いま三中2階の給食コーナーには、「集中力アップ」の特集が掲示してあります。
集中力をアップする体力的トレーニングもあるようですが、食べ物に気をつかうのも効果があるようです。
ドコサヘキサエン酸を含む青魚は、体にもいい上に、集中力を高めるのにもいいようです。
炭水化物の摂り過ぎはよくないと、最近よく言われますが、集中力をつけるためには必要な栄養素です。
箕面市の学校給食は、いまや低アレルゲン給食になっていますので、ピーナッツや卵は使いませんが、これらは集中力アップには欠かせない食べ物です。
また、朝食を中学生がとって登校することも、箕面市ではあまり問題にならないほど、たいていの子は食べています。
私は教頭、校長になる前は、箕面市の学校園全体の人権教育の仕事をしていましたので、大阪府下の子どもこ状況を研修する機会がありました。
ある府下の自治体の教員から聞いた話です。
朝、子どもが登校してこないので、家に起こしに行くと、鍵は開いたままで、親は仕事に出かけ、誰もいない家に生徒が一人で布団をかぶって寝ている。
暖房器具は見当たらない。その子は寒いので、布団の中で犬を抱いて暖をとっている。
当然のように、朝食を食べる習慣がないのです。
このような家庭があるのも、大阪府下の実態であると知りました。
大阪府全体で見ると、朝食をとってこない児童生徒のことが、地域の課題となり始めたのが、15年ほど前からでした。
そして、「朝食を食べると学力が上がる」と短絡的に言われ、朝食キャンペーンをはる自治体がありました。
朝食摂取で集中力が上がるのは確かなことですが、それよりも、朝食を食べる食習慣があるということは、生活習慣が確立され、それが学習習慣に影響して、結果的に学力向上につながるというしくみです。
学力の高い学校の児童生徒は、アンケートをすると朝食を食べている児童生徒の比率が高くなるので、朝食摂取→高学力と短絡的に結びつくのです。
学力の高さは、生活習慣、学習環境、学習意欲、自尊感情、文化的リソース、親からの期待度などさまざまな要因が関係しています。
また、この給食コーナーに書いてあるように、朝食を食べない→集中力が上がらない→学習意欲が持続しないとなります。