外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

私と猫のある1週間の夕食

2014-01-30 01:29:13 | ヨルダン(猫中心)


私は今年に入ってから、毎日みじかい日記をつけている。

日記といっても、何時から何時まで寝たとか(大体9時間寝ている)、その日やったこととか、食べたものなどを簡潔にメモするだけ。
我ながら字が汚いので、あとで解読するのに少々時間を要する。
ついでに、猫の行動記録と食事内容も簡潔にメモしている。
というより、猫日記がメインで自分の日記はおまけ、というのが本当なのだが。

私は起きるのが昼過ぎなので、朝ごはんを食べない。
昼ごはんも、パンとホンムスで済ましたり、買い物に出かけたついでにシャワルマやファラーフェルサンドを食べたりする程度。
ちゃんと加熱調理して、まともな食事をとるのは夕食だけだ。
だから夕食は私にとってけっこう重要なイベントで、わりと真剣に料理し(といっても、1時間以上かけることはまずないが)、できるだけ野菜を摂るように心がけている。
料理をするタイプにはみえないとよく言われますが、意外に好きなんですのよ。

うちの猫には、朝や昼はドライフード、夕方に缶詰のフード、夜はメインディッシュとして、チキンや魚などを茹でたものをお出ししている。
太りすぎなので食事量を減らして、ドライフードと缶詰だけにしたほうがいいかも、その方が楽だし~、とよく思うのだが、夜料理していると必ず流し台に飛び乗ってきて、わあわあ大騒ぎして執拗に要求するので、なにもあげないわけにはいかないのだ。
猫にとっても夕食は大イベントなのだろう。

以下に1月17日から23日までの1週間の、私と猫と夕食を載せてみます。
なんの参考にもならないかもしれませんが。
料理写真はないので(撮るほどのものでもないし)、よろしければどんなものか想像してみてくださいませ。

1月17日(金)
私:大根とモロヘイヤのカレーとホブズ(アラブパン)
にんにく、タマネギをサムネ(ギー)で炒め、刻んだトマト、大根、モロヘイヤの生葉を加えてから、鶏ガラスープで煮込み、塩、こしょうその他のスパイスと、カレー粉で味つけ。
ココナツミルクパウダーとナンプラーも少々入れた。

猫:スープをとった鶏ガラを引き揚げて、肉をむしったもの。
以下、単に「鶏ガラ」と表記する。
骨付きのままあげると食べにくいらしく、持て余してサッカーをやり始めたり、ソファーの後ろに隠したりするので、肉だけむしってあげることにしている。
骨は近所の野良猫行きである。

1月18日(土)
私:昨日の残り

猫:昨日の残り

1月19日(日)
私:ルーコラのチヂミ風
米粉を卵と水でとき、ルーコラのザク切りを投入して生地を作り、オリーブオイルを熱したフライパンで焼く。
もらいものの韓国の甘辛味噌に、酢・塩・砂糖・ごま油を合わせたタレを添える。

猫:鶏レバーを茹でてほぐしたもの(大好物)

1月20日(月)
私:ラーメンもどき
鶏がらスープにタマネギとトマト、コリアンダーの生葉を入れて煮立て、さらに「インドミー」という、中東でメジャーな即席麺の麺を投入。
味付けはナンプラー、砂糖少々、レモン(インドミーの添付スープは使わない)。
最後に卵を落としてできあがり。

猫:昨日のレバーの残りと鶏ガラ


インドミー



1月21日(火)
私:レンズ豆のカレーとホブズ
タマネギ・にんにくをオリーブオイルで炒め、ふやかしたレンズ豆と刻んだトマトを加えて、昨日の残りの鶏ガラスープで煮る。
味付けは塩、こしょう、砂糖・カレー粉、トマトペーストその他。

