外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

豆腐作りとJovanottiの歌「A te(君へ)」の歌詞訳

2015-06-20 23:13:42 | グルメ


先日、初めて豆乳で豆腐を作った。

スーパーの豆腐売り場で、いつものようにどれを買おうか延々と悩んでいたら(優柔不断な上にヒマなので買い物にすごく時間がかかる)、
「北の大豆」という名前の無調整豆乳のボトルが目についたのだ。(500mlで約200円だったと思う)
「できたて豆腐が簡単に作れる 専用にがり2袋入り 豆乳ににがりを混ぜてレンジで簡単!」と書かれた小袋付き。
最近の主婦は豆腐も手作りしちゃうのですね。
すごいな~


これがその豆乳 アシスタントはミニ扇風機くん



子供の頃見た学研の「科学と学習」の豆腐作りキットを思い出しつつ、買って帰って作った。
容器(ガラスのボウル使用)に豆乳を入れ、にがりを加えてかき混ぜたあと加熱するだけ。難易度:ホンムスレベル
うちにはレンジがないから鍋で蒸したが、別段問題はなかった。
ちょっと固まり具合を見るために箸で穴だらけにしちゃったり、スが入ったりしてだけさ。(問題だろう)


青じそとゴマをのせて、オーソドックスに醤油で食べた



さすが手作り豆腐だけあって、まろやかで美味しい。
でも、毎回こうやって作るのはめんどくさいよな。
やっぱり出来上がったものを買ったほうが早いよな。(当たり前)

う~ん・・・

次からは既製品を買おう。(結論)


話は変わるが

最近イタリアの自作自演の大物歌手Jovanotti(ジョヴァノッティ)の「A te(君へ)」という歌をひさしぶりに聴いて、
けっこうハマってしまった。(話変わりすぎ?)
ハマリついでに、イタリア語のリハビリも兼ねて歌詞を訳してみたので、下に載せますね。


Jovanotti 悪いことができなさそうな人相



Jovanottiの本名はロレンツォ・ケルビーニ(1966年生まれ)、現在トスカーナ州アレッツォ県の小さな町コルトーナ在住。
ウィキペディアによると、これは奥さんに捧げた歌で、2008年サンレモ音楽祭に出演した際に歌ったもの。


