秋の短い期間、風に乗って家の中にまで入り込んでくる金木犀のあまい匂いが好きだが、そろそろ終わりかな。あの匂いを嗅ぐと、反射的にトイレの芳香剤「ピコレット」を思い出すが(世代がバレる)
さて、今回はまた、まとめ書き日記。このペースで、果たして一昨年の旅行記は今年中に終われるのか(去年も同じことを言ってたような気も)
10月某日
鼻くそについて、深く考察する。
「鼻くそ」という言葉は、ちょっとお下品で乱暴な気がする。上品な紳士やマダム、いいところのおぼっちゃんやお嬢様は口に出来ないのではなかろうか。普通の人でも、デートやお見合いの席などでは、使いにくいだろう。お見合いの時にそういう話題になることはないかもしれないが。
「鼻」はいいとして、問題なのは「くそ」の部分だ。「くそ」というのは、「くそったれ!」などの罵り言葉に使われたりするし、やっぱりちょっとお下品ですわよね? 特に漢字で「糞」と書くと、余計にイヤ~な感じになりますわよね…
考えてみたら、「耳くそ」は「耳垢(耳あか)」、「目くそ」は「目ヤニ」と言い換えることができるのに、「鼻くそ」にはなぜかそれ以外の言い方がない。
なければ、作ればいいじゃないか。
にゃむ、にゃむ、にゃむ(考えている音)
しばらく考えた結果、「鼻衣(はなごろも)」、「鼻玉(はなだま)」、「鼻フレーク」の3種の代替語を思いついた。
「鼻衣」は、鼻の穴を覆うあれを古風で雅な言い方で表現。あの様態は天ぷらの衣にけっこう似てますしね(天ぷら好きの方すみません)。「鼻くそをほじる」は、「鼻衣を剥ぐ(はぐ)、もしくは剥す(はがす)」と言い換える。
「鼻玉」は、鼻の穴からあれを掻きだして丸めた時の形状を表したもの。「鼻くそをほじる」は「鼻玉を転がす」と言い換える。
「鼻フレーク」は、いっそ英語にしてみたら軽やかさが出ていいのではないか、という発想のネーミング。どっちかというと、鼻くそよりは耳くその方がフレークな気もするが。「耳フレーク」、どうですかね。「鼻くそをほじる」は「鼻フレークをすくう」と言い換える。
X(ぺけ)のお友達にどれがいいか聞いてみたところ、「鼻衣」が優雅な響きで、一番いいとのことだった。私も同感だ。というわけで、今後は「鼻衣」で行こうと思う。皆さんも使ってみてはいかがだろうか。書く場合は、「花衣」にするとさらに優美になる。これなら、お見合いの席でも大丈夫な気がする。お見合いって、やったことないけど。っていうか、お見合いってまだ存在するんかな…
これはコーンフレーク(だから何)
10月某日
久しぶりに本そうじをして、生まれ変わったような爽やかな気分になる。
私は普段のそうじを「プチそうじ」「中そうじ」「本そうじ」の3つのカテゴリーに分けている。
「プチそうじ」は風呂場やトイレ、台所のコンロ・流し周りや床、部屋の畳などをピンポイントでそうじするだけで、すぐ終わる。畳はフローリング用ドライシートでさっと拭くだけだ(掃除機を持っていない)。
「中そうじ」は、物をどけない程度に、全領域を表面的に掃除することで、半時間~1時間かかる。
「本そうじ」は、物を動かして拭きそうじや整理整頓などをすること。普段のそうじとしては最上級のランクで、約2時間かかる。これはけっこう疲れるので、月1回程度、元気がある時にしかできない。
本そうじは達成感があるので、やると毎回生まれ変わったような気分になる。つまり、私はほぼ毎月生まれ変わっていることになる。毎月新生児になるおばちゃん。
これ以外にも、食器棚(=靴箱)や小物置きスペース(=押し入れ上段)に敷いたシート(=キッチンタオル)を新たにするとか、台所の棚の中を整頓するとかの作業があるが、それは年1,2回しかやらないので「大そうじ」という特別のカテゴリーに入る。