猫:鶏ガラ

1月22日(水)
私:マッシュルームの卵炒め、サラダ、ホブズ
サムネでタマネギ、にんにく、マッシュルームを炒め、卵でとじる。味付けは塩、こしょうのみ。
サラダはフィノッキオ(日本ではフェンネルとかウイキョウとか呼ばれている)、トマト、タマネギ入りで、味付けは塩・オリーブオイル・ホワイトビネガー。

猫:鶏ガラ

1月23日(木)
私:マッシュルームリゾット、サラダ
サムネで玉ねぎとマッシュルームを炒め、米を加えてから、昨日の鶏ガラスープの残りで煮込む。味付けは塩、こしょう。
サラダはフィノッキオ、タマネギ、オレンジ入り。ドレッシングは昨日のと同様。

猫:鶏ガラ

(以上)

鶏ガラはスーパーで、1kg100円以下で買えるので、たくさん買って冷凍しておく。
猫のために鶏ガラを茹でたあとのスープを、いかに活用するかを考えているうち、私のメニューが自ずと決まってくる。
ここでは猫のごはんとして鶏ガラとレバーしか登場しないが(っていうか、ほとんど鶏ガラ)、魚のときもある。
鶏ガラをほじった肉やレバーや魚を少々失敬して、自分の料理に入れたりもする。
まず猫のごはんを作り、その結果を受けて人間の献立が決まるわけですね。
はじめに猫ありき。
鶏ガラスープのない日は炒め物かカレーが多い。
カレーにはスーパーで買った、インド製の「マドラス・カレーパウダー」というスパイスミックスを使用している。
基本的に一品しか作らないけど、1月22日と23日は、フィノッキオを買ったため(安かったから)珍しくサラダがついている。
2品あると、「わあ~、今日は豪華!」と一瞬嬉しくなるが、すぐに我に返ってしーんとなる。
粗食生活って、こういうのですかね・・・無国籍な粗食。


マドラス・カレーパウダー



フィノッキオ



友達がくれたうさこ手帳を日記として活用
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ヨルダンワインと貧乏性の話

2014-01-20 21:30:33 | ヨルダン(猫中心)

ヨルダンのワインは美味しい。
この事実は一般にあまり知られていないと思う。
そもそもヨルダンでワインが生産されている事自体、知らない人が多いんじゃなかろうか。
(ヨルダンという国自体の知名度のことは、脇に置いとくとして)

イスラームの信徒が9割以上といわれるが、ヨルダンにはキリスト教徒も少数ながら存在している。
彼らがアルコール類を製造・販売してくれているらしい。
大変ありがたいことである。
ラマダーン月の間だけは法律により酒屋が閉まってしまうが
(だから私はラマダーン前に買いだめする。こっそりお酒を売っているお店もあるにはあるが・・・)、
それ以外の時期は好きなだけ買うことができる。

一般的に言って、ヨルダン製のウイスキーやラム、ウォッカ、ブランデー、ジンなどは、なるべく避けて通ったほうが無難だと思う。
「ごく。・・・ううっ、ナニこれ?
妙なモノが混ざってそうな、微妙な味がする。
これを毎日飲み続けたら体に悪いかも・・・」
という感じの製品が多いからだ。
輸入品より安いから、つい買ってしまうが。

しかし幸いなことに、なぜかヨルダン製のワインは普通に美味しいのだ。

今まで飲んだヨルダンワインの中では、ズモット社の”Saint George”が美味しいと思う。
特にシラーズ(シラー・葡萄の種類)で作られた、辛口のものが好きだ。
ズモット社のサイトによると、この“Saint George”は「2011ジャパン・ワインチャレンジ」なる大会で銅メダルを2個受賞したらしい。
(「Shiraz Reserve 2008」と、「Sangiovese Winemaker’s Selection 2009」の2種)

