外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

池袋のハラール中華料理店「アリヤ 清真美食」にときめく

2022-06-07 06:28:06 | グルメ

 

 

暑かったり寒かったり、雨続きだったりまた晴れたりして、気候が安定しない日が続いていると思ったら、うちの辺り(関東甲信)はついに梅雨入りしたらしい。

 

 

私は最近ますます気力も体力も低下して、すっかり「銀河鉄道の夜」のジョヴァンニのお母さん状態だ。(ジョヴァンニ産んでないし、買ってきてくれるならワインの方がいいけど)

 

 

気が付けば、このブログも書こう書こうと思っているうちに、ずいぶん時が経ってしまった。きっとこの気候のせいね。いや年のせいかな、それとも酒かな(思い当たることがありすぎる)

 

 

でもたまにはやる気を出して、更新しなければ。よっこ遺書~(うちのパソコンさんがこういう変換をするのは私への嫌がらせか?)

 

 

そんなこんなで、もう1か月近く過ぎてしまったのだが、池袋のハラールの中華料理店「アリヤ 清真美食」に妹と行ってきたので、その時の話をしようと思う。初めは有名な中華フードコートに行こうと思っていたのだが、検索しているうちにハラール中華の店があることに気づき、そっちにしたのだ。私たちは方向音痴シスターズなので、グーグルマップさんに弄ばれつつ、なんとかたどり着いた。

 

 

見るだけでテンションが上がる外観

 

 

がんばって歩いた甲斐があったというものだ。

 

 

清真美食への青い誘惑。

 

 

ワクワク、ドキドキ・・・

 

 

看板にあるアラビア語の語句「تمسك دين الاسلام」は「 التمسك بدين الإسلام」とした方がより正確だと思う。「イスラム教へのこだわり」という意味だ。イスラムの教えに忠実なハラール料理(清真菜)を提供するということだろう。

 

 

看板と同じく、店内も青が基調でキラキラした雰囲気

 

 

全体的に、錦糸町のハラール中華料理店「東京穆斯林(ムスリム)飯店」に酷似している。経営者が同じなのか、たんなる他店の空似(?)かどうかは知らないが。

 

 

入口の辺りは空いていたが、奥の方はけっこうお客が入って賑やかだった。聞こえてくる会話から判断するに、客の大半が中国人のようだったが(店員は当然中国人)、お酒を飲んでいる人が多かったので、非ムスリムにも人気の店だと思われた。みんな幸せそうに盛大に飲み食いしている。

 

 

そう、この店は料理はハラールだが、アルコール類も置いているのだ。私の一番好きな類の店だ。ハラール料理は酒に合うんだよな…

 

 

攻めるタイプの料理をおススメしてくる

 

 

すぐ近くのテーブルの男性2人組が牛の骨髄焼きを食べていて気になったが、それ以上にマーラーボイルザリガニが気になるぞ。

 

 

突き出し(お通し)

 

 

この右の料理が美味しかった。干した豆腐の細切り(豆腐干絲)の和え物かな?

 

 

羊肉の串焼き(奥)と魚のすり身の串焼き(手前)

 

 

どちらもスパイシーでビールが進む。ここの生ビールはプレミアムモルツだったが、写真を撮り損ねた。私としたことが…魚のすり身の串焼き(魚丸串)は柔らかいので、私のように歯が弱くても大丈夫。よぼよぼ

 

 

水餃子

 

 

こういう中華料理屋の水餃子の皮は手作りで、程よい厚さでモチモチっとしている。これに慣れると、その辺のチェーン店の焼き餃子の機械生産の薄い皮が味気なく思えてしまう。水餃子と焼き餃子の違いもあるわけだが。

 

 

葱油餅っぽいやつ

 

 

かつて上海の道端の屋台でこういうものを食べたことがある。焼きたてほかほかで素朴な味で、激安だった。

 

 

食事の途中でやってきたフルーツ

 

 

会計の時にレシートを見たら、突き出しとフルーツは無料だった。この店の人気の秘訣は味だけではなく、その辺にもあるのかもしれない。日本人ムスリマの友人もこの店がお気に入りだと言っていた。

 

 

メニューには美味しそうな料理がずらりと並んでいたが、私たちはあまりたくさん食べられないので、これで終了。またいずれ再訪して、別の物を注文してみたい。

 

 

池袋って、色んな店があって楽しいな。(大雑把な感想)