「A te」歌詞つき 聴くとしんみりする
https://www.youtube.com/watch?v=Ek_RMPi9ti8


<君へ >

世界でただひとりの君へ
君は僕がひと呼吸ごとに
全力を尽くす唯一の理由

言葉に溢れた1日を過ごした後
君を見ていると
君が何も言わなくても
自然にすべてがはっきりする

僕を見つけてくれた君へ
僕はこぶしを握りしめて
背中を壁につけていた
いつでも自分を守れるように

視線を落として
失望した人々の列の中にいた僕を
君は猫のように拾い上げて
一緒に連れて帰ったんだ

君へ向けて僕は歌をうたうよ
他には何もないから
これが君にあげられる精一杯
僕の持っているすべての中で

僕の時間は君のもの
ほら魔法が起こって 
ジャンプひとつで
僕らは空中を飛ぶんだ
まるでシャボン玉のように

君は・・・
君は文字通り
僕の日々の本質
僕の日々の本質

僕の大いなる愛の対象である君へ
僕の君への愛は広いんだ
僕の人生を手にして
今までよりもっと意味深いものにしてくれた君へ

時間に意味を与えてくれた君へ
計算抜きで
僕の大いなる愛の対象である君へ
僕の君への愛は広いんだ

僕の腕の中で泣いていた君へ
ほんの少し力を入れたら殺せそうなくらい
儚げな姿で

でもそのあとで見た君は
飛行機みたいに力強く
自分の人生をひっつかみ
安全なところへ引きずっていった

夢を見ることを僕に教えてくれた君へ
そして冒険する素晴らしさも
勇気を信じると同時に
恐れることをも知っている君へ

僕の人生に起こった
一番素敵なことは君との出会い
君は毎日変化していく
いつも同じ君のままで

君は・・・
君は文字通り
僕の日々の本質
僕の日々の本質
 
君は・・・
君はほんとうに
僕の夢の本質
僕の日々の本質

自分のことを決して好きになれない君へ
君は素晴らしいのに

自然の力が君の中に凝結する
君は岩 君は植物 君は嵐
君は地平線 遠ざかる僕を迎え入れる

僕の人生でただひとりの恋人である君へ
もし君が僕のそばにいなかったとしたら
僕が求めるべきただひとつの愛

僕の人生を死ぬほど美しくしてくれた君へ
君は困難を無限の喜びに変えることができる

僕の大いなる愛の対象である君へ
僕の君への愛は広いんだ

僕の人生を手にして
今までよりもっと意味深いものにしてくれた君へ

時間に意味を与えてくれた君へ
計算抜きで

僕の大いなる愛の対象である君へ
僕の君への愛は広いんだ

君は・・・
君は文字通り
僕の夢の本質
僕の日々の本質

君は・・・
君は文字通り
僕の日々の相棒
僕の夢の本質


(終わり)

Jovanottiが道に落ちていたら、私も拾っちゃうかもしれない。
でも、ハマースの副政治局長イスマーイール・ハニーヤが落ちていたら、もっと嬉しいかもしれない。
いずれにしても、猫よりかさばるな(特にハニーヤ)・・・


イスマーイール・ハニーヤはこの人


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雑種のホンムス・アラブ風ピラフ・その他の短編料理

2015-06-19 15:11:54 | グルメ


ここしばらく、やたら蒸し暑くて窒息しそうになるかと思えば、こたつが恋しくなるような(大げさ?)冷え冷えとした日が続いたりして、よくわからん天気ですね。でもまあ、毎日暑い日ばかり続くよりはずっとマシかな~

涼しい日には、ちょっとアラブ料理を作ったりしている。
アラブ料理っていっても、アラブ料理っていうほどアラブ料理じゃなくて、
その周辺をうろちょろしている感じのスキマ料理ですが。

先日は、またホンムスを作った。(前回作ったホンムスについての記事はこちら
今回は100%ひよこ豆ではなく、ひよこ豆・青えんどう豆・赤いんげん豆のミックスビーンズを使用。
母が生協で買って宅急便で送ってくれたものだ。


ミックスビーンズ 生協って便利ですね



作り方は普通のホンムスと同じ。
豆・練りゴマ・にんにく・レモン汁・オリーブオイル・塩・クミン粉末少々をフードプロセッサーにつっこんでペースト状にするだけだ。
この豆缶には豆の漬け汁が全く入っていなかったので、仕上がりはほぼ固体になった。
クラッカーで掬おうとすると、クラッカーが折れそうになるレベル。液状だった前回の仕上がりと対照的だ。
見た目はホンムスというよりも、「なんか白っぽくて微妙な色合いの味噌」という感じだが、食べてみると味はおおむねホンムスだ。(出た、おおむね~)
結局ホンムスは、たいていの豆で作れるのではなかろうか。
アラビア語で「ホンムス」イコール「ひよこ豆」なので、他の豆を使うのは反則なのだが、
まあここは日本だからなんでもアリだろう。


作りたての雑種のホンムス 100均の柿の種の空き容器にいれた。ホンムス自体が見苦しい出来な上、台所も汚くてスイマセン



ホンムス以外に、久しぶりに「ルッズ・ビッシャアリーヤ」も用意した。これはアラブ風のピラフといえる。但し、トルコにもほぼ同じものがある。
これも至極簡単。なにしろ、私にも作れるぐらいですから、ほほ。

