外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

こねこものがたり~うちの猫の再出産(1)はじめに母猫の発情期ありき

2014-03-31 18:45:04 | ヨルダン(猫中心)


3月1日にうちの猫が出産した。

ふぁーちゃん(うちの猫の愛称。本名はファーティハ)は去年の年末に、激しく情熱的な発情期を過ごしておられた。
(発情期の詳細が気になる方は、以前アップした記事「うちの猫の発情期」を参照してくださいませ)
だから、そろそろかな~とは予想していたのだ。
猫の妊娠期間は約2ヶ月だそうなので、ぴったり計算が合いますね。

これは、ふぁーちゃんが昨年4月にうちに住み着いてから、2度目の出産だ。
彼女の人生(猫生)で、合計何回目の出産なのかは不明である。
っていうか、ふぁーちゃん一体何歳なの?!
猫って、見た目では若いのか年寄りなのか、さっぱりわからない。
獣医さんに診てもらったら教えてくれるのだろうが、かつてケージに入れて連れて行こうとしたとき、
徹底的に抵抗して逃げまくり、絶対に入ろうとしなかったので断念した。
ケージに入れられないと、獣医に連れて行くことも、引越しすることも、人に預けることもできないのだが・・・。
でも、そんなワイルドなキミが大好きだ!と熱く思ってしまうのはどうしたことか?


前回の出産は去年の6月初めだった。
あの時、ふぁーちゃんは5児を出産したのだが、産後約1ヶ月半経過したある日、子猫を全員連れて家出してしまい、
数週間後にひとりで戻ってきたのだった。
だから、子猫たちの行方は詳細不明なのだ。
前回の出産の詳しい経緯は、「うちの猫の出産」シリーズに書いたので、興味のある方はご参照くださいませ(やたら長いけど~)。

このように、彼女は出産に関して、かなりドラマチックな行動をとる猫なのである。
さすが、私の運命の猫だけあるわ!
(特に根拠はないが、勝手に「運命の猫」だと思い込んでおります)

子猫たちは現在、生後4週間ちょい。
今のところずっとうちで子育てが進行しているが、今後何が起こるか予測不能である。
今回もどこかへ引っ越していっちゃうのか、それともずっとうちで過ごすのか。
4匹の子猫に全員居着かれても困るので、できれば適当な時期に巣立って、世界一周の旅をするとか、
運命の恋猫を探しに行くとか、人間界の片隅に平和でラブリーな猫国家を形成するとか、なんとかしてほしいのだが。

猫の出産や子育てに関して、今回私は猫日記をつけている。
今後それを参照して、出産後今に至るまでの経緯を記事に書いていくつもり。
1ヶ月あまりの経過をサクサク書いて、現在に追いつきたいところだが、まあ私には無理だろうな・・・。


ふぁーちゃんが前回出産したおこさんたち



今回出産されたおこさんたち(最近撮影した分)
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ヨルダン初のクラフトビール「CARAKALE」

2014-03-20 18:48:03 | ヨルダン(猫中心)



ヨルダンにもクラフトビールが存在することをご存知だろうか?


(註)「クラフトビール東京」というサイトによると、「クラフトビールとは、小規模なビール醸造所でビール職人が精魂込めて造っているビールです。
ビール職人が造り出す高品質なビールを「手工芸品(Craft)」に例えて、クラフトビールと呼びます。」、とのこと。


つい最近、ダウンタウンの酒屋にブランデーを買い出しに行ったとき、そのビール存在に気がついた。

そのとき、狭い店内は肉体労働者風の、よく日焼けしたちっちゃいおじさん数人でいっぱいだった。
ここは他の酒屋より値段が安い上、閉店時間が早いので(夜7時くらいにはもう閉まっている。金曜休業)、夕方行くと混んでいることがあるのだ。

お店の人が先客の相手をしている間、片隅の冷蔵庫の中身をざっとチェックしていて、見慣れないビールが置いてあるのに私は気がついた。
それは、なんだかお洒落な佇まいの小瓶入りで、ラベルには「HAND CRAFTED ALES, CARAKALE, Product of Jordan, Blonde Ale」と書かれていた。

ヨルダンにこんなビールがあったなんて知らなかったわ、私としたことが、うかつ…と動揺しつつ、お店の人に情報を請うと、これは2010年に新しくできたブルワリーの製品なんだそう。裏ラベルを見ると、「フヘイス渓谷に位置した、ヨルダン初の家族経営のマイクロブルワリーの手作りエール」とある。
うまあ、なんてステキ…





値段は失念したが、330mlで2.5JDか2.7JDか、そのあたりだったと思う。
ヨルダンでシェアNo.1のアムステルビール(缶)が同量で約2JDなので、やや割高だ。

家に帰って、ちょっと冷やしてからいそいそと飲んでみた。
飲み慣れたアムステルの、コクのある辛口とは全然違う、フルーティーで若々しい喉越し。
色のほうも薄めで、若干濁った明るい金色だ。
なんとなく「乙女っぽい」印象のビールだと言えば、分かっていただけるだろうか。
いや、わかりにくいか…。





かつて日本で酒税法の改正により、地ビールブームが巻き起こり、各地でこぞってご当地ビールが作られたとき、こういうタイプのエールを飲む機会がよくあった。
フルーティーで軽い飲み口で、いいお天気の休日の昼間に、気軽に楽しみたいビールだ。

ちなみに、このビールの「CARAKALE」というの名前とマークのデザインは、カラカルという、ヨルダンの渓谷に住む野生の猫に由来するそうだ。
猫マークのビールって…
も、もしや、これは私のために作られたんじゃないだろうか?


カラカルの子猫ちゃんたち
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