外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

十条のクルド料理店「メソポタミア」にまたまた行った。

2019-02-21 17:38:55 | クルド

 

 

今月、久しぶりに十条のクルド料理店「メソポタミア」に行った。

 

JR十条駅南口からすぐでわかりやすい。クルドの旗が看板のモチーフになっている。

 

クルドの旗はこんなやつ

クルディスタン地域の旗

 

 

青い壁とクルドの小物による装飾は相変わらず

 

笑顔で迎えてくれたのは、クルド文化協会事務局長、ワッカス・チョラックさんだった(チョラックが名字)。今は彼が給仕を担当しているそうだ。彼は日本語が堪能なので、色々質問したいお客さんにはありがたい存在だろう。実際、クルド問題に関心を寄せている人が全国各地からこの店を訪れるそうだ。ワッカスさんは4月から東京外大のオープンアカデミーでクルド語講座を担当するそうだし、クルド関係のイベントにもよく出演しているし、何かと忙しそう。

 

新聞のインタビュー記事を見せてくれた

 

 

料理の方は、友人がクルド料理は初めてだというので(でも前日にトルコ料理を食べていた。ほぼ同じやん)、イチリ・キョフテやラフマジュンなど、スタンダードなものを注文。

 

イチリ・キョフテ(ブルグル=挽き割り小麦ベースの生地でミンチを包んだ揚げ物。中東料理界のいなりずし←外見だけ)

 

肉入りのじゃがいもの煮込み(メニューによると「ポテトヤニ」という名前らしい)

 

ラフマジュン(パリッとした薄いパンに羊の挽肉ベースの具を広げて焼いたもの) ここに来たら必ず食べる一品

 

開店当初から料理を担当していたファーティマさんは、去年事情があって店に来られなくなり、今は代わりの男性が働いている。ワッカスさんによると、この男性はプロの料理人らしい。ファーティマさんの料理は家庭的な優しい味付けだったが、彼の料理は唐辛子やニンニクをしっかり効かせた、メリハリの効いた味だ。どちらも美味しいことに変わりはない。

 

ワインはトルコ南東部のマルディン産のものがグラス800円(高い ;_;)、アルメニア産のはグラス600円。どちらも普通に美味しいが、もっとなみなみ注いでくれると嬉しいな・・・あと、生ビールをエビスかサッポロにしてくれたらものすごく嬉しい。なんならキリンでもいい。

 

トルコ製らしきランプ

 

食後のチャイ。このグラスの腰のくびれが好きだ

 

お店の近くには猫もいた。商店街も素敵だし、十条はいいところだ

 

 

(参考)

このお店について書いた以前の記事

https://blog.goo.ne.jp/mendokusainoyo/e/54ca368e385ead7bafe2b53882ab2024

 

お店のHP

https://mesopotamiajp.jimdo.com/

 

東京外大オープンアカデミーのクルド語講座情報

https://tufsoa.jp/course/detail/426/

(終わり)

コメント (2)
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日付不明まとめ書き日記2019年2月

2019-02-19 18:07:58 | 日記

 

2月某日

仕事の合間に食堂に入り、軽く食事をとっていたら、近くの席にいた子供たち(大人と子供各数人のグループ)のうち1人が、なぞなぞを出しているのが聞こえてきた。会話を大雑把に再現すると、以下のようになる。

子供A:あるところに3人の子供がいました。3人はその日、「あるもの」が食べたかったのです。でも食べようとしたとき、お母さんに「部屋の掃除をしなさい」と言われました。仕方がないので掃除をして、終わったら夜8時を過ぎていました。さあ、食べようと思ったら、お母さんは今度は「宿題をしなさい」と言いました。宿題が終わって、やっと食べられると思ったら、それは、もう食べられなくなっていました。さて、「あるもの」とは一体何だったでしょう。

子供B:食べられなくなったって・・・アイス?

子供C:それ、ホントに食べ物なのか?もしかして食べ物じゃなくて、夢、とかだったんじゃない?

仕事があったので、会話を最後まで聞くことが出来ず、ここで席を立ってしまったのだが、「あるもの」が何だったのか気になる。

 

2月某日

最近インドに行きたくてしょうがない。

インドの(主にムンバイの)屋台で軽食が作られる様子を撮影して、その動画を定期的にユーチューブにアップしている人がいて(このチャンネル)、それをなんとなく見ているうちに、ついハマってしまったのだ。何もかもイヤになったら、インド猫と屋台をめぐる旅に出るかもしれない。

これらの動画の中の屋台では、サンドイッチなどを作っている人たちが、どぶっぽい色の布巾で台を拭いたり、まな板を拭いたり、皿を拭いたり、鍋の中を拭いたりしており、撮影主はそれを「万能ふきん」と名付けている。私はこの「万能ふきん」に憧れ、普段使っている台拭きをこれに近づけるべく、あえて色が落ちにくいカレーや赤ワインやコーヒーを拭いたりして、なるべく汚すように心がけているのだが、なかなかインド的な「どぶ色」には到達しないし、台拭きで皿や鍋の中を拭く勇気も私にはまだない。

インドは、まだまだ遠いようだ。

 

2月某日

トルコ人やアラブ人の多くは親日家であり、中には「日本神話」と呼びたくなるような、根拠のない伝説を信じている人もいる。特にトルコ人には、その傾向が強い気がする。

先日も、フェイスブックのトルコ語のニュース(内容は失念)のコメント欄を何気なく見ていたら、あるトルコ人がこんなことを書いていた。「日本では、成人に達していても、中等教育を終えていなければ選挙権を与えられない。『人間としての成長・発達を完了していない者には、国政に関わる権利はない』との考えがその背後にある」

別のトルコ人の「それは本当なのか?」との質問に対し、この人は「本当でなければ書かない」と自信ありげに答えていた。

「ちょっとお聞きしますが、それは一体どこの惑星の日本ですかね?」と質問しようかと思ったが、面倒になって結局やめた。SNSを眺めていると、時々こういった日本神話が流れてきて(日本では政府の補助金のおかげで各戸にソーラーシステムが備わっているとか)、なんだか居心地が悪い。勘弁してほしいものだ。

 

2月某日

西サハラ問題(Wikiはこれ)を取り上げたサウジ資本の衛星テレビ局「アルアラビーヤ」の報道をめぐって、モロッコとサウジの関係が緊張している。

多くの国に「うかつに触れると地雷を踏む危険な話題」があると思うが、モロッコの場合、それは「西サハラ問題」だ。トルコだと「アルメニア人虐殺」だし、中国は「チベット・ウイグル問題」だろう。ギリシャの場合、避けるべき話題は「アレキサンダー大王」だろうか。あるいは、グリークコーヒーをうっかり「トルココーヒー」と呼ぶことかもしれない。激怒される危険性が高いらしいので。くわばら、くわばら・・・

 

近所の駐車場の猫さん

 

私に気づいて近づいてきてくれたが、目つきが・・・

 

(終わり)

 

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