鍋にオリーブオイルを熱して、そこにバキバキに折りまくったカペッリーニ(極細のロングパスタ)を投入して炒める。
茶色く色づいたら、米を加えて炒めてから、米より少し多めの量の水を入れ、マギーブイヨンを放り込んで米が炊けるまで加熱する。
火加減は最初強火で、沸騰したら弱火にしている。必要ならば水を適宜足す。
米は、私は洗わないが(イタリアのリゾット方式採用)、普通は洗って水切りをした米を使うと思う。
分量配分は例によって適当。心の声に耳を傾けながら配分すれば良いのです。

本来はシャアリーヤ(極細のショートパスタ)を使うべきなのですが、カペッリーニでも問題ないし、なんだったら普通のスパゲッティでもOK。
この油で炒めたパスタが香ばしくて美味しいのだ。


マギーブイヨンはアラブ諸国では「マージー」と呼ばれ、台所に常備されている(あちらで出回っているものは、もちろんハラール)


久しぶりのアラブ風ピラフ、懐かしいアラブの味だった・・・っていうか、ほぼマギーブイヨンの味。ブイヨンなしで塩で味付けしてもいい



余力があったので、もうひとつディップを作った。タムル(デーツ)入りのヨーグルトペースト。
タムルをペースト状にして(量が少ないのですり鉢を使用)、水切りしたヨーグルトに混ぜただけ。
クラッカーなどにつけて食べる。おやつやデザートに良いと思うが、私は甘いおやつもデザートも食べないのに、なぜこれを作ったのか?



こうやってアラブ料理界の片隅を徘徊していると、やはり花形スターの「マクルーベ」や「マンサフ」などを作りたい!という意欲が衝動的に湧き上がってくるが、そういったメインディッシュはやはり手間も時間も材料費もかかるので、敢えてやる気を押さえつけて、通り過ぎるのを待っている。
この世界の万物は通り過ぎて行くのだから、ふ


かつてパレスチナ西岸地区のビリン村でいただいたマクルーベ あ~マクルーベ食べたい・・・




<おまけのネコ写真>

草むらで用を足そうとしていた猫



でも場所が気に入らなかったようで、もっと落ち着ける場所を探しに行ってしまった







コメント (4)
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ヌスラ戦線指導者アブ・ムハンマド・ジューラーニの素性と、寿司屋の三毛猫

2015-06-18 00:37:38 | 中東ニュース


ラマダ-ン・ムバーラク!
イスラームの断食月ラマダーンが開始しました。
ムスリムの皆様、おめでとうございます。
18日から断食開始。日没後にタムル(デーツ)の出番がくるね、うふふ・・・


さて、今回はシリア反体制派のアルカーイダ系「ヌスラ戦線」のアミール(指導者)アブ・ムハンマド・ジューラーニの素性がテーマ。
(アルジャジーラが5月27日に放映した彼のインタビュー番組については、こちらを参照)
なお、末尾に猫写真を載せるので、中東情勢に興味がない猫好きの方は、そちらだけでもご覧くださいませ。
中東情勢にも猫にも興味のない方は・・・せめてどっちかを好きになって!(妙な二者択一)


「どうにでもして」のポーズのミケ



ロンドン発のアラブニュースサイト「ハリージュ・オンライン」の6月11日付けの記事を見ると、
「アルジャジーラがヌスラ戦線指導者アブ・ムハンマド・ジューラーニの素性を明らかにした」とある。
2012年のヌスラ戦線結成以来、ずっと謎に包まれていた彼の正体が明らかに?!これは聞き捨てならないにゃ~。
というわけで、この記事の内容を要約して、以下にご紹介しよう。
(なお、情報元のアルジャジーラのサイトの方もチェックしようとしたが、なぜか関連記事が見られない状態だった。私への嫌がらせなのか、アルジャジーラよ)

(記事要約)
ヌスラ戦線指導者アブ・ムハンマド・ジューラーニの本名は、オサーマ・アブシー・ワーヒディー。
1981年にシリア北東部デリゾールのシャヒールで生まれた。ただし、家族は元々イドリブ県出身。
父親は軍用住宅局の運転手として働いていた。

