
教師は、ときとして、生徒を叱ります。
もちろん、生徒にとって理不尽だと思う叱りは問題外です。
また、生徒の人格を否定する叱り方も、教師として許されるものでないことは当然です。
そういうことではなく、生徒のことを思って、叱らなければならないときがあります。
私も今までに、何度か生徒を叱ってきました。
でも、"叱る”っていうのは、エネルギーを使うことです。
できることなら、誰もが叱りたくないのです。
それは、親御さんがお子さんを叱るときも、同じ気持ちでしょう。
それでも、教師が生徒を叱ったりするのはなぜでしょうか。
それは、何かが変わると思っているからです。
生徒の場合だけでなく、教職員を叱る場合も同じだと思います。
私は、基本的に叱るよりも、相手に気づきが生まれるように話します。
でも、叱るときもあります。
その教職員が変わることを信じて叱るのです。