外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

3月21日の日本ムスリム協会のバザー~あの日は雪だった~

2018-05-13 03:57:35 | 日本における中東

 

もう2ヶ月近く前のことで、すでに季節が変わりつつあるが(しかも2つも)、3月21日に日本ムスリム協会婦人部主催の「春のチャリティバザー」に行った時の写真がいくつかあるので、今回載せることにする。猫の話が続いたので、中休み・・・

3月21日の春分の日、あの日はなぜか関東を吹雪が襲い、人々を混乱に陥れたのだった。そういう日に電車に乗って出かけるのは非常に気が進まなかったが、九段下のイタリア文化会館での体験レッスンに予約してあったので出かけざるを得ず、どうせならと五反田の日本ムスリム協会まで足を伸ばしたのだった。着いた時はもう終了間際だったが、なんとかプロフやコーヒーにありつくことができた。(ちなみに、イタリア語の体験レッスンは、ナポリ出身の年配の先生がイタリア人作家ナターリア・ギンズブルグの生涯について歴史的背景を踏まえつつ熱く語るという心躍る内容で、その後「ああ、お金があれば通うのに・・・」と10回くらい思った)

 

ムスリム協会の2階。こんなドレス類もお手頃価格(たぶん)で売られていた。冠婚葬祭に活躍しそう。いやどうだろう…

 

 

友達が売っていたヨルダンの化粧品など。

 

 

1階にはキルギスタンやウズベキスタンの雑貨や食品が並んでいた。

 

 

このキルギスタンの蜂蜜が人気らしい。母の日用にひとつ買えばよかったと今思う。母の日、どうしよう…

 

 

友人の尽力で中央アジア料理の美味しいプロフ(ピラフの一種)にありつけた。Rさんいつもありがとう~。肉を入れて炊いたご飯は大好きだ。サムサやパン(ノン)は売り切れていた。

 

4階では、こういうアラブな装いの室内で、アラビックコーヒーをいただきながらくつろぐことができた。アラブ・イスラーム学院のコーナーだったらしい。

 

あんな天候だったにもかかわらず、バザーは盛況だった。皆この日を楽しみにしていたのかもしれない。私も次回はもうちょっと早い時間に行きたいものだ・・・

 

日本ムスリム協会のfacebookのページ

https://www.facebook.com/events/495465240847352/

 

(終わり)

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世田谷の猫本屋「Cat's Meow Books」でビールを飲む

2018-05-11 18:53:26 | 

 

猫の記事が続くが(書いててちょっと飽きてきた…)、今回は4月に訪れた世田谷区の書店「Cat's Meow Books」について書く。ここは猫に関連した本を専門に扱っていて、保護猫の「猫店員」たちがいることで有名だ(猫好き界で)。最寄駅は東急世田谷線の西太子堂駅だが、三軒茶屋駅からも徒歩10分程度。閑静な住宅街にある。

 

すっきりしたお洒落な外観。中はこじんまりしている(狭いとも言う)。

 

店内は2つの空間に仕切られている。入ってすぐのスペースには書棚が配置され、一般の書店と同様に本が並んでいる。正面奥のドアの向こうが、保護猫たちのいるカフェ空間となっている。カフェの方にも書架やテーブルの上に猫本が並べられていて、読みながらコーヒーやお茶やジュース、ビール(サッポロの生と「水曜日の猫」)を味わうことができる。猫と本とサッポロビールって、いわゆる「3種の神器」ってやつでしょうか(極めて個人的な意見)。猫カフェではないので、1時間いくらというチャージ料金はなく、ドリンクの値段も安く抑えてある。コーヒーやジュース類が300円、生ビールは大600円、小300円。缶ビールの「水曜日の猫」は500円(確か水曜日は50円引き)。

これまで2回行ったのだが、どちらも14時の開店から間もない時間帯だったので、猫たちは寝ているか、起きていてもまったりしていた。夜の方が活発らしい。私と同じだ。22時閉店ということなので、いずれ夜行ってみたいものだ。

 

この店では、猫と遊ぶのは禁止。触るのはOKだが、その前に手を消毒する決まりになっている。

 

天井に空いた穴に吸い込まれて、しばし姿を消す猫もいる。猫部屋に繋がっているのかな?

