外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

日付不明まとめ書き日記2021年6月後半

2021-06-27 18:30:02 | 日記

 

今回はまとめ書き日記、6月後半分だ。

 

この調子で定期的に日記を更新したいものだ・・・っていうか、ブログというものは、そもそも日記なんだとは思うが。

 

 

6月某日

妹とチャットしていて、「ホットケーキミックスに卵やチーズを入れて焼くと、美味しい朝食になる」と書かれているのを見て、「ああそういえば、この広い世界には朝食というものが存在すると聞いたことがあるわい」と思う。

 

私も高校生くらいまでは毎朝、母親が用意してくれた朝ごはんを食べていたはずなのだが、もはや先史時代のことのように思える。今は旅行に出かけた時にしか食べない。前回朝食を食べたのは、昨年12月の伊豆大島のホテルでのことだった。

 

そういうわけで、私の頭の中には「朝食=旅行」という図式が存在するので、朝食について考えているうちに、旅行に出かけたくなってしまった。しかも海外へ。現段階でも、行って行けないことはないだろうが、まだワクチンも打っていないし、世界的にもデルタ株の感染拡大が懸念されているところなので、もうしばらくの辛抱というところか。その間に旅費を稼がなきゃな・・・

 

ちなみに、今私が一番食べたい朝食は、シャーム地方(シリア・レバノン・ヨルダン・パレスチナの辺り)式の朝食だ。

 

こういうやつ。ファラーフェル、ディップ類、パン、チーズ、オリーブなど。これにシャーイ(紅茶)を合わせる。

 

 

焼き立てのマナーキーシュ(アラブのミニピザ、総菜パン)も朝食にピッタリ。

(今回の写真は全てネットから拝借した)

 

 

6月某日

魂の入っていないラジオ体操をする。

 

私は普段家に籠って座ってばかりの生活を送り、極度の運動不足なので、せめて毎日起きた時にラジオ体操をするよう心掛けているのだ。ただし、起きるのは午後で、時間もまちまちなので、ラジオは心の中のエアラジオだ。

 

手順をしっかり覚えていないので、もともと適当にやっているわけだが、最近はマンネリになってしまって、体操しながらその日の夕食やベンチ飲みの準備などについて考えながら無意識に手足を動かし、気が付いたら終わっているという感じだ。

 

これは、よくない気がする。魂の入っていないラジオ体操は、なんとなく効果が薄そうだ。ここはひとつ、初心を取り戻して、熱意を込めてやるべきなのではないか。

 

音楽がないからマンネリになりやすいのかもと考え、ユーチューブでラジオ体操関連の動画を探したら、これが出てきた。

 

 

 

これを聴きながらやったら、悲しい一日が始まりそうな気がする・・・

 

 

6月某日

賞味期限を10日過ぎた豆腐を食べる。

 

1週間程度過ぎたものは以前も食べたことがあったが、10日はさすがに初めてなので緊張した。

 

スーパーで売られているパック入りの豆腐で、イヤな匂いもしないし、見た目も普通なので食べてみることにしたのだが、念のために納豆とキムチをこんもりとのせて食べた。殺菌効果があるかもしれないと思ったのだ。レンジがあれば加熱して食べるところだが、うちにはレンジがなくて面倒だったので、そのまま食べた。

 

その後、ドキドキしながら数時間過ごしたが、結局何ともなかった。私はかつてシリアに滞在した時、最初下痢ばかりしていたが、その後は多少古いものを食べても大丈夫になったので、そのせいかもしれない。

 

でも、心臓に悪いから、次からはなるべく賞味期限内に食べよう・・・

 

 

6月某日

小さなナメクジが家についてきた。

 

最近湿気が高いせいか、ナメクジと触れ合う機会が多いのだ。ベンチ飲みをしていて、ふとベンチに置いた手に「ぐんにゃり」という感触があって、よく見たらナメクジがいたりするのだ。家に帰ってからしばらくして、ふと床を見ると、ナメクジが這っていることもある。今日のように。カバンに入り込んで、家までついてきたらしい。どうも、世界中のナメクジがうちに来たがっているのではないか、という気がしてくる。

 

無益な殺生はしたくないので、ティッシュでそっとつかんで、窓から手を伸ばし、隣の廃ビルの屋上に振り落とす。そこで幸せに暮らしてね、ナメちゃん。うちには戻ってこないでね・・・