 

 

(参考)

アリヤ 美食の食べログ

https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13218774/dtlphotolst/7/smp2/

 

この店の実食レポ

https://80c.jp/restaurant/20201114-1.html

 

 

池袋の中華フードコートについての記事

https://bunshun.jp/articles/-/49226

 

https://chuka.tokyo/fotengxiaochicheng/

 

 

東京穆斯林飯店の食べログ

https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13175913/

 

 

 

(おまけの飲食物写真)

「ターキッシュ・アップル」という名のドイツ製のハーブティー

 

 

ヨーカドーで見つけて買ってみたが、まあまあターキッシュだった。

 

 

業務スーパーで見つけたUAE製のデーツチョコ製品「アラビアンデーツトリュフ」

 

 

固いらしい。(これにそう書いてあった)

 

 

別のスーパーで発見した猫足根昆布

 

 

ねこあし・ねこんぶ・・・北海道にこんなかわいい名前の昆布があったとは。

 

 

(さらにおまけの芋虫写真)

 

 

うちのアパートの窓の外にどこからともなく現れ、いつの間にか消えて行った。もう彼(彼女?)に会うことはないだろう。

 

 

人生は出会いと別れでいっぱいだ・・・

 

 

 

(終わり)

 

 

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カルディの「ケバブの素」とユウキ食品の「ケバブソース」を試す

2022-02-20 18:33:04 | グルメ

 

 

今回は料理の話。まあ、料理というほどのものではないが。(なんやねん)

 

 

カルディで「ケバブの素」なるものを見かけ、安かったので(重要)買って、作ってみたのだ。その後、業務スーパーでユウキ食品の「ケバブソース」も買って、そちらも試作してみた。

 

 

私はカルディと業務スーパーが好きだ(みんな好きよね)。特に業務スーパーは価格が安く、中東方面からの輸入品も色々あるので、行くとつい必要ないものまで買い込んでしまう。ちなみに、業務スーパーにはハラール食品が多いので、ムスリム御用達だ。

 

 

ということで(?)、まずカルディの「ケバブの素」から。

 

 

これですわ。

 

原材料など

やけに注意書きが多い。

 

 

こういった中東系(風)の食品・調味料は、「なんちゃって中東メシ」である可能性が高い上、割高だったり作るのが面倒だったりするので、見かけてもたいがい素通りするのだが、これは税込159円と安く、作り方も簡単そうだったので買ってみたのだ。

 

 

しかし、家に帰って説明書きをよく見たら、肉500gに対して1袋使うと書いてあるし、「開封後は1回で使い切って下さい」という注意書きまであるではないか。ええ~私は1人暮らしで、もう大量には食べられないお年頃なんですけど~そして、うちには電子レンジがないので、大量に作って冷蔵・冷凍するのは避けたいんですけど~

 

 

量が多いといえば、カルディでは「シュクメルリの素」が4皿分入りのパウチで販売されている(カルディオリジナル)。話題のジョージア料理「シュクメルリ」のレトルトにしては税込378円と安いので買ってみたいのだが、4皿分のレトルト食品を消費できる気がしないので手が出せない。

 

 

ケバブの素に話を戻そう。

 

 

結局、肉250gにつき1袋使って、2回に分けて食べることにした。肉を半量にしたら味が濃くなるかもしれないが、ワインのつまみにはいいかもしれないと思ったのだ。鶏むね肉のぶつ切りのパックを買ってきて使用した(安くて楽だから)。

 

 

キムチの空き容器(蓋を回して密閉するタイプ)にむね肉を入れ、ケバブの素を上からかけた。袋を破った瞬間、クミンの強い匂いが辺りに広がる。カレーっぽい匂いだ。もしや、カレーの残りで肉をマリネしたら、美味しくなるのだろうか?