しかし私が“Saint George”を飲むことはあまりなく、もっぱらイーグル社の”Mount Nebo”を飲んでいる。
このワインのずっしり重い飲み心地が、私はあまり好きではないのだが、これが一番安いからしょうがないのだ。
一番安いといっても、1本10JD(1500円弱、但し店によって多少値段は異なる)もするので、しょっちゅうは買えないのだが。
ちなみに私が買うのはいつも赤。
白ワインは色と味が薄いから、なんとなく買うと損する気がして(どこまでも貧乏性な話ですいません)。


Mount Nebo



ワインだけではなく、ヨルダンは酒全般が非常に高い。
おかげで、大好きなビールもたまにしか買えない。
なにしろアムステル・ビール(オランダのアムステル社のビールをライセンス生産。ヨルダンでビールといえばこれ)1缶・500ml入りが、3JD(約440円)もするのだ。
このため、ビールやワインよりも、アルコール度と値段の関係において経済効率のいい(?)アラクやウイスキーやブランデーを優先せざるを得ない。


というわけで、お酒が好きな方がヨルダンに旅行に来られる際には、空港の免税店でお酒を買い込むとよろしいと思います。
上記のアムステルビール(500ml約440円)が、免税店では1ドル程度で買えるので。
この酒税の高さ、なんとかならないだろうか?

・・・ならないだろうな。


アムステルビール



アムステル以外に、「ペトラ」というビールもある。2種類あるけど、どちらもアルコール度がやけに高い



パレスチナワインの「クレミザン」が近所の酒屋で10JDで買えることに最近気がついた。うふふ・・・

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“I love you too!”とか言われても

2014-01-13 16:38:53 | ヨルダン(猫中心)


私は去年の2月後半からヨルダンの首都アンマンに住んでいる。

ヨルダン人(そしてヨルダンのパレスチナ人)には、ある程度英会話ができる人が多い。
また彼らは他のアラブ人と同様、外国人に対する好奇心隠そうとしない。
道を歩いていて通りすがりの人に、「WELCOME TO JORDAN!」と唐突に歓迎されたり、「WHERE ARE YOU FROM?!」と、出身国を尋ねられたりするのは、ここでは日常茶飯事だ。
そして「日本人だ」と答えると、「VERY GOOOOOOD!!」と、力強く褒められるのがお決まりである。

しかし、なかには型通りの挨拶・社交辞令ではなく、変化球を投げてくる人もいる。

先日の夕方、私はダウンタウンのスーク付近で、シャワルマ・サンドイッチを一心不乱に齧りながら、ナメクジペースで歩いていた。
私は食べるのが非常に下手なので、歩きながらものを食べるときは、こぼさないように全身の神経を集中させなければいけないのだ。
すると、後ろから私を追い越した黒い革ジャンパー姿の痩せた若者がこちらを振り返り、私の目を覗き込んで、
「I LOVE YOU TOO!」と真顔で宣言したのだ。

I LOVE YOU TOO?
I LOVE YOUまではまあいいとして(いいのか?)、TOOってどういうことやねん?
私がいつこの若者に愛の告白をしたというのか?

一瞬気を取られたスキに、サンドイッチのソースが服にこぼれそうになったので、慌てて集中力をそちらに戻す。
若者はそんな私を少しの間観察してから、諦めたのか、踵を返して足早に立ち去った。

また、しばらく前のことだが、例によってダウンタウンを徘徊していたら、陽気な子供たちの一群に遭遇したことがある。
彼らは私をちらちらみて、「話しかけろよ」「いや、お前が話しかけろよ」とお互いに小突きあっていたが、やがてそのうちの一人が私に近づいて、
「WHAT TIME IS IT?」と質問した。
「4時だよ」とアラビア語で教えてあげると、その子は少し間を置いて、
「それは今日の4時?それとも昨日の4時?」と聞き返したのだ。

昨日の4時?
男の子の顔は笑っていたので、冗談だったのだろう。
アラブ人の冗談にしては、けっこうレベルが高い気がする。
私は当然、「昨日の4時よ~」と返答し、手を振って彼らと別れた。

