みどりの野原

野原の便り

6月3日 私市 府民の森

2007年06月04日 | Weblog
私市の大阪府立大学の植物園へは何回か行ったことがあるが、辺りをハイキングするのは
初めて。地図を見ると、いろんなコースがあって面白そう。

今日は日の出橋から川沿いに下り、川を渡って葉桜のトンネルをくぐり、200段ぐらいの
階段を登って妙見山~星田園地~星のブランコ~クライミングウォールのそばを通り~
川沿いに私市駅の近くへの、1周コース Mさんの案内である。

キササゲ・ウツギ・スイカズラ・イボタ ニガナやブタナ、ツルアリドオシなどが花をつけていた。


 ケムシ2種 恐ろしいほどケムシだらけだった。

「星のブランコ」というのは吊り橋のことだった。全長280mでかなり長いが、橋の板もし
っかりしていて、十津川の吊橋を知っているものとしてはまったく不安は感じない。
高さは最大地上から50mとのことだ。
樹冠を見下ろすキャノピーウォークのようだった。

クライミングウォールでは何人かの若い人が切り立った壁に挑んでいた。
横に子供用のもあり、小さな子供も楽しめるようになっていた。

 
        星のブランコ                   クライミングウォール

野鳥の会のSさんのお話の又聞きであるが、(お話をされている時そばにいなかったもの
で)そのクライミングウォールの横の方の岩のところで、ハヤブサが2羽のヒナを育てて
いたそうだ。
それが、ある日、ヒナの一羽が岩の隙間に落ちて、親鳥も又そこから出られなくなってし
まったそうだ。
残った1羽のヒナは誰かに助け出されて、動物病院へ運ばれたらしいが、野生に戻ること
は出来ないらしいと聞いた。つい先日のことだそうだ。

ヒナは元気に育つだろうか。父鳥は来年うまく相手を見つけることが出来るだろうか。

ビトンの小屋への下り道、道端に大きな切り株がいくつもあった。よほど邪魔になったの
かと見ると、ヒコバエが出ていた。
見慣れない葉だ。「これは何の木?」と聞かれる。

よく見ると、葉は1種類ではない。
1つは10センチ~15センチのキョシのない長い葉。
もう1つはネムノキそっくりの葉。2種類の葉が付いている。
株によっては長い葉ばかりのもある。また長い葉の先からネム状の葉が出ているのもあ
る。
ひょっとして・・「メラノキシロンアカシアかも・・」と答えたが、自信はなかった。
でも、こんな異形の葉を付けるのは、ユーカリかこれかしか思いつかない。
帰って調べてみようと思っていたら、だいぶ下ったところに名札が付いていて、間違いな
い。

 
         メラノキシロンアカシア

「やったー。すごいわ私!」難しい名前が出てきたことに自分で感心してしまった。
(お笑いください)
なんでもすぐ忘れるぼんやり者だけれど、たまにはこんなこともあるのね。
もう何年も前に、どこかの公園で教えてもらったのだった。

その名札の付いた大きい木はすべて長い葉ばかりだった。
どうしてこんな葉の付き方になるのかな?

山の下り道や川沿いの道にイタチハギ(クロバナエンジュ)がたくさんあり、花盛りであ
った。


         イタチハギ
コメント (2)
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