、2本飲まなければならない。

 

年のせいか、近年は体が焼酎を受け付けなくなり、ずっと飲んでいなかったが、スパイスを入れるためならしょうがない。

 

そういうわけで、セブンイレブンで一番安い12度のカップ焼酎を2本買い求め、2日かけて飲んだ。

 

こういうやつ。蓋がしっかり閉まるし、細長くてあまり場所を取らない。

 

 

久しぶりに飲む焼酎は案外美味しかったが、ベンチ飲みでカップ焼酎を飲むと、ワインの時と比べてオッサン度がグイっとアップすることに気づいてしまった。今後はなるべく避けた方がいいだろう。

 

 

詰め替え後

 

 

もう袋入りのスパイスは買わないようにしなくちゃ。

 

 

 

4月某日

ネットで料理のレシピを眺めていて、「酒を煮切ってアルコールを飛ばす」という手順が書かれているのを見かけ、心がざわめく。

 

・・・どうしてアルコールを飛ばさなきゃいけないんだ?もったいないじゃないか。

 

日本酒やみりんをそのまま料理に入れて、酒くさくなったっていいじゃないか。

 

そんなことをつぶやきつつ、これまで日本中の台所で昇天していった膨大な量のアルコールに思いを馳せながら、酒くさいめんつゆを作る。

 

ああ、酒くさい・・・

 

 

 

4月某日

「だらだらの法則」を発見する。

 

それは2つあって、片方は「だらだらしていると自分で思った時は、だらだらしている」、もう1つは「せっせと活動する人は活動し続け、だらだらしている人間はだらだらし続ける」というもの。

 

私って天才じゃなかろうか・・・

 

まあ、マーフィーの法則と慣性の法則のパクリともいうが。

 

 

 

4月某日

1日のスケジュールを立てるにあたって、達成感を演出する方法を編み出す。

 

私は毎日寝る前、翌日にやるべき事の大まかなタイムスケジュールをメモする習慣があるのだが、実際にはほとんど達成できず、「ああ今日も何もできなかった」という後ろめたさを味わうことが多かった。

 

そこで思いついたのが「後出し・範囲拡大」方式だ。

 

これは前日ではなく当日に、しかも1日が半分くらい過ぎてからやるべきことをメモするやり方で、その日すでにやったことも書き込んで、それを達成事項として扱うものだ。その際、書き込む内容の範囲を広げて、「シャワーを浴びる」「ベンチ飲みをする」などの、普通は「やるべき事」として認識されない行動も書き込むことが重要だ。

 

この方式に変えてから、メモした予定の半分くらいは消化できるようになった。

 

言い換えれば、まだ半分は消化できない状態なので、この方式も改善の余地があるな・・・

 

 

4月某日

気が付いたら、もう4月が終わろうとしている。この間始まったばかりなのに。

 

もしかしたら、時間泥棒に盗まれたのかもしれない。

 

 

 

 

盗まれた時間を取り返す旅に出なくては・・・

 

 

 

(おまけの花写真)

かつてヨルダンの首都アンマンで見かけたアーモンドの花

 

 

ああ、そろそろまた旅に出たいな~

 

 

 

(終わり)

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2022年のかきぞめ(2)

2022-01-08 02:14:34 | 日記

 

今回は、新年の書初め第2弾~

 

 

雪が降った日の夜、散歩に出かけて書いたんですのよ。ベンチに積もった雪の上に。

 

 

これを

 

 

白ワインじゃなくて、あえて赤ワイン。

 

 

寒空の下で雪を眺めながら、保温用水筒に詰めて持参した熱々の赤ワインを飲んだら(さすがに座るわけにはいかないので立ち飲みで)、あまりに美味しかったので、こう書かずにはいられなかったのだ。

 

 

雪が積もった木を揺らして笑っている若いカップルや、雪だるまを作っている家族連れに混じって、微妙な遊び方をする私。今年も独自の道(不審者への道?)を突き進んでいく気がする。

 

 

もちろんネコだるまも作った。

 

 

私が前回ペンタブレットで描いた猫もどき(これ)にそっくりだとの指摘があったが、そう言われたらそうかも~

 

 

昨日の夜見に行ったら、ネコだるまはすっかり溶けてしまっていた。翌日晴れたので、今回の雪は溶けるのが早かった。気温は低かったのに。太陽光線の力は絶大だ。

 

 

本物の猫たち(分かりにくいけど2匹います)

 

 

雪が積もっているとノラ猫たちは(小鳥たちも)大変なので、すぐに溶けてよかった。

 

 

雪で遊んだ後はサイゼリヤ

 

 

あ~楽しかった・・・

 

 

(終わり)

 

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