以前別のブログに書いたことがあるが、うちのアパート前でのエピソードも記しておきたい。
ある晩、うちのアパートの塀の上に見知らぬ青年が立ち、夜空を見上げていた。
彼の足元には大家さんの孫の一人がいて、こちらも夜空を眺めている。
私が近づいて、塀の上の青年を指差し、「あの人何してるの?」と聞いたら、彼は笑顔になった。
「あれは僕の友達で、あそこでああやって星の運行を調整しているんだよ。」

ほほう、星の運行を調整中か。
星の運行を調整ねえ・・・
不意を突かれて、とっさにどう答えればいいかわからず、
「ふうんそうなの、エライねえ」などと、とりあえず褒め、お茶を濁して終わったのだが、
振り返って考えるに、あれもかなりハイレベルな冗談だったと思う。

そんなこんなで、ここで暮らしていると、あんまり退屈しないのだ。



うちの猫は新聞にのっかるのが好き




こちらは台湾人の友達の猫ファーリス
飼い主ともどもヨルダンから台湾へはるばる飛行機で旅し、現在は台湾在住



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うちの猫の発情期

2014-01-12 01:19:30 | ヨルダン(猫中心)


年末の約1週間、うちの猫は発情期に突入し、多忙を極めていた。
一方私は、突然失業してヒマを持て余していた。
当然の結果として、猫の発情期の様子を仔細に観察して過ごすことになる。

もちろんうちの猫だけではなく、近辺の猫たちがその時期一斉に発情期に突入したのである。
それはまるで、「1週間昼夜を問わず続く、ご近所の猫たちの年末大運動会(競技は1種類のみ)」のようだった。
競技に参加する猫たちは大興奮で、異常なほどの盛り上がり。
疲労困憊したら抜け出して休憩し、ひとしきり寝て体力が回復したら、再び参加するという具合。
相手探しから始まって、恋の駆け引き、実技・・・いやいや、皆さんご苦労様でした。
全員に1等賞をあげたいです(審査委員長のきもち)。
ご褒美はもちろん子宝でしょうかね・・・。

うちの猫の発情期中の1週間を、日記形式で以下に綴ってみることにする。
もうすでに記憶がかなりあやふやだけど、大まかにはこんなかんじだったと思う。


1日目
いつものように朝方布団に入り、いつものように昼過ぎまで寝ていたら、いつものようにファーティハ(うちの猫)の叫び声に起こされた。
「外に出たいから、窓をあけて~!」と呼んでいるのだ。
窓を開けてあげると、ファーティハはいそいそと飛び出していった。
どこかから、「アーオゥ、アーオゥゥゥ」という、よその猫の甘い呼び声が聞こえている。
あら、お誘いが来ていたのか。

ファーティハは夕方一度帰ってきて御飯を食べたが、食べ終わるなりすぐまた外出。

2日目
10時過ぎに、ファーティハに起こされる。
いつのまにか帰ってきていたらしい。
朝ごはんのドライフードをかきこんでから、ファーティハは今日も元気よく飛び出していった。
私はその姿を優しく見送り、窓を閉めてから二度寝する。

ファーティハはこの日ずっと外にいて、珍しく夕食に帰ってこなかった。
少し心配だが、家の周りから声が聞こえているので、まあ大丈夫だろう。

「フ~ン、フウ~ン」という、甘ったるい裏声で、ファーティハは鳴いている。
他の猫たちの誘い声やよがり声、喧嘩の声もあちこちから聞こえてくる。
どうやら、本格的な恋の季節が到来したようだ。

3日目 
目が覚めたとき、ファーティハはいなかった。
居間の窓が閉まったままなので、昨夜からずっと帰っていないようだ。

この日も発情期の猫特有の声が、そこかしこで飛び交っていた。
それにしても、猫が交尾するとき、最初は「フウウーン」だの「アーオゥ」だの甘い声で呼び交しているのに、最後には必ず「ギャ~ッ!」「シャ~ッ!」と怒声を発し、喧嘩して終わるのはなぜなのか。
盛り上がっている最中、つい爪を出したり、噛み付いたりしちゃうんだろうか?