 

 

説明書きにはなかったが、オリーブオイルも少々加えてから蓋をして、両手で容器を握りしめてバーテンダーのようにシャカシャカした。美味しいケバブカクテルになりますように~と念じながら振るのがポイントだ。

 

 

それを一晩寝かせ(説明書きでは15分程度)、翌日の夕食に焼いた。肉の半量を魚焼きグリルで焼き、それとは別にフライパンにオリーブオイルをしいて野菜を炒め(味付けは塩コショウのみ)、これとイタリアンパセリを添えた。野菜はナス、ズッキーニ、オクラ、ミニトマト、玉ねぎ。マイタケも入れた。とても簡単で、洗い物も少なくて楽だった。

 

 

出来上がり

 

 

どうです?美味しそうじゃないですか? 一応野菜は丁寧に並べたんですのよ。ブログ写真用に・・・

 

 

鶏肉を食べてみたら、確かに中東を思い出させる味で、クミンが効いていて非常に美味しかった。いわゆるドネルケバブではなくて、トルコ語で「タウック・シシュ」(tavuk şiş)、アラビア語で「シーシュ・タウーク」(شيش طاووق)と呼ばれる、ヨーグルトやトマトペースト、スパイス等でマリネした鶏肉のぶつ切りの串焼きの味だった(トルコが本家)。焼き色もそれっぽい。鶏もも肉やラム、牛肉でやったら、また違った風味になるかもしれない。残りの肉は翌日野菜と一緒に炒めて食べた。

 

 

ケバブの素が予想以上に美味しかったので、これに味をしめた私は、以前業務スーパーで見かけて気になっていたユウキ食品の「ケバブソース」も試してみることにした。こちらは小さなガラス瓶入りで、税別240円で売られていた。瓶入りの調味料って、買うのに躊躇するんだよな。ゴミとか使い勝手とか冷蔵庫の中の保管場所とかを考えちゃって。

 

 

 

 

 

調理方法については、「ソテーしたお好みの肉にかけるだけ」としか書かれていない。さすがユウキ食品、実力で勝負する無口な硬派だな。

 

 

ソテーしてからかけるということは、焼き肉のたれ的に使えということだと考え、その通りにした。ケバブの素の時とほぼ同じ材料をフライパンでオリーブオイルで炒め、軽く塩コショウしたものを皿に盛り、後からソースをかけたのだ。

 

 

かける前にソースを一口舐めてみた時、「なに、この美味しいソースは!?」と驚いた。クミンの風味と酸味と甘みと程よい塩分が相まって、お口の中で美しいハーモニーを奏でていたのだ。これは期待できそうだ。

 

 

出来上がり図

あまり美しく撮れなかったが…

 

 

「グリルズッキーニのオイル漬け」も添えた。これも業務スーパーで買ったもので、トルコからの輸入品だ。

 

 

 

 

これは思ったより酸味が強くて、「油っこいズッキーニの漬物」という感じだった。私はわりと好きだが、1瓶は持て余す(まだ冷蔵庫に残っている)。

 

 

肝心の料理のお味はというと、残念ながらイマイチだった。炒め物に後からソースをかけたから肉に味がしみ込んでいないし、味が均一にならなかったからだ。まあ当然か。

 

 

ソースはまだ瓶に半分以上残っていたので、翌日ケバブの素に準じた方式で作ってみることにした。つまり、鶏むね肉のぶつ切りをソースでマリネし、これと野菜を炒めてみたのだ。炒める際にも追いソースをたっぷりかけた。使い切ってしまいたかったからだ。

 

 

しかし、ケバブソースで1晩マリネしても、肉にはあまり味がしみ込んでいなかった。浸透圧の問題か(よくわからない)。今回はまんべんなく味が付いたが、印象としては「クミン風味の焼肉のタレを使った肉野菜炒め」という感じで、悪くはないが、ケバブ感も中東感も薄い仕上がりとなった。(出来上がり写真は省略)

 

 

結果として、ユウキ食品のケバブソースは、そのまま舐めるのが一番美味しいという結論に達した(個人の感想です)。ただし、それをやる私の姿は、行燈の油を舐める化け猫より恐ろしいに違いない。塩分の取りすぎも心配だし・・・

 

 

ケバブの素の方はまた買ってもいいと思うが、自分でスパイスを適当に組み合わせて、それっぽいものが作れる気もする。私は普段から肉(たいてい豚バラ肉の薄切り)をマリネしてから焼いており、それで十分美味しいのだ(ヨーグルト・オリーブオイル・ニンニク・生姜・塩・砂糖・クミン・コリアンダー・パプリカ・唐辛子等をジップロックに適当に入れる)。でも、興味のある方はケバブの素やケバブソースにトライしてみてね。そして、感想を教えてくだされ。

 

 

(参考)

「ケバブの素」

https://www.kaldi.co.jp/ec/pro/disp/1/4515996935275

 