 

白い泡と金色の液体は昼の光の下でいっそう美しく輝く。

 

猫を眺めながらだと、何杯でもいけそうでコワイ。(ほとほどにね)

 

お昼寝タイム。猫ちぐらの中を覗くと、黒猫さんがブラックホール風にとぐろを巻いていた。

 

猫関連の本がこんなにあるとは。世界は驚きに満ちている。

 

2回目に行ったとき、アジア系外国人の男の子がいたので話しかけてみたら、猫好きの台湾人の旅行者だった。日本にはもう何回か来ているそうで、この書店のことは旅行ガイドで知ったと言っていた。2017年8月に開店したばかりなのに、すでに台湾の猫好き界では知られた存在のようだ。台湾の彼の自宅には2匹いて、片方が「セブン」、もう1匹が「イレブン」という名前だそうだ。台湾にもセブンイレブンはたくさんあるからねえ・・・

 

レジスペース。お店のご主人と、なにか企んでいそうな巨大猫頭。特注らしい。

 

本の代金の一部は保護猫団体に寄付されるということなので、文庫本を2冊購入した。このクラフト・エヴィング商會選のアンソロジー「猫」と、萩原朔太郎の名作「猫町」その他の短編集。ちなみに栞は友人の手作りだ。廃品利用で、見れば見るほど味がある・・・Kさんありがとう。

 

この「猫」という本は、昔の作家が自分の飼い猫について書いた短い随筆を集めたものだが、どれもかなり強烈だった・・・昔の人って、猫にチョコレートやオリーブの漬物を食べさせたり、病気になってもなかなか医者に連れて行かなかったり、かと思うと子猫をアメリカで買って船で連れて帰ったり、戦時中に疎開先に連れて行って村人の不興を買ったり・・・私の想像もしたことのない世界がそこに広がっているのだ。「猫町」の方は以前読んだことがあるが、読み返そうと思って買った。しかし、近年はネットばかり見ていて、なかなか本が読めないので、いつ読み終わるやら・・・

 

Cat's Meow Booksの情報

https://icotto.jp/presses/13420

 

フェイスブックのお店のページ

https://www.facebook.com/CatsMeowBooks/

 

(終わり)

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新橋の猫居酒屋「てまり」再訪~子猫三昧~

2018-05-08 02:59:33 | 

 

以前、JR新橋駅付近にある猫居酒屋「てまり」を訪れた時のことを記事にして(これ)、「子猫が子猫であるうちに、また行かなくては…」と書いたが、それをさっそく行動に移して、GWの合間にまた行ってきた。

 

前回は子猫のテリトリーである座敷に団体客がいて、あまり子猫と触れ合えなかったので、今回はあらかじめ予約して(友人が)、座敷に陣取った。これが功を奏して、3時間余りたっぷり子猫を堪能することができた。

 

座敷の上り口に置かれた猫ベッドでかわいらしく眠る子。眺めているとゾクゾクする。(ヘンタイ?)

 

子猫は全部で3匹いたが、うち2匹は最初寝ていたので、しばらく残りの1匹ちゃんと遊んだ。そのうちに他の2匹も起きてきて、辺りをちょろちょろし出した。

 

ふんにゃりと膝にのっける。久しぶりの感覚で幸せ。

 

お腹をくすぐると足でブロックしてくる。(面白いので何度もやる)

 

隣の席には猫好きの男性2人組が座っていて、それぞれ子猫を堪能していた。そのうち1人は全国の猫島(猫が多数住んでいる島)を10か所巡ったそうだ。一番楽しかったのはやはり宮城県の田代島だと言っていた。行かなきゃ、田代島・・・

 

ここは猫カフェと違って、お店側が猫の扱いに関して「ああしろ、こうするな」と口出ししないのが心地よい。お客も猫が嫌がることはしない。猫たちは自由気ままに振舞い、お客はそんな猫を愛でつつ飲食して、お金を払って満足して帰っていく。

 

寝落ちついでにテーブルからも落ちそうになっていた子。落下警報発令中。

 

大人猫もそれぞれ味がある。この子は撫で放題だった。イカ耳だけど・・・

 

椅子の上を陣取るのが好きな子

 

そのへんをウロウロしていたヒト

 

ずっと休憩中だった門番

 

常連の人が猫たちの名前や生い立ち・習性等について教えてくれたのだが、全然覚えられなかった。歳ですかね・・・

 

猫を触るだけじゃなくて、ちゃんと飲食もした。これは突き出し。

 

カツ煮。甘めの味付け

 

イワシの梅煮

 

美味しそうなお惣菜が並ぶカウンターの向こうの調理場は、なんだか家庭的な空間

 