そんなことを考えながら、ふと窓から庭に目をやると、ファーティハがしろさん(いかつい顔の白猫、うちの庭の常連)と交尾に精を出していた。
ファーティハはメスなので下にしゃがみ、しろさんが上からのしかかっている。

見渡せば、庭じゅうにふわふわした猫の毛のかたまりが点々と落ちている。
なんだか、ファンタスティックな眺めだ・・・。

夜、ファーティハは夕食をとりに戻ってきたが、いつもの半分ほどの量を食べ終えたら、休む間もなくまた出動していった。

4日目
午後起きだして居間に行くと、知らない猫が3匹ソファーに並んでいた。
私を見ると、みんな慌てて窓から飛び出していった。
ファーティハはと探すと、台所の椅子でまるくなって熟睡していた。
やつらはきっと近所のオス猫たちで、ファーティハを誘いに来たのだろう。

午後から夕方にかけて、私は居間で読書をしていた。
その間、猫たち(さっき出て行ったやつらかも)が入れ替わり立ち代り、窓辺に飛び乗ってきては中を覗き込むのだった。
どうやらファーティハを探しに来たらしい。
ファーティハ、なぜそんなにモテるんだ。
うらやましいわね・・・・・・・・・。
当の本人(猫)は、台所でこんこんと眠り続けている。


5日目
昼頃、何かがぶつかるような、鈍い物音で目を覚ます。
居間に行くと、ファーティハとしろさんが床で熱心に交尾していた。
私がキーっとなって追い払うと、しろさんは即座に逃げていく。
しかしファーティハはしばらくそのまま床でバタバタ反転を繰り返しつつ、「フウ~ン、ウフ~ン」とひとりでよがっていた。
ファーちゃんは車と一緒で、すぐには止まれないのね・・・。

「うちは猫用の連れ込み宿(註:ラブホテルの古い名称)ではないのよ。
恋猫を連れてくるのはやめてちょうだい、やるなら外でやって!」と、こんこんとお説教したが、ファーティハは全然聞いちゃいない。
猫なのに、馬耳東風。
お疲れなのか、ファーティハはそのあとずっと寝室で眠りこけていた。

夕方、不意に寝室から「ギャッ!」という悲鳴が聞こえた。
続いてファーティハが居間に飛び込んできて、窓辺に駆け寄った。
あの「ギャッ!」は、「きゃあ、寝過ごしちゃった!約束に遅刻しちゃう~!」という彼女の叫びだったのだろうか。
見ると、両目のへりに目ヤニがたっぷりくっついていた。
「ちょっとお嬢さん、これからデートでしょう~?目ヤニくらい取らなきゃ」と、拭いてあげようとしたが、嫌がるので諦めた。

そういえば、私も昔よく出がけにお母さんに、「ちょっとアンタ、目やにが付いてるわよ、みっともない」と言われたものだ。
別にデートじゃなかったけど。

6日目
猫たちの例の叫び声が、今日はあまり聞こえない。
ファーティハも、外出時間は長いものの、夜はずっとうちで過していた。
猫たちの大運動会も終盤にさしかかっているのか。

食事量はこの日も少なめだった。
発情期が開始して以来、あまり食欲がないようだ。
猫においては、性欲が食欲を駆逐するらしい。
それなのに、全然痩せる気配がないのはどうしたことか?


7日目
この日、ファーティハは大体1日中うちで過した。
外出しても、2、3時間で戻ってくる。
食欲も戻ってきたようで、以前と同じくらいの量を平らげた。
まだちらほら恋の囁きは聞こえてくるものの、もうあの異様な盛り上がりは感じられない。
よかった、これで日常に戻れるのね(私は別に参加してないのだが)。
ファーちゃん、お疲れ様でした~!