ダマスカス大学の医学部に2年通ったが、2003年のアメリカのイラク侵攻開始後、学業を放棄してイラクに入国。
ヨルダン人のザルカーウィ率いるアルカーイダ・イラク支部に参加した。

2006年にアメリカの空爆でザルカーウィが死亡した後、イラクを出てレバノンへ移動。
そこでアルカーイダ系の「ジュンド・シャーム」の軍事訓練を指導したとみられている。

その後レバノンからイラクに戻ったが、アメリカに逮捕されて南部のブッカ刑務所に収監された。
2008年釈放後、「イラクのイスラム国」(2010年5月にアブ・バクル・バグダーディが指導者に就任)に参加。

2011年3月にシリアで反体制運動が勃発したことを受け、同年8月シリアに帰国。
2012年1月にアルカーイダ傘下の「ヌスラ戦線」を結成して、今に至る。
ヌスラ戦線はシリア反体制派の中で最強の集団のひとつである。

2013年4月、アブ・バクル・バグダーディがヌスラ戦線との合併を宣言し、
新組織名を「イラクとシャームのイスラム国」としたとき、アブ・ムハンマド・ジューラーニはこれを拒否し、
アルカーイダのザワーヒリ指導者に再度忠誠を誓った。
それ以来ヌスラ戦線は、「イスラム国」(2014年6月に「イラクとシャームのイスラム国」から改称)の戦闘相手となっている。

http://alkhaleejonline.net/#!/articles/1434030656918632800/


(以上)

ジューラーニ、やっぱりずっと年下だったか。声と喋り方の感じから、そんな気がしてたんだよな。(だったらどうなんだ)
ちなみに、写真は公開されなかった。今後のお楽しみってことかしら?


では、猫写真を~。


ボケててすいません。近所の商店街の脇道、寿司屋の向かいでミケさん発見



その付近にもう1匹ミケが。姉妹か?



私が最初の1匹をなでている間に



もう1匹は道路を渡り



古めかしい寿司屋の前でスタンバイした。
後で出てきたこの店のおかみさんに聞くと、三毛猫の母子計5匹に毎日エサをあげているとのこと。私も混ざりたい(もちろん餌をもらうほうで)



撫でまくられて、すっかり気を許している様子



両足がこんな状態に



うちの近所は猫スポットが多くて散歩が楽しいな~









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タムル(デーツ・なつめやし)をめぐるよもやま話

2015-06-13 16:59:25 | グルメ


以前の記事「理想の非常食としてのタムル(デーツ)」で、アラブ・イスラーム世界の寵児であるタムル(デーツをアラビア語でこう呼ぶ)が、滋養豊富で効能の多い食品だと説明した。
そして、地震発生に備えて、非常食用のタムルを買いに新大久保まで出向いたが、あまり好みでないチュニジア産のものしかなくて、結局買うのを諦めたと書きましたね。

それ以来、私はタムルのことを心の片隅で気にかけながら日々を過ごしていたのだが、
そんなタムルなしの寂しい生活(?)にはもうおさらばさ、ふふふ・・・

先日駅前のスーパーで買い物しているとき見つけたのですよ、私のタムルを。


レジで順番を待っていたとき、ふと脇を見たらこんな光景が! 「クレオパトラのデーツ」オマーン産
このパッケージを見ていると、つい「デ~ツやで~っ」などとつぶやいてしまう関西人の自分がいる



日本のごく普通のスーパーのレジ脇にタムルがびっしり並んでいるなんて・・・
これはもしや、ラマダーン前のスペシャルセールか?!(ないない。ちなみに、ラマダーンはおそらく18日から)

ラマダーン中、ムスリムの人たちは日中断食し、日没後に断食明けの食事(イフタール)をとるが、
いきなり食事をしたら身体がびっくりして良くないので、
まず水とタムルなどを口にして一息つき、身体を徐々に食事をする態勢に持っていくのだ。

