箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

一言の重み

2018年10月08日 18時07分43秒 | 教育・子育てあれこれ



誰かの一言で、がぜんうれしくなるときがあります。

誰かの一言で、不思議にも幸せな気分になるときがあります。

誰かの一言で、生き方を変えることまであります。

中学生を変える一言を伝えたい。

誰かの一言で、中学生の表情がパッと輝くときがあります。


私は学級担任と違い、日常の学校生活で毎日同じ生徒と顔を合わせて、会話することはほとんどありません。

だから、一人の生徒に話すときは、知っている限りの情報を動員させ、言葉を選びます。

言葉かけが必要な生徒に届く一言を伝えるのは、きわめて難しいです。

でも、言葉して伝えるのはシンプルですが、効果は大きいと考えています。

文化祭で、1年生が彫った三中校歌の文字。

3日連続して、教室に通うと、一つの文字が日ごとに変わっていきました。

まず、木に文字の下書き。

次の日に、バックを彫り、文字が浮き上がってきました。

そして、また次の日には、黒色のポスターカラーで文字に色を塗る。

文字がイキイキしてきたね。文字にいのちを吹き込んできたんだ

その生徒の表情が、パッと明るくなりました。