(以上)

このように、うちの猫の発情期はめでたく終わりを迎えたわけだが・・・

猫の妊娠期間は約2ヶ月だという。
2ヶ月後にこの発情期の結果を目にすることになるかと思うと、かなりコワイ。
ファーティハ、また出産するんだろうか?
ああもう、考えるだけでしんどいんだけど・・・。



台所に放置していたタマネギの芽をかじるファーティハ



ファーティハの恋猫、庭の常連「しろさん」




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モロヘイヤスープがある「バーガーキング」

2014-01-07 23:32:08 | ヨルダン(猫中心)


ジャバルアンマンの第2サークル付近の商店街には、「バーガーキング」がある。

私は以前からこの店の前を通るたびに、どうも気になっていた。

お店の看板デザインから、例のグローバル・ハンバーガーチェーンと無関係なのは明らかだ。
店舗面積はごく狭い。
入って右手にある食べ物のショーケースの中に、お米らしきものが見える。
ケースの上には円筒状のプラスチックの容器が山積み。
左側の壁際に設置されたカウンターコーナーでは、ひとりでもくもくと食事をとっている男の人の姿を時折見かける。
他の飲食店が軒並み閉まるラマダーン(断食月)の昼間も、この店は営業していた。

これらの情報から判断するに、この店はバーガーキングという名前ではあるが、ハンバーガー屋さんではなく、イートインも出来るお惣菜屋さんだろうと、私は思った。
しかも主な客層(どこかうらぶれた男の人たち。普通の主婦もいるけど)から判断するに、値段が安そうだ。

ものすごく気になりつつも、なんとなく入りづらくてずっと前を素通りしていたのだが、先日ようやく気合を出して入ってみた。

ショーケースの中を覗くと、モロヘイヤらしき緑色のスープと、赤いスープ(トマト系で野菜入り)がある。
お店の人に確かめたら、やはり緑色のはモロヘイヤスープだった。
その隣には、お馴染みのチキングリルとフライドポテト、そしてライスが並んでおり、あとは色とりどりのサラダや漬物、付け合せの類だった。
私はモロヘイヤスープとライス(一番小さいサイズ)をテイクアウトすることにした。
値段は合計1.5JD(約220円)だったと思う。
ふふふ、やっぱり安かった。

家に帰ってさっそく食べる。
スープのモロヘイヤは細かいみじん切りではなく、葉野菜としての正体を残したザク切り程度だった。
ちょっと塩味がきつすぎるが、まあまあ美味しい。
肉体労働者の男性たちには、このくらいでちょうどいいのかもしれない。
ご飯はまあ普通。ご飯ですから(?)。
小さいサイズといってもけっこう量が多いので、満腹になった。

お惣菜屋さんって、ヨルダンでは滅多に見かけないので、貴重な存在である。
近所にこういうお店が一軒あると、いざという時(料理する気はしないが、野菜料理が食べたい、でもレストランで食べる気合もお金もない、というときなど)すごく助かるのだ。
できればもっとメニューを増やして欲しい。
そして店舗も徐々に増やして、あのアメリカ資本のバーガーキングに対抗できるほどの、一大グローバルチェーンに成長して欲しいものですね(ないない)。

関係ないけど、このお店の近所には「PIZZA QUEEN」というピザ屋もある。
なにしろヨルダンは王国なので、キング、クイーン関係のお店が多いんですよ(でまかせ)。


本物のバーガーキング



ジャバルアンマンのバーガーキング



サラダ類のショーケース



モロヘイヤスープとライス



袋を見たら、シャワルマ・サンドイッチ・バーガー類販売とあるので、以前は本当にハンバーガー屋さんだったのかも。
それにしても、このハンバーガーの絵、猫ですよね。可愛い・・・


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