「ケバブソース」

https://www2.youki.co.jp/goods/1308

 

 

 

(余談)

最近の私のおやつは、無糖ヨーグルトにギリシャ産のゴマペースト(タヒニ)とトルコ産の葡萄シロップ(ウズム・ペクメズ)をかけたもの。葡萄シロップの代わりにデーツシロップをかけても美味しいと思う。栄養もあり、ヘルシーなおやつだ。なにしろ、健康志向のアル中なもので・・・

 

 

 

 

 

 

全部業務スーパーで手に入るので(店によってはないかも)、近くに店舗がある人は試してみてはいかがだろうか。なお、回し者ではないので、念のため。

 

 

 

(終わり)

 

 

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西荻窪の看板猫がいるバングラデシュ料理店「ミルチ」

2022-01-17 06:02:04 | グルメ

 

 

今回は、昨年の年末近くに西荻窪の看板猫がいるバングラデシュ料理店「ミルチ」(食べログ)に妹と行った時の話だ。この店は、私の中では「バングラ猫居酒屋」のイメージだが、お店のブログには「インド風居酒屋」と書いてあったりして、詳細不明である。

 

 

まず新宿に出て、駅の東口のミケちゃん(駅前ビルに設置された広告ビジョンの3Dの巨大猫)を見てから、タカシマヤ南館に入っている紀伊國屋書店・洋書専門店(HP)のイタリア語コーナーを覗き、そこから電車で西荻窪に移動して、本と雑貨の店「ウレシカ(URESICA)」(HP)に寄ってから、くだんの「ミルチ」で夕食をとるという充実したコースを辿った。

 

 

ミケちゃんに再会できてうれしい(2度目)

 

 

箱に入っているミケちゃん、初めて見た~

 

 

ミケちゃんはクリスマスプレゼントに車をもらったらしい。

 

 

この日はクリスマス(イブではない)だったので、キリスト教の聖書配布協会の人が、全国各地で見られる例の看板(「神と和解せよ」とか「悔い改めよ」とか書いてあるやつ)風のプラカードを掲げ、スピーカーで不穏な警告口調の説教を流していた。クリスマスシーズンから年末にかけて、毎年お馴染みの風景だ。

 

 

ニャーロ、「悔い改めなさい」って言われてるよ。

 

 

ニャ―ロは聞く耳持たなさそう。馬の耳に念仏的な(猫だけど)。

 

 

近くでデモをしていた反ワクチンのグループ

 

 

彼らは新型コロナの存在を信じていないようで、マスクを外すよう通行人に呼びかけていた。新宿は賑やかだな・・・

 

 

ちなみに、ミケちゃんのビルで流されている広告の中には、こんなものもあった。

 

 

この動画のほんの一部が映されただけだったが、一瞬流れたタイトルのアラビア語を私が見逃すはずはない(動画の0:20あたりから)。我ながら目ざとい。さすがプロだ(?)。 これは、声優の女の子のユニット「harmoe」とやらの3rdシングル「アラビアン・ユートピアン」の宣伝だった。たまに都会を歩くと、色々発見があるものだ。

 

 

ミケちゃんを堪能した後、新宿駅を通り抜けて新南改札側に回り、その近くのタカシマヤ南館の最上階に入っている紀伊國屋書店に行った。ここが洋書専門店で、その中にはイタリア語の本のコーナーがあることを最近知ったのだ。

 

 

思ったよりも充実した品揃え

 

 

 

 

イタリアで流行っている小説や、日本語からイタリア語への翻訳本、イタリア語の学習書など様々なジャンルの本があったが、私が欲しかったのは夏目漱石の「吾輩は猫である」のイタリア語バージョンだ。イタリアの書店で買おうかどうしようか迷って、結局買わずじまいだったやつだ。

 

 

「IO SONO UN GATTO」(直訳したら「私は猫です」=I am a cat)

 

 

結局今回も決断できず、買わずに終わった。次に行った時に買おうかな(優柔不断力が高い私)

 

 

新宿でやるべきことを済ましたので、JRで西荻窪に移動。電車に乗るまでに駅の中でウロウロ迷ったが、乗ってしまえばすぐだった。

 

 

まず妹が行ってみたかったという「ウレシカ(URESICA)」へ。ひっそりした佇まいの小さな店だが、けっこう名の知れた店らしい。

 

 

