みどりの野原

野原の便り

6月14日 明日香のホタル & エゴノネコアシ

2007年06月14日 | Weblog
光ってる!光ってる! 
ちょうど夕刻からいっそう激しくなった雨が、すこしはましになった8時ごろ、
甘樫丘を東に回りこんだあたりの草むらで、先ずホタルの光を見つけた。

こんな雨で見れないんじゃないかと心配していたのでうれしい。

川の中は水も少なく、丈の高い草が茂っている。
その草の中にもいくつか光を見つけた。

そのうち雨も小降りになってきて、ホタルが1つ2つ飛ぶのが見られた。

草むらのホタルを捕まえて見た。確かにゲンジボタルだ。
道を挟んだ植木の高いところにも数匹光っている。

天気がよかったらもう少し飛ぶだろうが、こんな天気でも10数匹見れた。


            ゲンジボタル

他の町からもホタルを見に来た人たちもいた。

みんなを和ませるホタル。飛鳥川にもっとホタルが増えるといいな。

芝生広場で育成するためのホタルを少し採集した。
 
今日近畿地方も入梅した。いよいよホタルのシーズンだ。


ホタルを見る前、まだ明るい時、甘樫の丘を歩いた。
植栽のホタルブクロ・ササユリの他、ヤマボウシ、自生のコマツナギ・クララ
・アカメガシワの雄花(お株)も咲いていた。
 

             コマツナギ

花の終わったエゴノキは実をつけていたが、立派なエゴノネコアシ(虫えい)が
できていた。
ちょうどかんきつ類の「仏手柑」の小型のようなかわいい形だ。
猫の足に見立ててこんな名前になったんだろう。

 

エゴノネコアシ
知ってはいたが中はどうなっているのかは知らなかったので、一枝(一足?)
もらってきて、家で開けてみた。
小さいアブラムシが何匹かいた。「足」を部屋として住んでいるらしい。

ネットで調べて見ると、エゴノネコアシアブラムシというものが冬芽に卵を産み、
側芽が異常発育してこんな形になるらしい。
「足」の中で子供が子供を生み(単位生殖で殖える)やがて羽が生えて外に出る
そうだ。

そしてアシボソ(イネ科 前に見たことはあるが今みてわかるかどうか・・)に
移り住むらしい。近くにアシボソがあるのかな?

形がかわいいので置いておこうと思っていたが、外に出てくる前に始末せねば。


・・というのは、実はうちのご主人様は虫が大嫌い。

先日も居間に1センチあまりの長虫が1匹いて、なぜかご主人様の部屋にも1匹。
「なんでこんなもんおるんやろ?」と聞かれて、「なんでやろ~な~」とぼけておいた
が、きっと私のせいに違いない。

「おまえなあ。草を持って帰るのはいいけど、虫を連れてくるなよー」と言われたこと
もあるので、今回はそんなことにならないように・・・・・
残念ながらビニールにくるんで捨てた。


コメント (2)
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