ちなみに、私はそうじを始める時、まず「あ~、全然やる気がしない!」と大きな声で宣言してからやることにしている。そうすると、やる気がないにもかかわらず、そうじをしている自分がすごく頑張り屋さんに思えるから、おススメだ。「こんなにやる気がないのに、そうじしててエライね!」と自分を褒めたたえながらやるのがコツ。やり終えた時には、もちろんご褒美に酎ハイを飲んで、自分をねぎらう必要がある。
問題は、いつも自分へのご褒美に酎ハイを飲んでいるので、日常化しすぎてご褒美感が薄れていることだな。
たまには、甘い物のご褒美もいいかも~
(友達にもらった猫どら焼きとはちみつチャイ)
10月某日
買い置きの酎ハイが3%の、ほぼソフトドリンク(主観です)のやつと、9%のストロングしかないけど、その中間くらいの度数の酎ハイが飲みたい!という時に、我慢したり買い出しに行ったりしないでいい方法を発見する。
3%のと9%のを両方開けて、交互に一口ずつ飲めば、体の中で6%になるじゃないか。配合を変えたら(3%2口と9%一口など)、アルコール度に変化を付けることも可能だ。これはすごい発見なのではなかろうか。
と思ったが、よく考えたら、3%と9%を一口ずつ飲んだら、6%を2口飲むのと同等のアルコール量となり、つまり12%を1口飲むのと同じ?
子供の頃から、算数は苦手だったので、よくわからない(ごくごく)
10月某日
久しぶりに会った友人が、私を見て驚いたように「○○ちゃん、その髪の毛、何もしてなくてもそうなるの?前はもっとまっすぐだったよね?」と言う。そういうことを言われるのは、これが初めてではない。「○○、髪の毛爆発してるぞ」と、もっと率直に言われたこともある。
私は元々くせ毛だが、以前は毛先がはねる程度で、ほぼ真っ直ぐだったのだ。しかし、パーマをかけたわけでもないのに、いつの頃からか、ラーメン大好き小池さんくらいにクリクリヘアになってしまっている
私はロングですがね。ラーメンあんまり食べないし。酒のつまみにならんから。
起き抜けは特に、実験に失敗したマッドサイエンティストのようなヘアスタイルになっていて、自分でも鏡を見て笑ってしまうくらいだ。そのまま窓から顔を出して米を撒いたら、すずめちゃんたちが怯えて、もう来てくれなくなるかもしれないので、一応ブラッシングしてから窓を開けるようにしている。ブラッシングしても、寝起きのヤマンバ(ギャルじゃない方)程度にしかならないが。
私の髪がストレートからアフロになったのは、更年期が始まった時期とだいたい同じだと思うのだが、更年期の症状に、くせ毛が激しくなるっていうのはあるんですかね? そんな話は聞いたことがないし、ネットを調べてもそういう情報は出てこないのだが。
研究して、学会に報告すべきかしら…(何学会?)
(おまけの室内園芸写真)
その後のミニトマト型観葉植物
(壁紙がひび割れてるのが気になる…)
ダイソーで買った「植物活力剤」は、あまり効果がなかったので使うのを止めたが、一応まだ生きていらっしゃる。
花もまだ咲いている。
でも全体的に元気がないし、実をつける気配は一ミリもない。
うちの部屋は、よくアルジャジーラの不穏なニュースが流れているので、植物の精神衛生(?)に悪いのかもしれないと思い、時々やさしく話しかけるようにはしてるのだが。「ミニトマトさん元気?今コーヒー飲んでるんだけど、いい匂いでしょ~嗅ぐ?」とか言って、コーヒーの匂いを嗅がせてあげたりして。
なお、ミニトマト型観葉植物自体の匂いは、青臭い匂いだ。青春っぽい匂い。
彼(彼女?)は青春っぽい匂いを漂わせたまま、このボロアパートでしだいに朽ちてゆくのね(しみじみ)
まあ、最後まで看取ろう…
(終わり)