ごはんの時間は見もの。筋金入りの猫好きの大将(料理人さん)が美味しそうなエサをいっぱい上げていた。窓の向こうにも猫。

 

子猫たちは5日に里親さんのおうちに引き取られていく予定だと聞いたので(3匹一緒に)、今はもうお店にはいないはず。よかった、早めに行っといて・・・子猫がいなくても、大人猫たちも十分魅力的なので、またそのうち行きたいと思う。ただ、今回思ったよりお勘定が高く付いたので、気をつけなくては。

ああ、やっぱり家で猫飼いたいな~でもその道のりは遠そうだ・・・

 

大小猫シンクロくずれ

 

(終わり)

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川崎市の「スペース4丁目こども食堂」を見学してカレーをおかわりする

2018-05-07 00:19:16 | グルメ

 

3日の憲法記念日(だったことに今カレンダーを見て気がついた)、神奈川県川崎市で運営されている子ども食堂「スペース4丁目こども食堂」に行ってきた。食堂を運営しているメンバーの知り合い(の知り合い)である友人が「見学に行ってみない?」と誘ってくれたのだ。

こども食堂に行くのは今回が初めてだ。「貧困家庭の子供に無料または低価格で食事を提供する場」という認識がぼんやりと頭の中にあったが、実際には、運営形態・対象は様々なようで、ここは高校生までの子供とその付き添いの親なら誰でも受け入れるとのことだった。貧困家庭の子供だけに対象を絞ると、誰も来なくなるそうだ。な、なるほど・・・。大人だけのお客は受け入れていないが、私たちは見学者ということで、一通りの説明を受けた上で食事も出してもらった。(もちろん有料で。といっても300円だが)

 

目印の看板。2017年2月2日にスタートしたとある。覚えやすい日付だ。

 

看板の裏に書かれた本日のメニュー。メインのカレーにサラダ・炒め物・スープ・デザートがつく。カレー定食だ。パパイヤとベーコンの炒め物とは珍しい。

 

子供食堂が開かれている建物は、住宅地の中の普通の家だった。

 

玄関のドアを開けたら、こんな風景が広がっていた。準備中で皆さん忙しそうだ。

 

ここの代表者の熊山熊子先生。気は優しくて力持ち。(←私の妄想です)

 

この「スペース4丁目こども食堂」は、毎月第1・3木曜日に16時半から20時までオープンしている。料金は子供(高校生まで)100円、大人は300円。開始当時は人が来なかったが、ビラを撒いたり、町内会を回ったり、クチコミで広がったりして、今は多い時は40人くらいまで食べに来るようになったとか。鍵っ子が子供だけで来ることもあれば、若い親が小さな子供を連れて来ることもあるそうだ。実際、この日最初にやってきたのは、若い両親と子供の家族連れだった。

運営資金は川崎市からの助成金が中心で、あとはカンパ、バザー収入などでまかなっているとのこと。また、無農薬で野菜を生産する農家と交渉して、比較的安く仕入れたりもしているそうだ。助成金は大きいけど、いつまでももらえるわけじゃないもんね。

運営メンバーは全員ボランティアで、栄養士や調理師など、様々な経験を持つ人々。説明してくださった方に、「この活動をやっていて楽しいですか?」と聞いてみたら、満面の笑顔で「楽しいですよ」と即座に答えられたのが印象的だった。ほんとに楽しそう。もちろん苦労も多いのだろうが、楽しみながらやって、それが人のためになるって、最高なんじゃなかろうか。

 

手際よく、なおかつ丁寧に作業が進められていく。なんだかお母さんがいっぱいいるみたい。

 

テーブルには花。ティッシュの箱があるのが普通の家っぽくていい。

 

完成品。野菜・果物が豊富で色がきれい。柏餅は私の友人の手土産だ。

 

混む前にどうぞ召し上がれと言ってくれたので、遠慮なくいただいた。

 

カレーライスは家庭的で優しい味。複数のルーを混ぜて味に深みを出すよう工夫しているそうで、「こんなのも入れたのよ」と「ネパールカレー」のルーの箱を見せてくれた。ネパールカレーが入っているとは、意表を突かれたな・・・ご飯はハトムギ入り。「子供用に小盛りにしてあるから、おかわりをどうぞ」と勧められたので、遠慮なくいただく。麦茶もおかわりする。

