
松任谷由実の曲に、「海を見ていた午後」があります。
「山手のドルフィンは
静かなレストラン
晴れた午後には
遠く三浦岬見える
ソーダ水の中を
貨物船が通る」
これを聞いて、関東に住んでいない若い人は「山手のドルフィンというレストランに行ったみたい」と思ったのではないでしょうか。
彼女は、作品で、私たちが見たことも、行ったこともない、したこともない経験、景色、感情を味あわせてくれました、
いまの若い子がいう「リア充」的感覚を歌にして伝えてくれます。
加えて、彼女は類まれな作曲力で、透明感を出したり、憂い感、場所自慢は行ってみたくなるようなメロディとリズム感を醸し出しました。
これが、多くの人びとに支持されるきっかかとなったのでないか。
そして、名曲というものは、時代を超えて年齢に関係なく、歌いつがれます。
私は、イーグルスの「Hotel California」やシカゴの「素直になれなくて(Hard to say I'm sorry)」などは、時代を超えた名曲だと思います。
また、中島みゆきの「糸」やAIの「Story」などは、三中生も世代に関係なく、合唱祭などで歌います。
私は、できるだけ、いまの中学生が聞く最新のJポップも聞くようにしています。
いまの中学生の感覚を身につけておくと、三中生との会話に年齢層の段差がなく、話せるからです。