今回はトルコ旅行の写真の続き。カッパドキアで撮ったものを載せる。
前々から思っていたことだが、カッパドキアは世界的にメジャーな観光地であるわりに、イスタンブルを始めとする他都市からの直通の航空便や長距離バス、およびカッパドキア内部の名所間の移動手段が非常に限られている。2年ほど前から国内でのテロの影響で観光客が激減して(地元住民談)、閑古鳥が鳴きまくっているカッパドキアを救うため、もう少しトルコ観光局が動いてくれればいいのだが…
イスタンブルから直通のバスもあるが(およそ10~12時間かかる)、私たちはペガサス航空を利用してカイセリに飛び、空港からバスでバスターミナルに移動してから、バスでアヴァノスに出て、そこで別のバスに乗り換えて最終的にギョレメにたどり着いた。やれやれ
ギョレメではKemal's Guesthouseという宿に3泊した。予約せずに行った。シャワー・トイレ・お茶セット・朝食付きのツインルームがホームページでは1泊40ユーロとなっているが、頼みこんだら少し負けてくれた。値引きしてくれたのはご主人のトルコ人。オランダ人の奥さんは、オランダ人だから(?)値引きには応じてくれないが、気さくで親切でたぶん酒好き(私と同類の気配が漂っていた)。犬と猫もいた。冒頭の写真の木登り猫はここの飼い猫だ
宿のホームページ http://www.kemalsguesthouse.com/en/
朝食
朝はあまり食べられないので、控えめにしておいた
屋上テラスからの夕景。10月でもカッパドキアは冷え込むので、震えつつワインを飲んでいた
ギョレメ中心部の猫スポット。「Cafe Keif」というお店で働いているステキな猫おじさんが毎日野良猫さんたちを餌付けしている。彼は餌付けのみならず、怪我をした猫を病院に連れて行ったりもしているそうだ。「お気に入りの猫を家に連れて帰って飼いたいが、妻がうんと言ってくれない」と言って笑っていた。奥さんは猫派ではないらしい
ここで猫を眺めているだけで、一日過ごせそう
一応普通の観光もしたので風景写真も挙げておく。もう地名が記憶の彼方だが…
これは、ホテルの屋上から見た風景。ほぼラピュタの世界。全体的に、カッパドキアの風景は私に宮崎駿アニメを思い起こさせる。もしやこれ全部、宮崎駿が作ったんでは…
これは、ギョレメ発ウルギュップ行きのバスを途中下車してオルタヒサル(塔みたいなやつ)に徒歩で向かう途中の風景。秋の風情だが、気温はけっこう冬だ
要所要所に猫がいるので、つい立ち止まって写真を撮ってしまい、なかなか前に進めない
すいません、ジロジロみて…
オルタヒサル
登ってみたら、こんな眺めが待っている
塔に併設のレストランの客引き(?)のおばあちゃん。趣き深い佇まいだ
オルタヒサルを後にして、バスでウルギュップ(わりに大きい町)に出てランチ。バスはないからタクシーに乗れと運転手に声をかけられたけど無視。煮物料理を出す店を地元の人に教えてもらって入ったら、非常に美味しい当たりの店だった
ウルギュップで食後にギョレメ行きのバスを待つ間に入った音楽酒場(?)。昼間なせいか、他に客はいなかった。「Bomonti」というトルコのビールを初めて飲んだ。まあまあ
ギョレメでは気球には乗らなかったが(命が惜しいし、早起きしたくないので)、1台見たので満足
ギョレメの市場(パザル)
遠近感が狂いそうなキャベツとかぼちゃ。中東にはありがち
ギョレメ野外博物館に行く途中に見かけた謎のロバのオブジェ。足元に猫
ロバは一応日よけなんですかね
ギョレメ野外博物館。なんかこんなんいっぱいあった
奇岩風景も次第に見慣れて、なんとも思わなくなるものだ
洞窟教会もいくつか見学した。名前は失念したが
ギョレメで食べたもの
安上がりにキョフテ(肉団子)のサンドイッチとアイラン(塩味のヨーグルトドリンク)
中はこんな感じ。美味しかった
テスティケバブという肉や野菜のつぼ焼き。運んできてからお店の人が蓋を割って外してくれるという、イベント性の高い郷土料理だが、私は隣のインド人らしきカップルが、アイランに砂糖を入れてお店の人の顰蹙を買っていたことのほうが強く印象に残っている。さすがインド人、塩味のヨーグルトドリンクであるアイランをラッシーにしてしまうのね…
テスティケバブ情報
https://tokuhain.arukikata.co.jp/cappadocia2/2017/04/10_1.html
これは確か、最終日の晩餐
カッパドキアは、前回行ったとき(7、8年前)に比べて明らかに寂れていた。観光客が少なく、客引きのやる気が足りない。相変わらず日本語が話せるトルコ人は多かったが、日本人観光客がさっぱり来なくなったそうで、みんな寂しそうだった。日本の皆さん、もっとカッパドキアに行ってあげて下さいな~(宣伝してくれと頼まれた)
(終わり)