でもここはムスリムがごく少数派の日本、これはラマダーンとは無関係の単なる偶然でしかありえない。
よく観察したら、いくつもあるレジのうち、私が並んだレジのところだけにタムルが売られていた。
「求めよ、さらば与えられん」
なにかを探しているとき、ふっと目の前にそれが現れることってないですか?
私にはそういうことが、わりとよくある。

家に帰って添付の説明書を読んでみると、タムルに含まれる有効成分の効能が延々と列挙されていた。

いわく、
・エネルギー源となる(ブドウ糖)
・血糖値を急激に上昇させず、インスリンの分泌を刺激しない(果糖)
・骨粗鬆症防止(カルシウム)
・貧血防止(鉄分、タムルに多く含まれる)
・便秘防止(食物繊維)
・視力低下や夜盲症の防止(ビタミンA)等々

そして、「このような栄養素に恵まれたデーツを、毎日、主食として食べている砂漠の民ベドウィンは、驚く程遠くを見る視力などの身体機能に優れ、スリムでガンの問題もなく長寿を楽しんでいるといいます」と付言されている。
いや、ベドウィンたちもタムルを主食にしているわけではないだろうよ・・・主食がこれって、甘すぎるわ。
いくら身体に良くても、食べ過ぎたら糖分過多になってしまう。
過ぎたるは猶及ばざるが如し、ですね。

そして、「デーツのおいしい召し上がり方」として、
「口の中で飴のようにしゃぶったり、電子レンジなどで少し温めますと、実も皮も柔らかくなり、
とろけるようなおいしい甘みが口じゅうに広がり、香ばしい、よい味があとに残ります」とある。
これはなかなかの名文ではなかろうか。
説明書を作成した川越市の会社の担当の人の、タムルへの愛と情熱が伺える。

食べてみると、実際美味しかった。乾燥しすぎずベタつきすぎず、程よい柔らかさ。


オマーン産のタムル、気に入った



イタリアでもタムルはクリスマスの時に登場し、ナッツなどと共によく食べられる。
フィレンツェの私の大家さんは毎年タムルを買ってきて、私たち下宿人にも振舞ってくれた。
しかし、当時私はこれがあまり好きではなく、ほとんど手を付けなかった。
ベタベタしてやたら甘いだけの、ゴキブリっぽい色と形の食べ物だと思っていたのだ。
あ、もしかして私は今、言ってはいけないことを口にしちゃったかしら・・・

タムルについて以前書いたとき、ヨルダン在住の友人アブオディ佳子さんから色々情報をもらった。

佳子さんはヨルダン人のご主人や子供達と一緒に、ヨルダン南部の砂漠気候の町マアーンの郊外に住んでいる。
彼らの家の周りには、砂漠のなかのオアシスのような畑が広がり、各種の動物も飼育されていて、
ほぼ自給自足に近い食生活を送っているそう。非常時にはぜひ疎開させていただきたいものだ。
アラブ料理も教えるほどに得意で、いつも大鍋で作り、ご近所に振舞ったりしている。
そんな具合なので、佳子さんは外国人であるにもかかわらず、近所の人々や親戚付き合いもばっちり。
来るものを拒まずの度量の広さから、「ヨルダンの母」として崇められているそうだ。(「ヨルダンの母」の部分は本人談)


佳子さん(大阪出身)のイメージキャラクター「忍たま乱太郎の食堂のおばちゃん」
口癖は「お残しは許しまへんで~」


・・・佳子ネタが長くなってしまったが、その彼女から聞いたヨルダン(特にマアーン)でのタムル関連情報は以下のとおり。

1.ラマダーン中、日没が近くなると路上でドライバーにタムルと水を配るボランティアの人々がいる。
「サビール」と言って、食事も用意されている。単身赴任や学生、貧困者等にも食事が用意され、鍋を持って行って貰う人もいる。

2.こちらでは妊婦が毎日7個食べると母子とも安産という。羊や牛にも食べさせる。
(michi註:タムルを1日7個食べることを預言者ムハンマドが推奨したとハディース(言行録)に載っているようだ)

