
本日、ABCホールで、チーム銀河鉄道による「銀河鉄道の夜」の公演がありました。
この公演は、キャストが大人から子どもまでの幅広い年齢層でした。三中の1年の生徒、三中の保護者の方も出演しました。
三中の生徒は、りんどうの花をバレエで体現していました。コスチュームが水色で舞台に映え、豊かな表現力を見せていました。
「銀河鉄道の夜」は、宮澤賢治の作品です。
主人公ジョンバンニは、いつも孤独を感じていました。
銀河のお祭りの夜、夜空を見ていると、不思議な光があらわれました。
「銀河ステーション」の声とともに、ジョンバンニは、自分が列車に乗っていると知りました。
その列車には、友だちのカンパネルラも乗っていたのでした。
この銀河鉄道での旅の途中で、さまざまな人が登場して、さまざまな場面が出てきます。
途中で、ジョンバンニからカンパネルナに、「いっしょに歩いていこう」という友だち関係を表すセリフがあり、友情を一つのテーマにしていました。
また、もう一つのテーマは、幸(さいわい)とは、「人にいい行いをすることで得られるもの」というメッセージ性のあるものでした。
私自身、考えさせられる公演でした。
ピアノ、バイオリン、チェロ、パーカッションの生演奏あり、歌ありで、役者さんがイキイキと演じていました。
さらに、舞台から鳥が見える、赤い火が見える、星が見えるなど、描写が豊かで、自分もその世界に知らず知らずのうちに、引き込まれていました。
私自身が、小さな頃から、星を見て育ちました。当時は、空気が澄んでおり、晴れた日には、いわゆる満天の星が見えました。
その意味でも、この舞台は銀河をとりあげており、私にとっては魅力的で満足度の高いものでした。