個人的には、パパイヤの炒めものが一番気に入った。熟す前の青いパパイヤで、特にクセもなくて食べやすい。芋っぽいような瓜っぽいような、微妙な食感がステキ。スープもサラダも美味しい。杏仁豆腐は一見フルーチェだが、ちゃんと杏仁豆腐の味がした。これだけ食べれば、子供は大満足だろう。

考えてみたら、酒を飲まずにこのようなキチンとした食事をいただいたのは、ものすごく久しぶりだ。いつぶりだろう・・・? ちなみに、一応食堂の人に「あの、ここってお酒は置いてませんよね」と聞いてみたのだが、当然なかった。あったら逆にびっくりするわな・・・食べ終わった後、なんだか急に健康になった気がしたが、気のせいだろうか。(気のせいだろう)

ごちそうさまでした。また行きたいな~

 

「スペース4丁目こども食堂」のフェイスブックのページはこちら

https://www.facebook.com/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B94%E4%B8%81%E7%9B%AE%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82%E9%A3%9F%E5%A0%82-137329536771526/

 

(終わり)

 

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新橋の猫居酒屋「てまり」で子猫に遭遇

2018-05-01 17:16:42 | 

 

先日、「猫居酒屋」として名高いJR新橋駅付近の「てまり」に初めて足を踏み入れたら、奥の座敷に子猫が何匹かいて、猫好きの若い女性客が「ああ~、あああ、ああああああ・・・」という感極まった悲鳴を発しながら触ったり写真を撮ったりしていた。

もちろん私も写真を撮ったり(上手く撮れなかったが)、触らしてもらったりした。子猫を見るのは久しぶりだ。生後約2ヶ月らしい。お母さん猫やその他の大人猫を合わせると、十数匹いるとのこと(常連さん談)。世話が大変そうだが、子猫は可愛いから苦にならないかも(いや、やっぱり大変かも)。外出する猫と引きこもりの猫がいるらしい。個性の問題か。

 

携帯で撮った写真、だいたいボケた・・・

 

 

子猫って、猫である上に子供なので、もう存在自体がアイドルだ。

 

 

奥の座敷の片隅はこんな感じ。猫とじっくり遊びたい人は座敷を予約するのが良さそう。逆に、猫好きでない人やアレルギーのある人は避けるべきスペースだろう。

 

アイドル撮影会を終えて、カウンター席に移動する。

 

カウンター席にもこういうヒトが登場したりする。猫好き専用のジャンナ(天国)か、ここは・・・

 

 

カウンターには魅惑的なお惣菜がずらりと並んでいる。ここは家庭料理の店で、特に猫好きではないという常連のおじ様もいた。料理と雰囲気がいいし、値段も手頃で場所も便利なので、一般のサラリーマン客も利用しやすいのだろう。猫派のほうが勢いが強そうだが。

 

 

突き出し(関東では「お通し」って言うんですかね)の小鉢。禁煙なのは猫の健康のため?ビールはサッポロ。猫だらけで家庭料理が美味しくてビールがサッポロだなんて、なんて素晴らしいお店でしょう。ちなみにグラスの赤ワインも意外に美味しかった。

 

肉豆腐、ほのぼのと懐かしい味、実家で食べた記憶はないけど。

 

揚げたてコロッケ。

 

ねっとり里芋。皮を剥くのがちょっと面倒だった。箸でずるっと剥けるんですけどね、ホラめんどくさがりだから。林檎を買ったら、皮を剥く前の心の準備に1週間かかる性格だから。(なぜ買うんだ)

 

飲食の合間に、そのへんをウロウロしている猫さんたちと遊ぼうとして、お店の猫じゃらしを勝手にとって使ってみたが、ほぼスルーされた。しくしくしく

 

愛想のいい小柄な女将さん。カウンターの中で料理していたのは息子さんだと思う。息子さんは一見話しかけにくい雰囲気だが、実は親切。私に猫用のおやつの小袋を渡してくれた。猫にあげていいですよって。うふふ…

 

メニューに値段が載ってないので質問してみたところ(財布に余裕がないんで)、「酒類は基本的に一杯500円で、料理は一品600円」とのことだった。但し、中には割高な焼酎などもあり、料理の方もモノによっては値段が上下する可能性あるので、気になる人は注文するときに確かめたほうがいいかも。突き出しの小鉢の値段は聞き忘れた。

 

というわけで、猫好きで酒好きの人(私)には「本当の故郷」(?)のような場所だった。子猫が子猫であるうちに、また行かなくては…

 

食べログ

https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13080493/

 

(終わり)

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