こじんまりとした店内には、興味深い本や可愛い雑貨がギュッと詰まっていた。

猫と暮らしたいのはやまやまだけど、色々あってね・・・

 

 

 

 

 

 

私は基本的にナチュラル系のお洒落ショップが苦手なのだが、ここは猫関係のものが多いし、店主も話しかけずに放っておいてくれたので、落ち着いてゆっくり品物を眺めることが出来た。色々迷った挙句、ツイッターでいつも見ているイラストレーター・絵本作家の山田美津子さん(@yamadamitsuko)の週めくりカレンダーを友達へのプレゼント用に買った。

 

 

店を出てから、いよいよこの日のメインの目的地であるバングラ猫居酒屋「ミルチ」に向かう。

 

 

グーグルマップを眺めつつ、その辺の人(10人くらい)に道を聞きつつ店を目指したが、同じところをグルグル回るだけで、どうしてもたどり着けない。結界があるのか?? (私たちが方向音痴なだけ)

 

 

途中でウズベキスタンのワインショップだという「キャラバン」という店に通りかかった。駅の近くだ。

 

 

店頭にはサモサやノン(パン)などもあった。なぜかスコーンなんかもあったけど。全て手作りしているらしい。

 

 

駅前には、物怖じしないハクセキレイさんがいて、すぐそばで若い男の子がスマホで写真を撮っているにもかかわらず、全然気にせずに何かをついばんでいた。

 

 

分かりにくくて恐縮だが、このハクセキレイさんだ。

 

 

さんざん道に迷って歩き疲れ、最終的にグーグルマップのナビを使って、なんとかたどり着いた。

 

 

あ、いる~

 

 

カウンターにのってる~

 

 

ミルチのことは、ツイッターで知った。店内でビールを飲むお客の男性の向かいの椅子に大きな茶トラ猫がしゃがみ込んでいる写真に、「相席というお仕事」というキャプチャーが添えたツイートがバズっていたのだ。(これ)

 

 

何しろ相手は猫なので、行った時に必ずお店にいるとは限らないと思っていたが、いきなり会えて舞い上がった。私たちが店内に入ると、すぐに逃げてしまい、奥の階段のところに避難してしまったが。

 

 

不審者入店につき、警戒警報発令中

 

 

手を出したら、はたかれそうになった(うれしい)

 

 

バングラデシュ人の店主に聞いたら、この猫は女の子で、名前は「ちゃいろ」だそうだ。そのまんま~

 

 

店内は狭くて、小さなカウンタースペースと2人掛けのテーブルが2つだけだった。ちゃいろちゃんのいる急勾配の階段の上にも、もしかしたら席はあるのかもしれないが、店主が何度も上り下りしての物を取りに行っていたから、単なる物置かもしれない。

 

私たちの他に客はいなかったが、ローストチキンをテイクアウトしに来た人は1人いた。クリスマス用だろう。この店のローストチキン、どんな味なのか気になる・・・

 

 

店主は物静かで、客にあれこれ話しかけるタイプではないが(常連じゃないせいかも)、愛想が悪いわけではなく、私たちが何か質問すると、微笑んで穏やかに答えてくれた。そして、彼はちゃいろちゃんとも時々会話していた。ツーカーの仲なのだ。

 

 

カウンター周りは物が多くて家庭的。

 

 

生はちみつ?

 

 

妹は豆カレーとはちみつパラタを注文

 

 

美味しかったらしい。生はちみつ使用かな。

 

 

私はマトンティッカとベンガル風卵焼きをつまみに、生ビール(アサヒプレミアム)とインドワインを飲んだ。

 

 

マトンティッカの残骸と赤ワイン

 

 

マトンティッカは串刺しの状態ではなく、バラバラにしたものを小皿に入れ、割りばしを添えて運ばれた。まさか割りばしが出てくるとは思わなかったわい。さすがバングラ居酒屋だ(?)。食べてみたら普通にスパイシーで味わい深かった。インドワインも美味しかった。ちゃんとしたワインの味だ。

 

 

ベンガル風卵焼き

 

 

これは全然スパイシーではなく、炒めた玉ねぎなどが入った日本っぽいオムレツだった。添えてあるのはたぶんスイートチリソース。ビールに合う。

 

 

長居したかったが、狭い店だし、私たちがいるとちゃいろちゃんが店主に甘えられないので、食べ終わったら早めに店を出た。また行きたいが、今のオミクロン株の感染爆発の状況を考えると、当分行けない気がする。

