つくば植物園で咲いています。説明板によれば、カリマンタン島(ボルネオ島のインドネシア領)原産のレナンテラ属のランです。葉は細長く、花は紅色の中に斑点のある5弁で、「大の字」のような形をしています。葉と茎の交点付近から花茎が伸びています。花の重さで下に垂れ下がるように咲いていました。始めてみたときには、ハッと驚くような紅色の鮮やかな花で、遠くから見ても存在感があります。
つくば植物園の温室で咲いていました。小さな鈴のような白い花が多数ぶら下がって円錐状の花序を形成しています。沖縄県北部、奄美大島などの山地の渓谷に自生していたようですが、盗掘などで近年絶滅が恐れられているようです。絶滅危惧種に指定されています。学名は「Pieris koidzumiana Ohwi」、ツツジ科の常緑低木です。園芸用には出回っているようですが、自生地は保護して欲しいものです。写真は2月24日に展示されていたものに更新しました。