 

水とエサも置いてあげるべきかと思ったが、飼うわけではないし、廃屋といえど、よそ様の建物なのでやめておく。

 

 

6月某日

「ツイッターの公式マークが欲しい!」という煩悩が降って来る。

 

個人的にはツイッターはあまり使っていないのだが、仕事で情報収集のために見る機会が多く、だんだんあの公式マークがカッコよく思えてきたのだ。しかし、有名人でもなければ、バズるネタを持っているわけでもないので、一生縁がなさそうだ。

 

う~む。

 

煩悩が通り過ぎるのを待とうかな・・・

 

 

ちなみに、私がツイッターの公式マークについて考える時、真っ先に頭に浮かぶのはこの人。

 

 

 

イランのハメネイ最高指導者(82)だ。

 

彼のツイッターの英語のアカウントは、フォロワーが89万人に達しているのだが、公式マークがついていないのだ。彼は反米の指導者なので、「わしはアメリカの会社のSNSの公式マークなんて要らん!」(イランとのダジャレ)ということなのだろうか。しかし、彼はそのことについて、臨終間際に後悔したりしないだろうか。「あ~、やっぱりわし、公式マークほしかったな・・・」なんて。彼の場合は、テロを扇動する内容のツイート等の理由で、申請してもツイッター社に却下される可能性も高いが。

 

 

ツイッターの公式マークの取り方に関する記事

https://dt-media.jp/column/?act=Detail&cms_id=00000590

 

 

いや、もう欲しくないんだけどね。(ほんとか)

 

 

(終わり)

 

 

 

 

 

 

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2013年1月末のパリ・ナンテールへの旅~ナンテールの街の風景編~

2021-06-25 19:01:56 | フランス

 

今回は2013年のパリ・ナンテール旅行記の続き。

 

前回書いたように、この当時、私はパリ近郊のナンテールの友人宅に泊めてもらい、ここを拠点にパリを観光していた。ナンテール自体は学生街ということで、観光すべきところは特になかったが、中心部の商店街や古い住宅街は、やはりいかにもフランスという趣があり、散策していて退屈しなかった。

 

しかし、撮った写真を改めて見返してみると、食べ物関係のものが多かった・・・撮った時、お腹が減っていたのかもしれない。

 

メインストリートの可愛い商店街周辺をウロウロしている時に見かけた、いかにも非日本人経営の寿司レストラン

 

店名「朝日は上がります」 

 

 

トルコケバブのレストラン

 

 

これまでの人生で、何回「イスタンブール」という名のケバブ屋に巡り合ったことだろう・・・

 

余談だが、パリでレバノン系のケバブ屋に入ったら、その店にはアルコール類が一切置かれていなかったので衝撃を受け、その後ものすごく不機嫌になって、友人を困らせた記憶がある。パリのレバノン料理店にはビールとワインがあるとばかり思い込んでいたのだ。油断大敵(?)

 

 

美味しそうなお菓子屋さんやパン屋さんが多かった。

 

 

バターたっぷりの焼き立てのクロワッサン!と言いたいところだが、焼き立てではなく、味も普通だった。

 

 

食べ物屋以外の建物の写真も多少は撮った。

 

 

ホテル

 

 

石造りの住宅の壁に映った木の影が織りなす模様が、味わい深い。

 

 

これもそう。門扉の上が尖っていてコワかったが。

 

 

ナンテールは空き巣や強盗が多いそうで、アパートの1階に住んでいた友人は、出かける時は必ず窓の外側の鉄の鎧戸を閉めていた。

 

 

学校

 

 

ナンテールの写真は以上で終わり。

 

 

少ないので、おまけの写真を付ける。

 

 

異世界から召喚されちゃった猫の姿をしたなにか。

 

 

(続く)

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日付不明まとめ書き日記2021年6月前半

2021-06-12 19:35:15 | 日記

 

 

今回は、忘れた頃にやって来るまとめ書き日記。(天災か?)

