こんな物語を読むと日本史が好きになるかも。
西行も清盛も文覚上人も…
あくまで物語なので史実そのものではないでしょう。
でも、歴史書は勝った方に都合よく編纂されるものですから
そっちもまったく正しいわけでもないでしょう。
私としては、楽しく読めたらそれでよし。
こんな物語を読むと日本史が好きになるかも。
西行も清盛も文覚上人も…
あくまで物語なので史実そのものではないでしょう。
でも、歴史書は勝った方に都合よく編纂されるものですから
そっちもまったく正しいわけでもないでしょう。
私としては、楽しく読めたらそれでよし。
整理をしていて出てきた本。
随分と昔に購入した本。
この中に収録されている作品で1970年の作品、「かたっぽのふるぐつ」。
公害列島まっただ中の日本。
石油コンビナートは汚染物質を出し放題。
ざくっとまとめると、そのなかでぜんそくで死んだ少年とその周囲の少年たちの話。
現代中国の大気汚染もすごいけれど、
この日本だってほんの50年ほど前はすごかった。
それを思いだしました。
萩尾望都さんは社会は的な先品も発表していたんだな。
デビューから追っかけていたわけではないけれど、
彼女の作品にははまってしまっている。
一気に読みました。
糺の森に生息する由緒正しい名門(?)のタヌキのお話。
有頂天家族 (幻冬舎文庫) | |
クリエーター情報なし | |
幻冬舎 |
途中の京都の町の説明、これはきっと京都大学出身?
と思ったらそのとおりでした。
熊野神社やなんやかや、
学生時代にウロウロしていた界隈がいっぱい出てきて懐かしくも楽しい。
さて現実の世界では糺の森にマンションが建設されようとしていて
小説の主人公が住むところがなくなりそう。
マンションやホテルだらけの街に変わってしまったら
京都観光に来る人いなくなってしまうんじゃないかしら。
今の市長は東京資本(納税は東京、京都にはお金が落ちない)の誘致に一生懸命。
京都市のほとんどが60キロ圏内にずっぽりはいる福井の原発再稼働にも反対しない。
観光客が来るところは整備しても、周辺部はほったらかし。
この京都で、バスが一時間に一本しかないところがあるんですよ。
しかも人口が非常に多い伏見区で。
市長選挙で続行が決まったようだけれど、
こんな、京都を壊していく市長ではこの街で生きていくのがしんどくなりますね。
両作品ともに映画化やテレビ化されたもの。
映画もテレビも見ていないけれど
購入のきっかけになりました。
ある日、アヒルバス (実業之日本社文庫) | |
山本 幸久 | |
実業之日本社 |
物語自体もなかなか楽しかったですよ。
新人養成だとか、女性が働き続けることの難しさなど、
職業の枠を超えての共通点もあり、
共感を持って物語世界に没入してしまいました。
ガイドさんって勉強いっぱいの大変なお仕事だなと改めて思いました。
・パンプスで揺れるバスの中こけないようにしなければならない。
・風景を見ずに案内しなければならない。
・え~ッとなんて言ってたら通り過ぎてしまう。
etc.
蜩ノ記 (祥伝社文庫) | |
葉室 麟 | |
祥伝社 |
テーマは結構重いんだけれど、一気に読んでしまいました。
感想をまとめるのがとても難しい作品です。
大晦日のさだまさしの番組で映画の紹介をしてて歌は好きだったのでつい買ってしまいました。
一人の医師についていろいろな人が語るという切り口。
ケニアの少年が彼の影響を受けて医師になり東日本大震災の医療ボランティアで日本に来て…。
きれいにまとめてあるけれど、ちょっと物足りないかな?