外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

2017年10月のトルコ旅行のこと~カッパドキア編

2018-01-20 06:24:04 | トルコ

 

今回はトルコ旅行の写真の続き。カッパドキアで撮ったものを載せる。

前々から思っていたことだが、カッパドキアは世界的にメジャーな観光地であるわりに、イスタンブルを始めとする他都市からの直通の航空便や長距離バス、およびカッパドキア内部の名所間の移動手段が非常に限られている。2年ほど前から国内でのテロの影響で観光客が激減して(地元住民談)、閑古鳥が鳴きまくっているカッパドキアを救うため、もう少しトルコ観光局が動いてくれればいいのだが…

イスタンブルから直通のバスもあるが(およそ10~12時間かかる)、私たちはペガサス航空を利用してカイセリに飛び、空港からバスでバスターミナルに移動してから、バスでアヴァノスに出て、そこで別のバスに乗り換えて最終的にギョレメにたどり着いた。やれやれ

ギョレメではKemal's Guesthouseという宿に3泊した。予約せずに行った。シャワー・トイレ・お茶セット・朝食付きのツインルームがホームページでは1泊40ユーロとなっているが、頼みこんだら少し負けてくれた。値引きしてくれたのはご主人のトルコ人。オランダ人の奥さんは、オランダ人だから(?)値引きには応じてくれないが、気さくで親切でたぶん酒好き(私と同類の気配が漂っていた)。犬と猫もいた。冒頭の写真の木登り猫はここの飼い猫だ

宿のホームページ http://www.kemalsguesthouse.com/en/

 

朝食

 

朝はあまり食べられないので、控えめにしておいた

 

屋上テラスからの夕景。10月でもカッパドキアは冷え込むので、震えつつワインを飲んでいた

 

 

ギョレメ中心部の猫スポット。「Cafe Keif」というお店で働いているステキな猫おじさんが毎日野良猫さんたちを餌付けしている。彼は餌付けのみならず、怪我をした猫を病院に連れて行ったりもしているそうだ。「お気に入りの猫を家に連れて帰って飼いたいが、妻がうんと言ってくれない」と言って笑っていた。奥さんは猫派ではないらしい

 

ここで猫を眺めているだけで、一日過ごせそう

 

 

一応普通の観光もしたので風景写真も挙げておく。もう地名が記憶の彼方だが…

 

これは、ホテルの屋上から見た風景。ほぼラピュタの世界。全体的に、カッパドキアの風景は私に宮崎駿アニメを思い起こさせる。もしやこれ全部、宮崎駿が作ったんでは…

 

これは、ギョレメ発ウルギュップ行きのバスを途中下車してオルタヒサル(塔みたいなやつ)に徒歩で向かう途中の風景。秋の風情だが、気温はけっこう冬だ

 

要所要所に猫がいるので、つい立ち止まって写真を撮ってしまい、なかなか前に進めない

 

すいません、ジロジロみて…

 

オルタヒサル

 

登ってみたら、こんな眺めが待っている

 

塔に併設のレストランの客引き(?)のおばあちゃん。趣き深い佇まいだ

 

オルタヒサルを後にして、バスでウルギュップ(わりに大きい町)に出てランチ。バスはないからタクシーに乗れと運転手に声をかけられたけど無視。煮物料理を出す店を地元の人に教えてもらって入ったら、非常に美味しい当たりの店だった

 

ウルギュップで食後にギョレメ行きのバスを待つ間に入った音楽酒場(?)。昼間なせいか、他に客はいなかった。「Bomonti」というトルコのビールを初めて飲んだ。まあまあ

 

ギョレメでは気球には乗らなかったが(命が惜しいし、早起きしたくないので)、1台見たので満足

 

ギョレメの市場(パザル)

 

遠近感が狂いそうなキャベツとかぼちゃ。中東にはありがち

 

ギョレメ野外博物館に行く途中に見かけた謎のロバのオブジェ。足元に猫

 

ロバは一応日よけなんですかね

 

ギョレメ野外博物館。なんかこんなんいっぱいあった

 

 

奇岩風景も次第に見慣れて、なんとも思わなくなるものだ

 

洞窟教会もいくつか見学した。名前は失念したが

 

 

 

ギョレメで食べたもの

 

安上がりにキョフテ(肉団子)のサンドイッチとアイラン(塩味のヨーグルトドリンク)

 

中はこんな感じ。美味しかった

 

テスティケバブという肉や野菜のつぼ焼き。運んできてからお店の人が蓋を割って外してくれるという、イベント性の高い郷土料理だが、私は隣のインド人らしきカップルが、アイランに砂糖を入れてお店の人の顰蹙を買っていたことのほうが強く印象に残っている。さすがインド人、塩味のヨーグルトドリンクであるアイランをラッシーにしてしまうのね…

 

テスティケバブ情報

https://tokuhain.arukikata.co.jp/cappadocia2/2017/04/10_1.html

 

これは確か、最終日の晩餐

 

 