 

 

6月某日

近所の公園に行ったら、馴染みの野良猫がいつものようにシャーシャー威嚇しながら近づいてきたので、「なんなのその態度は~まったくもう、シャ~~~」などと言い返していたら、近くのベンチに座っていた若者がスッと立ち上がって、公園から去って行った。

 

おそらくパッツァだと思われたのであろう。(イタリア語のpazzaは、pazzo=「頭のおかしい人」「変わり者」の女性形、悪口度は低め) 違うもん!誤解だもん!と言い切れないあたりがツライところだ。なんだか立場がない。

 

どうも最近の私は、外での行動のパッツァ度が上がっている気がする。気を付けなければ。

 

 

6月某日

ヨーグルトティラミスなるものを作る。

 

イタリア在住の友人に教えたもらったティラミスのヘルシー版だ。本来はマスカルポーネチーズを使うのだが、彼女は豆乳ヨーグルトやギリシャヨーグルトなどを適当に使って、クックパッドのレシピを参考に作っているらしい。「そんなもの作ったら、イタリア人に『それはティラミスじゃない!』と怒られないの?」と聞いたが、「人に食べさせるわけじゃないから大丈夫」とのことだった。

 

コンビニで買ったチョコファッション系のドーナツをカバンの中に入れ忘れて潰れたやつを器に入れ、エスプレッソとラムに浸し(ラム多め)、水切りヨーグルトに甜菜糖シロップとラムを混ぜたやつをのせ(当然ラム多め)、一冬放置してダマだらけになったココアを振りかけた。(チョコチップではありません)

 

 

 

マスカルポーネを使うよりずっと低カロリーでヘルシーなわけだが、食べてみるとヨーグルトの酸味が強く感じられ、美味しいのか美味しくないのか微妙なところだった。そもそも土台が本来のフィンガービスケット(savoiardi)ではなくドーナツなので、総合的なカロリーはさほど低くもなかったと思われる。アルコール度も高いし。

 

・・・やっぱりティラミスはマスカルポーネで、普通のレシピで作るのが一番かもしれない(結論)。

 

ちなみに甜菜糖シロップは、こちらのレシピを参考にして作った。本当はメープルシロップが使いたかったが、私には少し高すぎて、なかなか買えないのだ。ふ

 

 

6月某日

赤味噌で作った酢味噌を豆腐にかけて食べた。

 

 

 

 

友人がツイッターに胡瓜の酢味噌のせの写真をアップしていたのを見て、酢味噌が食べたくなったのだが、うちには赤だし用の味噌しかなかったのだ。酢もバルサミコしかない。

 

というわけで、赤味噌とみりんとバルサミコ酢を混ぜて酢味噌を作ってみたのだ。ついでに海苔と白ごまを使って顔を描いてみたが、手先が不器用なのでイマイチな出来栄えだった。豆腐が当惑しているように見えるのは気のせいか・・・写真を撮った後は、残りの酢味噌をドバっとかけて食べた。

 

一見名古屋風の甘い味噌だれなので、食べた時に脳が「なにこれ、味噌だれなのにすっぱい!傷んでるんじゃないの~」とアラームが発するのだが、食べ進むうちに次第に美味しく感じられるようになった。口当たりがサッパリしていて悪くない。でも、もしかしたら、白味噌で作ったらもっと食が進んだのかもしれない。

 

ティラミスのマスカルポーネと同じで、やはり伝統的なレシピに従って作るのが一番なのかもしれないねえ・・・(結論)

 

 

6月某日

駅周辺で夜ベンチ飲みしていたら、ホームレス支援の人に声をかけられた。

 

こちらに近づいてくる女の人がいるので、宗教の勧誘かと思って身構えたが、彼女はまず私を素通りして、端っこで寝ているホームレスの男性に遠慮がちに声をかけ、少し会話してから何かスーパーの袋に入ったものを渡していた。男性は「ありがとうございます」と感謝している。

 

おそらくホームレスの支援活動をしている人だろう、と私は思った。私の知人も駅周辺を定期的に回ってホームレスの人たちに声をかけ、おにぎりやカイロ(冬季)などを渡したりしているそうなので、同じグループの人かもしれない。

 

優しい人だなあ、ご苦労様です、などと思いながらその様子を眺め、引き続き缶チューハイを飲んでいたら、その人は次に私に近づいてきて、「こんばんは、今お話しして大丈夫ですか?」と話しかけた。

 

あ~、ええと。

 

ホームレス支援の人に話しかけられたと言うことは。

 

なんか私、紛らわしかったかしら・・・

 

夜9時過ぎ、雨上がりのベンチにビニールシート(ベンチ飲み用品として携帯)を敷いて座って酒を飲み、大きなカバンを持ち(携帯品が色々ある)、髪の毛も服装もヨレヨレの中年女性。ホームレスではないという要素がないとしか言えない。