3.生まれたての赤ちゃんにも耳元でアザーン(礼拝への呼びかけ)とイカーマ(礼拝開始のお知らせ)の文句を聞かせた後、タムルをなめさせる。
これは「タフニーク」といって、赤ちゃんの健康を願って行われる古くからのイスラームの習慣

4.タムルはなんといってもサウジ産が有名で、あの辺が本場。


以上です。他にも色々教えてもらったけど、長くなるので省略や~。


タムル情報が載っているリンク:

NAVERまとめ、アラブの美容食『デーツ』でダイエット成功者急増中!
http://matome.naver.jp/odai/2138879372644481901

アラビア語の情報2つ
http://www.zafafi.com/%D9%81%D9%88%D8%A7%D8%A6%D8%AF-%D8%A3%D9%83%D9%84-%D8%B3%D8%A8%D8%B9-%D8%AA%D9%85%D8%B1%D8%A7%D8%AA-%D9%8A%D9%88%D9%85%D9%8A%D8%A7%D9%8B...-%D8%B9%D8%AC%D8%A7%D8%A6%D8%A8-%D8%A7%D9%84%D9%82%D8%AF%D8%B1%D8%A9-%D8%A7%D9%84%D8%A5%D9%84%D9%87%D9%8A%D8%A9?ref=sub_page

http://articles.islamweb.net/media/index.php?id=143055&lang=A&page=article

「食堂のおばちゃん」情報
http://dic.pixiv.net/a/%E9%A3%9F%E5%A0%82%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%B0%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93



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東京ジャーミイはトルコの飛び地のよう

2015-06-13 01:23:36 | 日本における中東


代々木上原の東京ジャーミイは、「おお~なんだなんだここは、トルコの飛び地か?!」と思うほどトルコ色が濃厚なモスクだ。

あのこんもりと丸いドームや美しい装飾のミナレット(塔)を見るたびに、
イスタンブルのスルタンアフメット・ジャーミイ(いわゆるブルーモスク)やイェニ・ジャーミイを思い出す。
モスクも素晴らしいが、関係者も親切で感じがいいので(トルコ語会話を練習するチャンスもあるし)、
ムスリマ(ムスリムの女性形)でもないのに、何度となく足を運んでいる。

行くたびに嬉しがって写真を撮りまくっているので、写真が溜まってきた。
ここでひとつ、まとめて公開しましょう。


期待感を煽る重厚な入口



階段を上がった2階にあるモスク入口



モスク内部。シャンデリアがアラビア語の文字の「ワーウ」の形にみえる



キブラ(メッカのカアバ神殿の方角を示す)ここに向かって礼拝が行われる



このトルコまるだしのドームの装飾が最高じゃないですか?



裏側。レトロな木製の建物は元タタール人の学校だそう



1階の入口を入ったところのスペース トルコグッズがたくさん売られている



行くたびに商品が増えている



ハラール食品も色々並ぶ



カレーの隣の瓶類は、なつかしのナタデココか?(違うかも)



チャイグラスセットも気になるが、優雅な胡椒ミルはもっと気になる



ポケット礼拝マット、持ち歩きに便利そう



ミスワークは木の枝で作った天然歯ブラシ



これは売り物ではなくて、壁にかかっていた3Dな感じの絵



展示されていた古文書。昔のクルアーンかな? ちゃんと説明を読めばよかった・・・




東京ジャーミイのサイトはこちら
http://www.tokyocamii.org/ja/

ラマダーン中の6月18日から7月17日くらいまでは、日没後に断食明けの食事(イフタール)を無料で提供するサービスをやっているそうです。素晴らしい。
(サイトからの予約が必要)

いつも礼拝客や訪問客で賑わっている東京ジャーミイ。
ラマダーン中は普段にもまして忙しくなると思うけど、がんばってね、東京ジャーミイの皆さん!
そしてムスリムの皆さん、断食がんばってくださいね~

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