京極夏彦さんはいろいろな豆腐小僧の本を出しているんだけれど、
現代バージョンです。
豆腐小僧の狂言シナリオも掲載されていて、
これって茂山一門がやったらおもしろそう、と思っていたら、
ズバリ茂山一門の『妖怪狂言』に使われたものでした。
シナリオを読んでいたら、脳内にシーンが浮かんできます。
けっこう楽しい。
京極夏彦さんはいろいろな豆腐小僧の本を出しているんだけれど、
現代バージョンです。
豆腐小僧の狂言シナリオも掲載されていて、
これって茂山一門がやったらおもしろそう、と思っていたら、
ズバリ茂山一門の『妖怪狂言』に使われたものでした。
シナリオを読んでいたら、脳内にシーンが浮かんできます。
けっこう楽しい。
SFとファンタジーが融合した内容。
地球温暖化、人類のピンチ!
これまでのさまざまなピンチ、ヒットラー、チェルノブイリ等のピンチをしのいできたのは
密かに活動している魔法使いたちの力だった!
今回のピンチはどうやら並行世界の仕業のようである…。
地球の魔法使いが並行世界に『殴り込み(?)』、解決しようとするもの。
ロマンスあり、魔法対決あり。
今回読み返して、デイル マーク王国史シリーズでも出てきた『聖なる島』も
ちらっとでていることに気づきました。
日本語版の翻訳順がいろいろだから、
作品的には近い時期の発表だったかもしれませんね。
ジョーンズの作品は読みやすいし、楽しい。
最後が明るいせいかしら?
Hさんの家を整理したとき出てきた本。
確か大河ドラマになったよね。
宮尾さんの本は久しぶりなので、物語の最初に入っていくのに時間がかかって、
私としたことが、なかなか先に進まない。
最初に説明される薩摩の島津家のあり方がよくわからなくて、最初の方を何回も読み返している。
途中で投げ出さずに読み切れるかしら?
古本で購入。
左の表紙絵は竹宮惠子サンリオSF文庫1981年刊(3刷)当時の値段280円
右の表紙絵は萩尾望都ハヤカワ文庫1989年刊当時の値段380円(本体369円)こちらは消費税がついています。
なんだか表紙絵だけでも購買欲をそそります。竹宮氏に萩尾氏!
自分と異なるものを排斥する、受け入れる。
古い作品だというのに現代にも通じるものを感じます。
それと、本の値段も安い。
世の中の「最低賃金」というのは、本の値段の上昇にはついて行けてないように思います。
今どき文庫本は1000円くらいするものが多い。
出版社がぼったくっているわけじゃないと思います。
最低賃金が安すぎる。
健康で文化的なくらしができる賃金でなくっちゃいかんと思います。
著者のファンタジー『八咫烏シリーズ』が好きなので、読んでみた。
異世界へのファンタジーになるのかな?と思わせておいて、実は違っていました。
第二次大戦で従軍した元兵士が、心の中に持つ『加害者としての自分』。
それが、娘や孫などに受けつがれて、フラッシュバック。
自分たちは精神を病んでいる?
でも兄弟で幻視、幻聴の内容が一緒、これは何だ!
ということでほりおこされていくおじいさんの体験…。
おじいさんは元兵士、故人です。
満州開拓民の大変な引き上げ体験も軽く触れられています。
ちょっと消化不良。
読みたかった本、文庫になるのを待っていた。
宮部みゆきの百物語シリーズ。
矢印注目。中古品の方がお値段高いし、プラス送料もかかる。
買う人いるんかなあ。
これは6月14日発行の本。
すぐに中古が出るのもすごいし、新本よりお値段高くなるのも不思議。
私?
送料あわせて新本より安くなるのを待つのか、
近所の書店で新本買うのか迷い中。
巷説百物語シリーズ~書楼弔堂~京極堂(榎木津探偵)シリーズ。
この三作品、人物と物語の一部が続いていることを発見。
江戸末期~明治初期~昭和と時代は変わっています。
もちろん一人が生き続けるわけではないけれど、
登場人物の先祖が物語の中に出てきて、
それが京極堂シリーズにもエピソードとして出てきたりする。
「後巷説百物語」には、京極堂シリーズの「陰摩羅鬼の瑕」に出てくる由良伯爵が登場。
「書楼弔堂」には、京極堂こと中禅寺氏のおじいさん(?)が登場。
最初に読んだのは京極堂シリーズ。昭和20年代から30年代くらい?
まだ戦争によるダメージが回復し切れていない時代。
登場人物のハチャメチャ(特に榎木津探偵ときたら!)を大いに楽しみつつ、
不思議な出来事の解明も楽しみました。
次は巷説シリーズ。江戸末期から明治初期。
世の中の「不思議」は作為的なもの、といった感じでしょうか。
冒険活劇的に楽しみました。
書楼弔堂。明治中期。
ここには由良伯爵の話もちらっと。後巷説百物語に出ていた警察官の矢作氏も。
勝海舟、泉鏡花、尾崎紅葉、巌谷小波、教科書で名前を聞いたことのある作家さんたちも。
続きが待ち遠しい。
暮しの手帖 2・3月号
お料理、働く人の法律ガイドもよかった。
キッシュ、昔下宿でよく作ったよねと思いだしました。
あの頃はたいした道具もないのに楽しくやっていたなあ。
と読んでいて目にとまった記事。
「みらいめがね」というコラム。
一部を引用します。
特にここのところ。
今どきのネット社会を考えさせられる。
友人たちとおしゃべりしていて「普通は」と言われたとき、
それは私の普通と違うし、と思うこともあります。
「 普通はそうやろ」という言葉は、「自分はそう思う」の言い換えなんでしょうね。
自分の言動に注意しなくては、と思わせるコラムでした。
パラレルワールドのビクトリア女王時代のスパイ物語。
スパイと言ってもスパイ学校の話。
あたりまえに吸血鬼、人狼がいて、そして、上流家庭にもメカ執事、メカ使用人があたりまえ。
ハラハラドキドキ、ミステリーあり、恋愛あり、冒険あり。
主人公は家で持て余されたおてんば娘。
花嫁学校(フィニッシングスクール)に入れられたはずがスパイ養成学校で…
卒業(フィニッシング)までの冒険、友情、恋愛ものがたりです。
スパイ養成だから、社交界デビューの学習もあり「失神の方法」など、笑ってしまうこともいっぱい。
エピソードの一つ、イギリス征服(?)をめざす組織が、
ロンドンで使われている様々な機械を上空から操作して反乱を起こさせ、
兵器メカを使ってイギリスを自分のものにしようとするのを
主人公が仲間たちと阻止するというのがありました。
現代のコンピュータシステムもハッカーが組織的に企んだら、ぐちゃぐちゃになっちゃうよねと感じました。
こんな物語を読むと日本史が好きになるかも。
西行も清盛も文覚上人も…
あくまで物語なので史実そのものではないでしょう。
でも、歴史書は勝った方に都合よく編纂されるものですから
そっちもまったく正しいわけでもないでしょう。
私としては、楽しく読めたらそれでよし。