 

ちなみに私はその昔、まだ勤め人だった時代に、地下鉄サリン事件が起こって大騒ぎになった時、職場の先輩に「そういえばmichiさんには、オウムでないという要素がない」と言われたことがある。オウム信者からホームレスに移行か・・・

 

 

動揺しつつ「私は散歩に来ただけの近所の者なので・・・」と答えると(ベンチ飲みやろ)、彼女は「あ、そうですか。失礼しました」と恐縮して、丁寧に謝って去って行った。いや、謝られることは何もないのだが・・・

 

今は家があるが、明日は我が身だし、ベンチ飲みを日常的にやっていると、ホームレスの人々はかなり身近に感じられるようになるので、ホームレスだと思われても特に問題はない。

 

・・・でも、やっぱりもうちょっと外見に気を遣おうかな。パッツァ度も下げるように努力しようかな・・・

 

 

「っていうか、アンタ飲み過ぎよ」

 

 

(終わり)

 

 

 

 

 

 

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2013年1月末のパリ・ナンテールへの旅~シュマン・ド・リル公園編~

2021-06-06 04:53:31 | フランス

 

 

今回から数回に分けて、2013年1月の終わり頃から2月初めにかけてフランスのパリとナンテールで撮った写真をアップする。ほんの4,5日滞在しただけで、枚数も少ないので、すぐ終わる予定だが。

 

もう8年以上前のことなので、記憶力のか弱い私は、ほぼ何も覚えていないに等しいのだが(認知症がしんぱい)、写真の撮影時期を確認しているうちに、当時の状況がぼんやりと浮かび上がってきた。

 

私は2013年2月下旬から約1年半ヨルダンに滞在したのだが、その際、日本を出国してからヨルダンに直行したのではなく、まずイタリアに行ってフィレンツェの友人宅に約3か月滞在し、その間にスペインとフランスにも足を延ばしたのだ。その後イタリアを出発して、さらにトルコに寄り、1週間ほど観光してからヨルダン入りした。今から思えば、けっこうな大移動である。あの頃もすでに若くはなかったのでわりと大変だったが、今同じことをやったら、きっとどこかで行き倒れるな・・・

 

イタリア・フランス間の移動には、LCCのライアンエアーを利用した。往復数千円でお得だったのだ。ボローニャ空港から2時間ほどでパリ北方(約85㎞)のボーヴェ空港という地の果ての広い倉庫みたいな空港に到着し、そこからバスに約75分乗って、市内のメトロ1号線ノポルト・マイヨ駅に出た。そこで待っていてくれた友人と落ち合い、メトロでパリ郊外の都市ナンテールのアパートに連れて行ってもらった。ナンテールには大学(パリ第10大学)があり、学生が多く住む街らしい。パリ中心部へはメトロで30分かからないので、この友人宅に泊めてもらって、ここを拠点にパリを観光した。

 

というわけで、前書きがやたら長くなったが、今回はナンテールの友人宅の近くにあった「シュマン・ド・リル公園」 (Parc du Chemin de l'île)を散策した時の話だ。真冬だったが、晴れた日で比較的暖かく、散歩日和だった。

 

 

この沿いは川沿いにあって、けっこう広かった。平日の午後だったせいか、ほぼ無人だった。

 

 

びしょぬれのヌートリアには遭遇しなかった。

 

 

公園内にも水路が引かれていて、かもめさんたちが集まっていた。ハトさんも。

 

 

パンを持って行かなかったことを激しく後悔しつつ、散策を続ける。

 

 

晩秋の名残のある風景に午後の最後の光が差して、別世界のような眩しい美しさがあった。

 

 

別世界っていうか、あの世かな・・・

 

 

 

 

 

 

緑色のポンポンみたいなヤドリギ(宿り木)がついている木。ヤドリギって、そういえば最近見ないな・・・

 

 

隣接する川には船が通っていた。

 

 

鴨さんたちもいた。

 

 

鴨さんたちもお散歩。

 

 

歩いているうちに、なんだか気持ちが穏やかになる気がした。(あの世からの呼びかけ効果?)

 

 

これで猫さえいれば完璧だったんだが、残念ながら、フランスではほとんど猫を見かけなかった。

 

 

(続く)

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