カッパドキアは、前回行ったとき(7、8年前)に比べて明らかに寂れていた。観光客が少なく、客引きのやる気が足りない。相変わらず日本語が話せるトルコ人は多かったが、日本人観光客がさっぱり来なくなったそうで、みんな寂しそうだった。日本の皆さん、もっとカッパドキアに行ってあげて下さいな~(宣伝してくれと頼まれた)

 

(終わり)

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寒い日のしかめっつらの猫たち

2018-01-14 05:59:25 | 

今日も凍てつく寒さだった。
布団から出た自分の勇気をほめてあげたい。(起きたのは午後1時過ぎ)
うちにはテレビがないし、天気予報をチェックする習慣もないのでよく知らないが、最近全国的に気温が下がっているらしい。
野良猫さんたちがしんぱいだ…

それでも日が差していたせいか、昼間猫多発ゾーンを歩いたら日向ぼっこをする子たちの姿を見ることができた。全員に「何ジロジロみてんだよ。こっちは寒くてしょうがね~んだよ。けっ」っていう感じの、不機嫌そうな顔されたけど…それがまたカワイイ(猫おばさんの意見)


猫をよく見かける商店街の洋服屋さんの前の、近所の猫がよく昼寝しているバイク。暖かい日にはもうちょっとリラックスした姿が見られるのだが、今日は縮こまってらっしゃる。肩がこりそうな姿勢だ。マッサージをして差し上げたかったが、空気を読んで自粛した…



同じスポットの暖かい日の様子。この日はサビ猫さんが占領していた



脇道のけっこうワイルドな感じ(と言っておこう)の2階建てのアパートの階段のところには、同じような険しい表情をした長毛のお方が。



ふさふさの毛皮に加えて脂肪のコートを着てらっしゃるようだが、やっぱりお外は寒いよね…



商店街沿いの住宅のドアの前で待機してらっしゃる方もいた。飼い猫?



毛並みがよくてふくよかだが、「けっ」と言いたげなの表情は他の子たちと同じ




みんな、身体に気をつけてなんとか冬を乗り切って欲しいものだ。
早く春が来て暖かくなればいいのだが。まだ2月を乗り越えないといけない…

私も寒さには非常に弱いので、冬はキライだ。
常春の国に住みたい。マリネラに行かなくては…


マリネラとはこのヒトが統治する国。隣にいるのはスーパーキャット。考えてみたら、「パタリロ!」は猫派の漫画だな



ちなみに、ウィキペディアの「パタリロ!」の項目の英語版のキャラ説明には、以下のような記述があった。

Patalliro du Malyner VIII (パタリロ・ド・マリネール8世)
The 10-year-old diabetic brainchild king of Malynera. When he becomes frustrated or embarrassed, he grooms himself like a cat.
(10歳の糖尿病持ちのマリネラの王、天才的頭脳を持つ子供。いらいらしたり困ったりしたら、猫のように身づくろいする)


あ~マリネラに住みたい・・・


(終わり)

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2017年10月のトルコ旅行のこと~イスタンブルの沿岸で猫巡り

2018-01-08 03:49:30 | トルコ

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます~

でも、去年のトルコ旅行の写真紹介が案の定終わっていない・・・ので、続きを載せる。
今回はイスタンブルのヨーロッパ・旧市街側の沿岸を延々と歩いて20匹くらいの猫たちにエサをばらまいて回った時の分。前年にも同じことをやったし、次に行くときもやると思う。

エサはエジプシャン・バザールのペットショップコーナーであらかじめ買い込んだドライフード。量り売りで買えるので、2種類(魚とチキンだったっけ)をミックスしてもらって半キロ買った。野良猫用だと言ったら、「じゃあこの辺で十分だよ」と安いものを勧められたので、それにする。飼い猫向けは高かったんですもの・・・



最初の子。誘惑のポーズでお出迎えか



1匹にあげると、たいてい別の子たちが登場する



そして「わたしの分は?」とねだる



顔が三角形の子。はーと直撃



相変わらず、みんな人馴れしている。普段から誰かがエサやりしてるのだろう



イスタンブルには犬も多い。鳩もカモメも。これはカラスか



道路を挟んで、昔の城壁が延々と続いている



通りがかりにしばし猫と戯れていく人もいる。たいてい男性



美猫コンビ。兄弟(姉妹)っぽい



当惑するほど美猫揃い



岩にペンキで「SARAY MASCIDI」(=宮殿モスク)と書かれ、その上に「NAMAZGAH」(=青空礼拝所)「KIBLE」(=イスラム教徒が礼拝の際に向う方角)と書いた札が立っている・・・




かわいい若い女の子たちに相手をしてもらって幸せいっぱいなおじさんの気分って、こんな感じかも



トルコの秋もなかなか風情がある



ハチワレ参上



ペットショップで高く売られていそうなお猫様もこんなたいど



イスタンブルには釣り人が多い。日常的な娯楽なのだろう



愛くるしい伏兵




エサが切れたけど、猫はひっきりなしに登場する



すんません、もうないんです~



す、すんません…またいつか来るからね




イスタンブルがうちの近所にあればいいのに…


(終わり)
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