 

 

西荻窪に行ったのはこの時が初めてだったのだが、とても興味深い街だと感じた。西荻窪ファンの友達もいるので、彼女と一緒にいつか再訪しようと思う。いつになるかな・・・

 

 

(おまけのリンク)何かの参考になるかもしれないし、ならないかもしれない。

 

キリスト看板、産み落とされる瞬間を見た 聖書配布協力会の制作現場

https://withnews.jp/article/f0211223003qq000000000000000W00b10101qq000024059A

 

西荻窪と荻窪は全然違う

https://note.com/onomiyuki/n/nc7293fe8e8d0

 

 

(終わり)

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中国の蘭州牛肉麺の老舗「馬子禄 」の神保町店で水餃子を食べる

2021-08-31 20:27:32 | グルメ

 

今回は友人と東京の神保町に出た時の話だ。

 

まず「神保町ブックセンター」というところで「文庫ブレンドコーヒー」とやらを飲んだ。暑かったのでアイスで。コーヒーは撮り忘れたので、メニューの写真だけ載せる。

 

岩波文庫の装丁のメニューがカッコイイ

 

 

光和ビールを飲んでみたかったが、もちろん酒類の提供はなかった。コーヒーはコーヒー味だった(違いの分からない女)。

 

ここはお堅い岩波書店の本に囲まれた書店の中の喫茶店で、大学の図書館でお茶をしている気分になれる。酒類が解禁になった時に再訪して光和ビールを注文したいが、値段とナッツにつられて、サッポロ黒ラベルを頼んでしまいそうな予感がする。っていうか、生ビールが飲みたい。お店で飲む生ビールは、家で飲むビールより数段美味しい気がする。特にヱビスとサッポロ黒ラベル。いや、この際アサヒスーパードライでもいい・・・

 

ブックセンターを出た後、街を散策して本屋めぐりをしようと思ったのだが、残念ながらイタリア語の本が買える「イタリア書房」も、アラビア語とトルコ語の本が(少しだけ)買える穂高書店も、17時に閉まっていた。幸い三省堂は開いていた。あそこの語学コーナーは、イタリア語の参考書が充実している。

 

三省堂を出てから駅に向かって歩いていたら、フェイスブックで写真を見たことのある蘭州牛肉麵の専門店の前を通りかかったので、そこで夕食を食べて帰ることになった。ここは完全ハラールの店で、アルコールメニューが存在しない。だから、普段なら避けるところだが、禁酒令が出ている今、アルコールメニューがあってもなくても同じである。それならば、なまじアルコールメニューがある店で、「あ~、キンキンに冷えた生ビールが飲みたかった」「イタリア料理をワインなしで食べるなんて、なんて世の中だ」と恨めしく思うよりも、いっそ完全ハラールの店で食べる方が未練がなくて清々しいだろうと考えたのだ。

 

結果的に言うと、この読みは当たっていた。禁酒令の出ている今こそ、完全ハラールの店がおススメですぜ!

 

入ったのは、中国の蘭州牛肉麵の有名店が日本に初上陸して、神保町に開いたという「馬子禄 (マーズルー) 牛肉面 神保町店」。

 

中国のハラールマーク「清真」の文字がある。

 

イスラムを象徴するカラー、緑色が効果的に使われた店装だ。目に優しそう。

 

100年の伝統を誇る老舗らしい。

 

 

入口のレジのところでまず検温してから注文。コロニャ対策もバッチリのようだ。ちなみに私も友人も2回のワクチン接種を済ませている。

 

 

 

麺類を食べて満腹になってしまったら帰宅後の酒が不味くなるので、私はあえて水餃子だけ頼んだ(見出し写真はお店のHPから拝借)。レジの女の子は「牛肉麺はいいんですか・・・?」と不思議そうな顔をしていたが。ここの牛肉麺は非常に美味しそうだし、薬膳スープで体にも良さそうなので、酒飲みの大義は脇に置いて、食べておくべきだったかもしれない。でも9種類の太さから麺を選んで、トッピングの有無などを決めるなんて、優柔不断の私に出来る気がしない。スタバで注文するのもきっと無理。入らないけど。

 

飲み物は、「中国美人のデトックス」と銘打たれた「酸梅湯」にした。友人も同じものにして、特製ダレに漬け込んだという「茶卵」を付けた。煮卵っぽいやつだ。

 

