今回はエジプト・カイロ滞在記の3回目、2010年8月分の写真を載せる。枚数がやたらに少ないのは、月の後半に2週間イエメン旅行に出かけたせいかもしれない。イエメン旅行に興味がある方は、イエメンのカテゴリーを参照して下さいませ。あそこは当分観光に行ける状態じゃないですがね・・・
陰気な壁絵・その1
これは確か、在カイロ・イエメン大使館に入国ビザをもらいに行った時の道中で見かけた中学校か高校の壁に描かれた絵(そばに駐車された車のワイパーが映り込んでいてすいません)。生徒たちの作品だろうが、どういう状況設定なのか気にかかった。自爆テロに使われた自動車爆弾と犠牲者と目撃者、3人のテロリストに対して抗議する男性と、彼を落ち着かせようとする奥さん…?でも、テロリストにしては3人とも制服っぽい服装だから、実は治安部隊で、中央の男性は「俺は無関係だから撃つな!犯人はあっちだ!」って言ってる?車の方も、ガラスが1枚も割れてないから、実は背後の建物が燃えてるだけ??
陰気な壁絵・その2
こっちは比較的普通のテーマ。スポーツ振興と喫煙の害についての啓蒙だろう。しかし、煙草の害で命を落としたとみられる人々の頭蓋骨の山、コワいんですけど。どうも全体的に不吉な風がびゅうびゅう吹いている。こういう絵を眺めながら毎日登校するのは、いかがなものか。
これは近所の市場の周辺で見かけたトラック
ロゴの「Keweseki」が「Kawasaki」の訛ったものなのかどうか気になって撮ったのだが、このサイトによると、どうらやアンゴラ共和国製で、川崎重工(Kawasaki)の製品のまがい物らしい。アンゴラとは、意表を突かれたな~
こちらは道端で熟睡していた猫さん。金曜日のお昼頃の人通りのほとんどない街(金曜は休日で、お昼にはモスクで集団礼拝がある)を1人で散歩している時に見かけて、心和んだ。
猫足模様が付いてラブリーになっちゃった車
カイロは砂まみれの街なので、車を駐車しておくとすぐこのように茶色になってしまう。そこに猫がスタンプを押してくれたりするのだ。
(おまけ)
写真が少なくてさびしいので(私が)、昨日の夕食の食前酒(aperitivo)のカンパリ・アップルの写真もどうぞ。畳でカンパリ。コースターはトルコ風で、全体的に国籍不明。
正確にはカンパリ・アップルソーダか。カンパリに透明な林檎ジュースと炭酸水を加えたカクテルだ。カンパリと言うと、カンパリ・ソーダやカンパリ・オレンジが一般的だが、アップルもイケる。カンパリやこれに類似した赤くて甘くてほろ苦いリキュール(子供の時に飲まされた風邪薬に似ている)は、イタリアで食前酒としてよく飲まれる。私のフィレンツェの大家さんも、毎日アペロル(カンパリとほぼ同じ味)のソーダ割の小瓶を夕食前に飲んでいたものだ。瓶から直飲みで。
こういうやつ
綺麗な色の飲み物ではあるが、瓶からぐいっと直接飲むというのは、あまりお上品とは言えない。優雅に食前酒を嗜むのは、なかなか難しいものだな・・・
(終わり)