箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

ほんとうの幸(さいわい)とは・・・

2018年10月14日 20時26分42秒 | 教育・子育てあれこれ




本日、ABCホールで、チーム銀河鉄道による「銀河鉄道の夜」の公演がありました。

この公演は、キャストが大人から子どもまでの幅広い年齢層でした。三中の1年の生徒、三中の保護者の方も出演しました。

三中の生徒は、りんどうの花をバレエで体現していました。コスチュームが水色で舞台に映え、豊かな表現力を見せていました。


「銀河鉄道の夜」は、宮澤賢治の作品です。

主人公ジョンバンニは、いつも孤独を感じていました。
銀河のお祭りの夜、夜空を見ていると、不思議な光があらわれました。
「銀河ステーション」の声とともに、ジョンバンニは、自分が列車に乗っていると知りました。
その列車には、友だちのカンパネルラも乗っていたのでした。
この銀河鉄道での旅の途中で、さまざまな人が登場して、さまざまな場面が出てきます。



途中で、ジョンバンニからカンパネルナに、「いっしょに歩いていこう」という友だち関係を表すセリフがあり、友情を一つのテーマにしていました。

また、もう一つのテーマは、幸(さいわい)とは、「人にいい行いをすることで得られるもの」というメッセージ性のあるものでした。

私自身、考えさせられる公演でした。

ピアノ、バイオリン、チェロ、パーカッションの生演奏あり、歌ありで、役者さんがイキイキと演じていました。

さらに、舞台から鳥が見える、赤い火が見える、星が見えるなど、描写が豊かで、自分もその世界に知らず知らずのうちに、引き込まれていました。

私自身が、小さな頃から、星を見て育ちました。当時は、空気が澄んでおり、晴れた日には、いわゆる満天の星が見えました。

その意味でも、この舞台は銀河をとりあげており、私にとっては魅力的で満足度の高いものでした。