余り待たずに料理が運ばれてきた。

 

風格がある茶卵

 

水餃子は、「茴香(ウイキョウ)水餃子」というだけあって、ウイキョウ(フェンネル)の風味がした。ハラールの餃子なので、これも牛肉を使っているのかな?羊肉のような気もする(違いの分からない女)。塩気もスパイスも全体的にマイルドだが、物足りない感じがしないし、なにより皮がモチモチしていて美味しい。

 

酸梅湯の方も、甘さも酸味もマイルドで、今まで飲んだことがないような風味の梅ジュースだった。「様々な生薬が配合された薬膳ドリンク」という感じだ。これを飲んだらデトックスされて、美人になっちゃうんだろうか・・・いや、家に帰って盛大に飲酒するから帳消しかな。

 

茶卵も美味しかったらしい。全体的にオリエンタルな異国情緒のある、非日常的な料理で、店内のインテリアもそんな雰囲気だった。欧米人を連れてきたら喜びそうだ。

 

 

 

インテリアのお洒落度が高い。完全ハラールでお洒落な店は、日本では三毛猫のオスくらい珍しいと思う。

 

 

店の奥のブースでは、職人さんが麺や餃子の皮を手打ちしている。

 

出来立ての麺が調理され、客席に運ばれる。

 

これで美味しくないわけがないだろう。

 

しかし、馬子禄 の東京駅店は2020年9月30日に閉店してしまったそうだ。コロニャの荒波に飲み込まれたのか・・・神保町店にはがんばってもらいたいものだ。

 

西川口から広尾に移転した名店「ザムザムの泉」など、東京には蘭州牛肉麺を出すハラール料理店が他にも色々あるので、食べ歩きするのもいいかもしれない。

 

 

(参考)

「神保町ブックセンター」のHP

https://www.jimbocho-book.jp/cafe/

 

「馬子禄 牛肉面」のHP

https://lanzhou-lamian.com/

 

蘭州牛肉麺を出す3店を比較する記事

https://retty.news/34888/

 

酸梅湯についての解説

https://yakuyomi.jp/manner_technique/chuigaku71/

 

蘭州料理「ザムザムの泉」の食べログ

https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13252920/

 

「ザムザムの泉」のHP

https://www.zamzamnoizumi.com/#summary

 

 

 

(終わり)

 

 

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アペリティーヴォ(食前酒)の楽しみとお洒落の境界線、そしてホンムス

2021-08-10 20:19:00 | グルメ

 

今回のテーマは「アペリティーヴォ」(食前酒)だ。

 

イタリアには、夕食前のひと時にアペリティーヴォ(aperitivo )を嗜むという素晴らしい習慣が存在する。食前に軽く一杯やって食欲を増進させる、ということになっているが、実際には、つまみを食べすぎて夕食があまり食べられなくなったりもする。(私だけ?)

 

私がフィレンツェで下宿していた家の大家さん(年配の独身女性)は、毎日夕方になると、小瓶に入った赤いカンパリソーダの類似品(本物より値段が安めのジェネリック飲料みたいなもの)をいそいそ用意して、くいっと飲んでいた。彼女のように自宅で飲む人もいるが、どちらかというと外出して恋人や友人等と一緒にバールで楽しむ人の方が多いと思う。

 

フィレンツェの多くのバールでは、夕食前の時間帯(店により異なる)にアペリティーヴォのサービスがある。これは、どれかアルコール飲料を一杯頼めば、カウンターに置いてあるミニピザやナッツ類、サラミやチーズなどのつまみが食べ放題になるというシステムである。ワンドリンクの値段で食べ物が付いてくるという点では、名古屋のモーニングサービスに似ているかもしれない。こちらは酒だが。

 

つまみではなく、本格的な料理のブッフェを提供するバール兼リストランテのような店もあり、そこではアンティパスト(前菜)・プリモ(一皿目の料理)・セコンド(メイン)・コントルノ(サイドディッシュ)・サラダ・フルーツ・デザート等が食べ放題になっている。そういうところはワンドリンク付きで一定の金額を払うようになっていて、通常の飲み物の値段よりは高めに設定されているものの、普通のリストランテで食べることを思えば格安で腹一杯食べられるので、若者に人気だった。コロニャのせいで、今はそういうサービスはやっていないと思うが。

