
今の時代、中学生は必要以上に友だちを大事に思います。
一人では、いられない。一人と思われるのはイヤ。
そんな中学生に問いたいことがあります。
「そんなに友だちが大切ですか?」と。
たとえば、友だちの言うことだから、断れないという三中生がいます。
でも、私はこれはちがうと思います。
誘いを断れないような人を友だちというのなら、私は友だちなどいらないというのが、私の考えです。
「ごめんね。その日は別のやらなくてはならないことがあるから、また今度」と軽く遠慮なく伝え、相手も「残念。でもまた今度ね」と言ってくれるのが、本当の友だち同士なのではないかと思います。
かりに、それが断る口実であったとしても、気にしないことです。
そんな大らかな、大人としての人間関係を学んでほしいのです。
三中でも、実際にありました。
あの子はLINEで、わたしの誘いを断ったのに、その日は別の子と一緒にいたと聞いた。
だから、あの子を友だちから外した。
こんなことが、いじめとして起こりました。
最近は、メッセージへの既読や返信がないだけで、人間関係がおかしくなる友だち関係が増えているように思います。
そんな人間関係の人は友だちではなく、たんなる知り合いです。
会っていて、またはメールでも、自分が楽しいと感じることができる人が友だちです。
そんな友だち関係を温めていってください。
私は、三中の子にこう伝えたいのです。