7月31日、勝持寺に行ってきました。
花の寺として知られているところです。
ナビに案内されながらなので道が全然覚えられませんね。
長年京都に住んでいても足を運ぶのは初めてです。
駐車場は宝菩提院願徳寺と勝持寺共通。
せっかくだから願徳寺の仏像拝観もしてきました。
庭園はなく仏像拝観だけとのこと。
駒札によると…
宝菩提院願徳寺
当寺は山号を仏華林山 宝菩提院 願徳寺とする天台宗の寺院である。
寺伝によると奈良時代の少し前、白鳳八年(六七九年)に
持統天皇の願いにより向日市寺戸に創建された寺院で、
当時は一キロメートル四方に伽藍のある、天台密教の秘宝を行う大寺院であった。
応仁の乱と信長の兵火により諸堂ことごとく灰燼となり、
江戸時代に家康の加護を受けたものの、平安時代の面影は失われた。
昭和三七年(一九六二年)に寺戸からこの地に移転、再建された。
本尊に祀られる国宝仏である如意輪観世音菩薩は、
平安時代(七九四年~一一八五年)初期のお姿で、
唐よりの渡来仏であるとする説、あるいは渡来人の作であるとする両説がある。
座り方は踏み下げの像。
左手は施無畏の印、生老病死の四苦から解放してくれるという、仏教の真理を現し、
右手は予願の印で、願いをかなえてくれるという、
現世利益(「げんせりやく」と読むんですって)を現す。
寺宝として、薬師如来、青不動(軸)、太子二歳像などを蔵している。
京都市
どこもかしこも応仁の乱?
あと、天台宗だから信長も。
宝物館のような所、ご本堂かしら?
中に入ったら明かりのスイッチを自分で操作。
空調が効いているのでしばし仏さんを見ながらゆっくりさせていただきました。
仏像の撮影は不可なので、リーフレットから。
「踏み下げ」の足は今から歩き出そうという感じで座面から出ている感じ。
静と動、併せ持った仏像です。
全身写真があったらよかったのにね。
お堂から下界を望む。
庭園ではなく、ちょっとした庭はありました。
庭に石棺が。
子どもサイズ。
小さい理由の説明が。
次は勝持寺です。
願徳寺を出てしばらく歩いたら見えてきました。
一気に緑豊かな感じになりました。
タクシーや身体の不自由な方はここまで車でOKみたい。
車止めのさらに奥。
こちらも天台宗寺院。
緑の時期なのでよくわからないけれど、サクラとモミジがいっぱいです。
足もとにはホトトギスの群生。葉先が少し枯れていますね。
メインの仏像が展示されたところはしっかり空調が効いて心地よい。
この扉の中です。
仁王像は愛嬌があって、職場の先輩とちょっと似ていたりする。
撮影不可が残念です。
各お堂を巡ったけれど、境内で道に迷ってしまった!
石のお不動さんが祀ってあって近づいて見えるようになっていました。
このお堂の奥にライトアップされていたんです。
お堂を回って…
石窟の中にお不動さん。
ここ勝持寺は西行が暮らした場所ですって。
さくらは植樹されたものだけれど、モミジは自生。
ここの売りは桜と紅葉のようで、絵はがきも桜と紅葉の写真でした。
さくらの好きな西行はあちこちにゆかりのところがありますね。
ずっと以前に行った吉野にも西行関係のところがあったように思います。
境内の池に観音像。
帰り、出口出てから方向間違い。霊園の方に行ってしまって引き返しました。
初めての場所は方向音痴がばれちゃいますね。
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