 

 

日本の首都圏では、禁酒令が再発令されているので、外食して飲酒することはかなわない状況だ。私もファミレス飲みが出来ないので、またベンチ飲みに精を出す日々を送っている。夜でも蒸し暑い日が続くので、赤ワインは飲む気はせず、ビールやチューハイ、冷やした白ワインなどが中心だ(保冷剤持参)。

 

私がベンチ飲みに出かけるのは夜なのだが、夕方には家で既に一杯や二杯はやっている。私はこれをイタリア風にアペリティーヴォと呼んでいる。厳密にいうと、ベンチ飲みも夕食前なのでアペリティーヴォなわけだが、ベンチ飲みはあくまで「ベンチ飲み」というジャンル名で呼びたいと思う。(なぜ)

 

前置きが長くなったが、そういうわけで、最近私が飲んでいたアペリティーヴォをご覧くださいませ。

 

カンパリアップル(カンパリ+リンゴジュース+レモン汁)

 

 

うちの狭いアパートには、ダイニングテーブルを置くスペースなどないので、畳に直置きして撮った。飲む時はコタツテーブルに置くのだが、上にPCだのなんだの、物がいっぱいのっていて、どけるのが面倒なので写真は撮れない。

 

ボロアパートの畳の上に置いたら、「カンパリ、アペリティーヴォ=お洒落生活」という図式を打ち壊せるかと思ったが、写真を見せた友人や妹は皆「お洒落ね~」とほめてくれた。カンパリのお洒落パワーの方が畳よりも強いらしい。お洒落の概念を混乱させようと日々努力しているのに(なぜ)、ちょっとがっかりだ。

 

 

市販のトマトチューハイ

 

 

一見透明だが、かすかに赤く、トマトの匂いが強いという微妙な飲み物だった。栄養はあるかもしれない。

 

 

マンゴージュースとドライの9%のチューハイのミックス

 

 

私はドライのチューハイが苦手なのだが、これは美味しいと思った。アルコール度が低くなるので、食前酒にぴったりだろう。

 

 

友人の手作りの梅酒に炭酸水を加えた梅酒ソーダ

 

 

ソーダを入れずにストレートで飲んだ方が美味しかった。梅酒は日本の伝統的な食前酒ですね。

 

 

はちみつレモンのゼリーっぽいジャム+白ワイン+炭酸水

 

 

このゼリージャムも梅酒と同じ友人からもらったものだ。白ワインによく合っていた。

 

 

イタリアの発泡ワイン、スプマンテ(spumante)

 

 

ドンキで500円しなかった安物だが、けっこう美味しい。

 

 

キウイを白ワインに漬けて冷やしたもの。

 

 

これはどちらかというとデザートかもしれない。

 

 

ブルーベリーラッシー風カクテル

 

 

冷凍のブルーベリー、ウォッカ、ラム、ヨーグルト、牛乳をフードプロセッサーでガーってしたもの。禍々しい色ではあるが、これもほぼデザートだ。

 

 

最近は新たなアペリティーヴォを考案する気合がなく、缶チューハイをそのまま飲むことが多い。食前酒はマンネリ化してきたので、次は食後酒「ディジェスティーヴォ」(digestivo)に凝ってみようかな?

 

ディジェスティーヴォは食事の締めくくりに飲まれる酒で、消化を助ける効果があるとされ、強い蒸留酒などを少量ぐいっと飲むものなのだが、「飲んだ後のシメにラーメンを食べる」という話を聞いて、「なぜ締めなければならないんだ?」とか考えてしまう私には、なかなか根付かない習慣かもしれない。

 

 

(おまけ)

 

業務スーパーで売られているヨルダン製のホンムス(フムス、ひよこ豆のペースト)2種。

 

 

唐辛子入りの方はかなり辛いが、くせになる味。冷やして食べると美味しいと思う。

 

 

(参考)

アペリティーボって何?イタリアに来たら絶対すべき各地のアペリティーボ

https://www.neghidaku.com/aperitif-italy/

 

大人の食後の特権 厳選したイタリアの食後酒を5つご紹介

https://vokka.jp/7768

 

【業スー】手軽でヘルシー♪高タンパク質低脂肪のフムスがおやつにおかずにと大活躍!

https://tokubai.co.jp/news/articles/4900

 

 

(終わり)

 

コメント (2)
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